Call me Iqo.Pls!

月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

息子のおともだちがお泊まりに来た話。

はじめに。

ここのところ家族ぐるみで旅行するのが保育園ではやっているよう。親同士仲が良いというのはもちろん、卒園したら小学校が分かれてしまうお友だちも多いので思い出づくりといったところか。我が家も誘われる機会は多いが、妻は土曜も仕事(しかも土曜は私が休みで保育園がないだけにいつもよりがっつり気味)なのでなかなかご一緒できないでいる。
保育園では毎週月曜日に週末の様子を発表しあうらしく、ナツオ@年長さんの話を聞いていると「AくんとBくんは一緒にキャンプに行ったんだって。CちゃんとDくんはUSJに行ってきたらしいよ。」なんて話をよく聞く。


空ちゃん登場。

保育園でのそんな話に影響を受けたのかナツオと仲良しのあの空ちゃんが「ナツオくんのお家にお泊りに行きたい」とよく言うようになっていた。
「それはきいてみないとわからない。」のあの空ちゃんである。

www.iqo720.tokyo

 
空ちゃんのところも小さい弟がいるので旅行に行くのはなかなか難しいよう。だからか空ちゃんに保育園の送迎で会うたびに屈託のない明るい笑顔で「ねーねー、ナツオくんのパパ(ママ)、ナツオくんのお家にお泊りに行ってもいいでしよ?」とかわいくおねだりしてくる。
狭い家だが女の子ひとりくらいを泊めるスペースはある。ただし、相手は嫁入り前の女の子。私たちの一存でOKなどだせるわけがない。「空ちゃんのパパママがいいよ。って言ったらいつでもいい。」とおねだりされるたびに返答していた。

空ちゃんのパパママは「大変だし悪いからいいよ~。」といつも遠慮されていたが、あまりにも空ちゃんが払たちにかわいらしく聞いてくるので我々も無下にできない。「こっちは大丈夫ですよ。」といつも返事をしていた。
そしてどうせならば寒くなる前にやっちゃおうということで実現したのが今回のお泊り企画。前回ナツオがお友だちのお家にお泊りしたときと同じような展開でお互いに気楽な会とすることにした。

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まずはたこ焼きパーティー。

空ちゃんのお家にお出かけして夕食を兼ねたたこ焼きパーティー。そしてそのまま空ちゃんを連れて帰ってのお泊り会とした。空ちゃんは夕食の合間に自宅でお風呂とお着替えを済ませてもらい、我が家では寝るだけというシステム。これならば双方にとって負担が少なくてすむ。
たこ焼きパーティーには仲良しのもうひと家族も参加しての楽しい宴となった。大人6名、子ども5名の賑やかなご飯。
年長さんにもなるとさっさと食べて遊んでくれるのでずいぶんと楽になったと実感。ご飯だけ用意すればおしゃべりしながら食べてくれる。しかも早くおもちゃ等で遊びたいからテキパキ食べてくれる。実に楽。昔は一緒に横に座って食べるのを手伝っていたことを思い出すと雲泥の差。食べ終えた子ども達は元気に子ども部屋で遊びだす。
ここからはおとなタイムの始まり。集まった3家族はナツオ達がゼロ歳クラスからの同級生。もうお付き合いも6年目。おかしいくらいに仲が良いパパママ会のそもそものきっかけは朝の送り時間が一緒のこの2人のパパさんに声をかけて3人で飲み会をしてから。その輪がどんどん広がって今の大きな輪につながっていった。この3家族はオリジナルメンバーなだけに本当に気心のしれた関係。盛り上がらないわけがない。「そろそろ子ども達を寝かせなきゃ」と30分ごとに言いつつ、そのたびに最後のはずのボトルが空いていくという幸せな時間。
6年も子育ての苦楽をともにしているし、どの子もゼロ歳から知っている関係なので、みんながみんな親戚のおじちゃんおばちゃん状態。どの子も自分の子どものように可愛いし、それゆえに危険を伴う悪いことをした時には自分の子どもと同じように厳しく叱ってくれる。
この関係はこの先も続いていきそうでママ友は「なっちゃん(ナツオ)が悪いことしているのを見かけたら、昔はかわいいおち○ち○出しながら歩き回っていたのに、今はこんなになっちゃって…って悪そうな仲間の前で辱めて更生させるから安心して」なんて謎の宣言をしてもらうほど。保育園の話や一緒にお出かけした思い出話でひたすら盛り上がり、気がつけば22時近く。旅行の夜のようなひたすら楽しい時間。しかしレンタ@1歳が寝落ちしたタイミングで名残り惜しくもお開きとなった。


