Call me Iqo.Pls!

月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

みずがき山森の農園キャンプ場で初家族キャンプ。

はじめに。

友人に誘われて初めて家族キャンプに出かけてきた。私は2年前にナツオと二人でキャンプに出掛けて以来。

 

www.iqo720.tokyo

 

家族旅行経験がほぼない妻に至っては人生初キャンプとのこと。とても楽しみにしていた。

なにぶん初心者の我が家。全て友人にお任せ。イクオ家の歴史に刻まれる初キャンプ場は山梨県にあるみずがき山キャンプ場。

mizugakiyama.com

場所は八ヶ岳の手前あたり。中央自動車道を利用して順調ならば都心から3時間ほどの好立地。このキャンプ場はキャンプ・アンド・キャビンズとは異なり、Wifiも電源も用意されていない、いわゆる世間一般的なキャンプ場だった。

 

キャンプの流れ。

キャンプ場到着までから出発までの流れはこのような感じ。

キャンプ場までが一苦労。

キャンプ場の入口まではしっかりと舗装された道路。ただし、いろは坂や箱根のような急カーブやヘアピンカーブが続いていく。交通量は少なかったので危険な思いや余計なプレッシャーを感じることなく進める。しかし、入口手前からが一苦労。キャンプ場の入口からキャンプ場まではいわゆる山道。プリウスが上下に激しく揺れる揺れる。更にほんの数メートルだが丸太橋を二度渡らなければならず、プレッシャーが半端ない。目測を誤ったら小川に確実に落ちるような小さな橋。高さはないし、小川なので落ちても大事故にはならないが怖いものは怖い。ナツオ曰く「ジェットコースターだ!すごい!」と叫ぶほどにスリル満点の道だった。

乾杯しながらご飯づくり。

一苦労してキャンプ場にたどり着いたらもう運転とはおさらば。ようやくお酒が飲める。子ども達は子ども達同士で遊ばせて私は友人と乾杯しながらご飯づくり。今回のメニューは「焼き鳥」「ローストビーフ」「燻製料理」「焼きそば」。いわゆるキャンプバーベキューではなくしっかりとした料理。二家族八人がしっかりと食べきれる量で美味しい食事を友人にお願いしていた。

ローストビーフと燻製料理は完全に友人にお願いし、私が担当したのは焼き鳥。「串打ち三年、焼き一生」と言われるだけあって初めての焼き鳥は想像以上に難しかった。味付けは友人がしてきてくれたので私は串打ちだけだったのだが、バランス良く串打ちするのがこんなにも難しいなんて。焼き鳥なめていました。これからは串も味わいながら焼き鳥を楽しみます。


f:id:iqo720:20190731201254j:image

子ども達はトランポリンタイム。

私がいそいそと串打ちに励んでいた頃子ども達はトランポリンでひたすら遊んでいた。屋根つきのひとり用トランポリンがキャンプ場に設置されており、子ども達が交代交代でひたすら跳びはねる。おかげでナツオは友人の子ども達ともすっかりうちとけて一緒になって遊んでいた。

トランポリン以外にもおたまじゃくしがたくさんいる小川で安全に遊べるし、山の中のキャンプ場なのでそこかしこが自然であふれている。子どもにとっては遊べないところがないくらいに全てが遊び場。知らない子ども達ともどんどん仲良くなっていくナツオ。そのコミュ力をこのまま20年は持続させてほしい。前途洋々だ。

ご飯を食べ終えたらデザートタイム。

自然の解放感のおかげか食欲旺盛な子ども達。焼き鳥もローストビーフも、持参したガスコンロを利用して作った焼きそばもあっという間にたいらげる。


f:id:iqo720:20190731201447j:image

よく食べるナツオにつられてお友だち姉妹もたくさん食べていた。しかしデザートはやはり別腹。これだけ楽しいキャンプ料理の後のデザートは何かなと子どもに交じって私もワクワクしていた。

友人が用意してくれたデザートはサイダーとラムネを利用したフルーツポンチ。缶詰フルーツやバナナ等を利用した簡易的なもの。ただしポイントはサイダーとラムネ。さすがはキャンプ慣れしている友人。屋外で映え、かつ子ども達が喜びそうなものをよく知ってらっしゃる。フルーツを入れたボウル皿の中央にペットボトルのサイダーを用意し、そこにラムネを入れていくと…。

ラムネを入れる度にシュワシュワと泡が出てくる。見ていても楽しいからやっている方はもっと楽しいのだろう。みんなで交代交代にラムネを入れてシュワシュワとサイダーの噴水を楽しむ。最後にそれを各皿にすくって取り分けたらサイダーフルーツポンチの完成。


f:id:iqo720:20190731201606j:image

楽しいし美味しい。これはキャンプに限らず我が家のバーベキュー時の定番デザートとして採用決定。

花火大会。

たっぷりと食事を楽しんだ後は花火タイム。管理棟前は花火OKなのでバケツを用意してたっぷりと花火を楽しんだ。

シャワーはおあずけ。

キャンプ場にある入浴施設は家族で入れる有料貸切風呂か3分100円のシャワーのみ。当日は小雨交じりの天気であり、標高1,500m近くのキャンプ場はとても涼しく汗をかいていたという記憶はなし。むしろ7月中旬だというのに夜はとても寒く、夕食時はアウトドア用のジャケットが必須なくらい。そんなわけもあり、それになによりとにかく疲れていたのでシャワーは入ることなく夕食後に子ども達はちょっと遊び、私と友人はたっぷり飲んでそのまま就寝したのだった。

f:id:iqo720:20190731201539j:image

宿泊場所はバンガロー。

今回の宿泊場所はテントではなくバンガロー。布団を敷くだけのスペースでコンセントはなし。サザエさんの世界のような電灯がひとつあるだけのシンプルなつくり。形もどことなくサザエさんがエンディングで跳びこむようなあのお家。


f:id:iqo720:20190731201516j:image

大自然の真ん中なのでバンガロー内にも小さな虫がたくさん入ってきてしまうがそれもキャンプの醍醐味。消灯してしまえば何も見えない。見なかったふりをしてすぐに寝てしまった。

