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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

コロナ禍での運動会事情。

はじめに。

コロナ禍も早いところでシーズン2。もう牧歌的なあの時代には戻れない。
私の住む地区では毎年春が運動会シーズン。当初予定では保育園、運動会ともに5月下旬の予定だったが緊急事態宣言のおかげで順調に延長。緊急事態宣言の解除を待っての運動会開催となった。

昨年の様子。

やることなすこと全てが初めての昨年。コロナのファーストインパクトは大きかった。初めての緊急事態宣言で世間は大混乱。小学校は休校となり、分散登校を経て徐々に通常運営。
そういうわけもあり春に予定していた運動会は小学校も保育園も中止。去年は授業数確保の為に小学校は夏休みが短かったこともあり、運動会に力を注ぐエネルギーはなかったのだろう。個人的には秋に延期してくれてもと思ったのだが、密となる要素が大きいからリスクヘッジの観点からも難しそう。いたしかたなし。ただ、応援合戦も含めて運動会での真剣な様子は胸にぐっとくるものがあったので、思い出作りのためにせめて六年生だけでもやらせてあげたかった。

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2021小学校の運動会。

そして迎えたシーズン2の今年。緊急事態宣言の為に当初開催予定日が延期となり、緊急事態宣言の解除を待って開催された。今年は今できることできる範囲で精いっぱいに工夫した運動会。いわゆる「運動会」とは異なっているがこれが現実的な妥協点なのだろう。

  • 名称は「運動会」ではなく「運動発表会」
    →音楽発表会、美術発表会と並列の位置づけ。競う場ではなく発表の場。
  • 各学年ごとの発表で生徒も観覧する保護者も完全入れ替え
    →他の学年は通常授業。自分の学年の時のみの参加
  • 発表内容は徒競走とダンスのみ(生徒間の接触リスク排除)
  • 土曜日開催ではなく平日開催(会場が密となるリスクを回避)
  • 観覧可能な大人は各保護者につき1人のみ
    →観覧するには事前に学校に申請し、用意された観覧証を持参して受付

制約は多分にあるが、小学校も色々と悩み考えてくれたことが伝わってくる。「収容定員50%以内で1万人」にもひけをとらないくらいに明確なルールだと思う。事前案内にはわざわざ「会場内では飲酒・喫煙はできません。」とあったがこれはステークホルダーの存在に関係はなく、単純に教育の場だからだろう。当然です。
妻が観覧してきたが、現場は混乱もなく私語もなく良い雰囲気だったとのこと。子どもが真剣にやっているのに邪魔をする親はいない。

ナツオは得意の徒競走で1位になったことでとてもご機嫌だった。ビデオでの映像を見るといつのまにか、かけっこだったフォームが短距離の走りになってきている。コーナーをきれいに曲がってストレートで加速。良い走りだ。
ダンスは小学男子ならではの照れくささが画面越しから伝わってくる。本人は斜めに構えてかっこいいと思っていても大人が見ると一番かっこわるく見えてしまうパターン。「一生懸命に踊るなんてダサい」という思考で嫌々やってしまうのだが、ああいうのは全力で振り切ってやった方が絶対にかっこいい。ナツオが無邪気に踊っていたころがもはや懐かしい。ナツオも思春期を迎えてきているということだろう。

開催に踏み切り、やりきってくれた小学校には感謝しかない。ナツオにとっても良い思い出となったし、生観戦はできなかったがビデオには残っている。

 

2021保育園の運動会。

保育園の運動会も当初は規模を縮小し、保護者1人のみの観覧予定だった。しかし、コロナが猛威を振るいだし、保育園での感染事例がニュースになるにつれてより保守的になったのだろう。当初日程が5月下旬、しかし緊急事態宣言が発令されて6月に延期、そして緊急事態宣言の延長に伴い更に延長。

そして園長先生が悩みに悩んでだした結論が、バッハ会長もびっくりの無観客開催。そしてスポンサーなぞないので映像配信も記録もなし。
平日に「体を動かして遊ぼう会」と称して運動会のようなお遊戯会を行ってくれたよう。その様子は保育士お手製の壁新聞に貼られている。YouTube全盛の令和に瓦版形式。江戸にタイムスリップ。ただし、写真をたっぷりと貼ってくれているので読みごたえはある。しかし、保育園の送迎時にゆっくりじっくりと読む余裕はない。朝も夕方もバタバタで預けたら速攻で駅へ、お迎えも時間ぎりぎりで駆け込む。もったいない。

ただ、レンタ@年中は楽しかったようでご機嫌で色々と話してくれた。本人が楽しんでいてくれたならばそれが一番。

おわりに。

コロナ禍でも先生、保育士といった大人たちが子ども達の安心・安全を一番に考えたうえできる限りのことをやってくれた。そりゃ観覧したい気持ちは多分にあるが、みなさんのご苦労を考えると贅沢を言えない。こんな状況にも関わらず平穏無事に開催してくれたことにただ感謝するのみ。息子達の楽しそうな報告を聞いていると楽しい思い出としてしっかり残ったようでなにより。できない理由、やらない理由を言い出すのは簡単だがそれを考慮してやりきっていくのは大変の一言。今は楽しい思い出で十分だが、もう少し大きくなったら、こんな状況の中で運動会を開催することがいかに大変だったかを感じてくれるようになったら嬉しい。プロジェクトXとまではいかなくともプロジェクトAくらいのドラマと苦労があったはずでしょう。