わが家へようこそ。

いざお泊りの段階で寂しくなってドタキャンになっちゃうかなとちょとだけ心配していたが、さすがは空ちゃん。そんなことはなかった。
「よし、ナツオくんのおうちに出発だ~!」と元気よくリュックを背負い、ナツオの手をひいて我が家までさっそうと歩きだす。
いいね。夜は短し歩けよ乙女!
家に到着すると今度はナツオのターン。ここぞとばかりに自慢のおもちゃを出し始める。仮面ライダービルドのベルトやレゴ等。弟のレンタも真似してよちよち歩きだしてお気に入りの絵本を空ちゃんに渡しだす。1歳なりのおもてなしか。そして3人でまた仲良く遊びだす。時刻はまもなく23時だが、今日は非日常だからよしとしよう。
ちょっと遊んでようやく就寝タイム。2人の就寝用にリビングに簡易テントを広げてその中に布団をセット。

空ちゃんはテントに目を輝かせ、「キャンプごっこだ!ナツオくん、おしゃべりしながら寝ようよ。」なんて言っている。

ナツオもまんざらでもなさそう。2人の仲睦まじい様子に、「このまま2人が結婚なんてしちゃったら素敵だ。空ちゃんがお嫁さんならば最高だし、彼女のパパママと親戚になれたら気軽に遊べて楽しいね。」なんて夫婦で話しているバカ親2人。
リビングのドアは開放したままにして大人も子どももようやく就寝。楽しい夜だったと幸福感に包まれながら寝ようとするとここでまさかの展開に。

 

チキンなナツオ。

ナツオが私の布団にやってきて私の手を引っ張り「一緒に寝ようよ。」と起こしてくる。カエルの子はカエル。チキンなナツオは大人が一緒じゃないと怖くて寝られないらしい。「横に空ちゃんがいるから大丈夫だよ。」と諭しても頑なに拒む。

あげくの果てには「ぼくはおとーさんと一緒に寝るから空ちゃんはひとりで寝ていていいよ。」 と言い放つ。かっこ悪いことこの上ない。
これではあまりにも空ちゃんがかわいそうなので私もテントで寝るはめに。
「なんでナツオくんのパパも来るの?大人はダメだよ。狭いよ!」とブーブーの空ちゃん。デートについてくる過保護な親、又はファザコンな息子のようで恥ずかしいことこの上ない。ナツオの男気を見せるチャンスだったのに…。

私がテント入りするとにブーブーな空ちゃんだったが、テントに入ればまたご機嫌に戻ってくれた。そして空ちゃん、ナツオ、私の3人という謎の川の字フォーメーションで寝る展開に。なんだこのドリカム状態。

しかし肩寄せ合って子ども達がこしょこしょとおしゃべりしているのは、いとうつくしきもの。「今日のたこ焼きパーティー楽しかったね。来週は遠足だね。一緒にお弁当食べようね。」なんてこしょこしょのつもりで大声で会話している2人。
なんだこのふわふわした天国のような空間は。もっと聞いていたかったが瞬殺で寝入る子ども達。そしてこっそりテントを抜け出すつもりがそのまま寝入ってしまった私。気がつけば朝となっていた。

モーニングコールは子ども達のキャッキャとした声。遅くまで起きていたってのに早起きしてお絵かきして仲良く遊んでいる。
改めて我が家に女の子がいる、というのがなんだか新鮮でふわふわしてくる。妻は空ちゃんに頼まれて髪をとかし、悪戦苦闘しながらリボンで髪を結っていたがとても楽しそうであった。ナツオとは違う女の子らしいやわらかい髪の毛の感触にドキドキしていた。
その後はみんなで仲良くホットケーキを焼いて朝食を食べ、お昼前にお迎えにきたパパさんに空ちゃん引き渡して、とっても楽しかったお泊り会は無事に終了。
子ども達は名残惜しむことなく「また明日保育園で遊ぼうね。」と元気にバイバイ。また明日が当たり前に続いていくい毎日が羨ましくなる。


おわりに。

空ちゃんのいなくなった我が家。夜から朝にかけての数時間の滞在だったのに早くも空ちゃんロスに襲われる。「女の子がいる生活もいいね。ナツオがひたすら楽しそうだったね。」という話から飛躍して、ナツオが早く結婚して空ちゃんみたいなかわいらしい女の子が我が家に来てくれないかななんて話題になってしまう。まだまだまだ子育ては果てしなく続くってのに早くもお嫁さん問題。その前に我々が子離れできるかどうか不安だってのに。

とにもかくにも幸せに包まれた一夜だった。しかし楽しかった時間は本当にあっという間で空ちゃんを見送るときの心に穴が空いたような寂しさといったらもう…。竹取の翁の気持ちがちょっとだけわかった気がする。