モーニングコーヒーでゆったりと朝食。

翌朝はキャンプ場らしく鳥のさえずり声で起床。ガスストーブで湯を沸かしてのモーニングコーヒー。持参したパンとカップラーメンでゆったりと朝食を楽しむ。ナツオもレンタも朝からカップラーメンを食べられてご機嫌。大自然に囲まれてだからか、お友だちと一緒だからか、ガスストーブで沸かしたお湯だからかとにかく美味しく楽しい。ホテルとはまた違う優雅さに包まれた朝食。

お片付け&トランポリンタイムアゲイン。

食後は大人は片付け、子ども達は再びトランポリンへ。大人の本気でテキパキと片付けが進んでいく。ナツオ達は新たな友だちをつくっていた。小学生ともなると勝手に遊びまわってくれるのでありがたい。こちらは集中して片付け作業にとりかかれた。

チェックアウト&解散。

片付けを終えて10時頃にはチェックアウト。預かったキーを管理棟に置いておくだけというとても簡素なもの。そして友人家族とはここでお別れ。ナツオが友人の娘と会ったのはお互いがまだ3歳頃だったので今回が実質初対面。同い年の一年生だが、もう小学生。小学生ともなると初対面の男の子と女の子は一緒に遊ばないのかなと心配していが杞憂に終わった。最初こそお互いけん制し合っていたが大自然の力ですぐに意気投合。山の中をバンガローの中を元気よく走り回っていた。別れた直後はちょっと寂しそう。まだまだ友情の範疇だとは思うがちょっびりアオハルを感じた父だった。

そんな感傷に浸る間もなくまたまたやってきた山道。落ち着いて丸太橋を二本渡り、ぐわんぐわん揺れながら中央道を目指す。渋滞対策として途中の地元スーパーでお弁当類を、シャトレーゼで甘いものを購入していざ東京へ。大きな渋滞にはまることもなく安全運転で帰宅した。

 

キャンプ場の主観的注意ポイント。

とっても楽しかったみずがき山のキャンプ場だが主観的注意ポイントを少し。

ちょっとだけ山道。

本文でも触れているが、入口からキャンプ場まではちょっとだけ山道。プリウスで問題なく行けたし、短い距離なのであっという間だけれども真っ暗だったら危険。明るいうちに行った方が無難。

予約変更は直接連絡ではなくサイト経由で。

食事用に椅子のレンタルを事前予約しようと連絡したら変更に関しては予約サイト上でしかできないと断られてしまった。レンタル備品は布団から椅子、炭焼き用のトングまで一通り揃っており、当日はバンガローもテントサイトも満席だったが数はだいぶ用意されていた。事前予約するならば最低限の分だけにして、追加分は当日の状況次第でも十分に対応できると感じた。

スマホの充電は可能です。

サイト内に電気コンセントはなかったが管理棟にはスマホ充電用にコンセントが開放されていた。充電ケーブルは持参必要だが充電に関しては大丈夫。ただし数に限りがあるので譲り合いは必須。

困ったら親切なスタッフにすぐに相談を。

スタッフの数は多くみなさんとても明るくて親切な方ばかり。困ったことがあれば気軽に質問できる雰囲気だった。困ったら臆することなくまずは相談を。きっと力になってくれるはず。そう強く感じさせるほどに感じの良い人達ばかりだった。

 

おわりに。

友人家族の事前準備や当日の気くばりのおかげで最高に楽しい夏の思い出ができた。本当に楽しくあっという間の二日間。キャンプ初参加の妻も虫や共同トイレ(とても清潔!)の事など気にもかけずに楽しんでいた。「毎年キャンプに行きたい!」とまで言うほど。ただしやはり私は頼りにならないようで、行くならば友人のようにキャンプ慣れした人と一緒でなければ不可とのこと。そして合理的な妻らしく準備や片付けに時間がかかり、保管場所も考えなくてはいけないのでテント泊も不可とのこと。いちいちうるさいがキャンプを楽しんでもらえたのは何より。また来年も家族みんなで楽しみたい。

と単純な私はキャンプ礼賛をしているが、帰りの運転中は哲学的な事を考えていた。「不便の極みであるキャンプになぜに人は喜んでお金を払って楽しむのだろうか」と。GAFAのおかげで便利さに溢れた現代。お金を払ってまで寝床の準備や火起こしを嬉々として楽しむのはなぜなのだろう。ゆるゆると盛り上がっているキャンプブームの根本にあるのは果たしてなんなんだろう。「そんな時代さ」の一言で片付けられるものでもない。不便の極みの向こうに何があるのか。キャンプ道は奥が深くて楽しさにあふれている。その答えを探す為にもまたキャンプにいかないと。