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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

長男の小学校入学式でした。

はじめに。

4月8日は長男ナツオの小学校入学式だった。当日はあいにくの寒空。前日はぽかぽかのお花見日和だったのがウソのよう。それでもナツオの気分はピーカン。早起きして期待に胸を躍らせていた。入学式用の正装にはぶーぶー文句を言っていたが、保育園に向かう私とレンタ@ 2歳をご機嫌で見送ってくれた。式典は10時20分からと遅いのでナツオはゆっくりだが、レンタは通常保育。私はまず保育園に向かい、月曜の儀式であるお昼寝布団へのシーツ掛け、毛布準備に追われた。無事に終えてレンタを引き渡すと多くの保育士さんから「今日はナツオくんの入学式ですよね。おめでとうございます。」と祝福の言葉をいただいた。他人の言葉で実感がわいてくる。「ナツオもいよいよ小学生か。」といただいたお祝いの言葉を噛みしめながらまた自宅へ戻って行ったのだった。

 

入学式の流れ。

ビシッとスーツに着替え私も準備万端。妻とナツオと通学路を確認しながら小学校に向かうと長い行列が。何かと思えば校門に掲げられた「○○小学校入学式」の看板を背景に記念写真を撮る為だけの列。行列の長さにうんざりして、「我が家の写真撮影は入学式後でいいのでは?」と妻に提案するもあっさりと却下。こういうのは順番が大切らしい。おとなしく並ぶことに。寒空の中20分近く待って記念撮影。
写真撮影終えて受付で入学手続きをしていると六年生が新一年生ひとりひとりに名札をつけて、教室へ連れて行ってくれる。早くも親子離れ離れ。親は体育館で式典開始まで待機。体育館へ行くと保育園のパパ友、ママ友の集団を発見。おかげで待っている間もおしゃべりしながら楽しく過ごすことができた。
尚、入学式の流れはこんな感じ。

  1. 開式の言葉
  2. 国歌・区歌斉唱
  3. 校長先生のお話
  4. 担任、教職員紹介
  5. 新入生呼名
  6. お祝いの言葉
  7. 来賓挨拶
  8. 六年生代表の言葉
  9. 校歌斉唱
  10. 閉式の言葉

さすがは東京。校歌に自然描写が皆無。母校の小中学校には「丹沢」「相模川」といった歌詞が何度も出てきただけに「明るい笑顔」「元気な歌声」といった抽象的な歌詞のオンパレードに違和感を感じてしまった。

 

六年生代表の言葉に感動。

在校生代表として六年生の男の子の言葉があったがこれが偉く立派だった。なにものだろうこの少年は。見ず知らずの少年の言葉がとても胸を打ち、恥ずかしながら感動して涙を流すほどだった。
名前を呼ばれて堂々と前に出てきた少年。手紙やメモなしで登場し、マイクなしのとても張りのある地声で堂々とスピーチ。新一年生ひとりひとりに目線を移動しながら優しく語りかける。「この学校の良いところは二つあります。一つ目は~。二つ目は~。」とスピーチした時には驚いた。聴衆の関心を惹きつけるプレゼン技法なんてどこで覚えたんだろう。そこらへんの新入社員よりも立派なプレゼン&スピーチ。なによりも堂々とした姿勢がとても美しい。ご両親や先生方からさぞかし立派な教育を受けてきたのだろうと思わざるを得ない。もうこのままTEDに出場してもらいたいくらいに立派だった。このスピーチを聞けただけでも入学式に参加した甲斐があった そしてこんな立派な六年生がいるならば安心してナツオを通わせられる。それくらいにとてもとても素晴らしかった。校長先生や来賓のスピーチよりもしっかりと記憶に残っている。パパ友やママ友とも終始この少年の話でもちきりだった。

 

いつまでも変わらぬ校舎の雰囲気。

生徒と保護者全員そろってのクラス写真を終えたら一同教室へと向かう。移動しながら教室や手洗い場をちら見して感じたのは学校ってのはいつまでも変わらないなということ。私の小学生時代と同じような木製の机に椅子。手洗い場は横一面の長いステンレス製。東京でさえこのようなのだから、公立小ならばどこの地域も同じようなものだろう。掃除の時間に粉のだるまクレンザーで遊んだ思い出が蘇ってくる。もう平成も終わると言うのにこの哀愁漂う校舎の雰囲気。学び舎維持法か何かで景観保全するように決められているのだろうか。

 

教室で先生のお話を聞いて解散。

教室では担任の先生が子ども達及び保護者に挨拶をし、その後に持ち物及び一週間のスケジュールを連絡。両親参列が多いので生徒33名に対して保護者は60名弱。狭い教室の中に100人弱が集まるという不思議な雰囲気。教室中がぎゅうぎゅう。平日だろうが関係なく両親そろって参加が当たり前の時代になっているのだと実感した。ナツオのクラスは33名中6名が同じ保育園。よりによって親も子も仲が良い人ばかりなのでナツオも私も一安心。何かあった時に気軽に相談できる人がいるのは心強い。ナツオと仲良しの男の子が後ろの席だったので早速二人でふざけあっていた。お友だちが多くて気が大きくなっているのか、隣の席の女の子に「僕の名前はナツオ。君のお名前は?これからよろしくね」なんて声をかけて早速仲良くなっている。なんだその社交術。私が見習いたいくらいだ。

一通り先生のお話を聞いたら本日は解散。妻は仕事に行かなくてはならなかったので教室に立ち寄ることなく職場へ向かっていた。よって、帰りは久々の父と子の二人きり。ナツオにねだられて私の小学一年生時代の思い出を話しながら仲良く帰宅したのだった。

 

おわりに。

帰宅したら待っているのはご想像の通り大量の名前記入と書類記入。配付された教科書はもちろん、支給されたあらゆるものにひたすら名前を記入。そして大量の書類記入。ITを活用すればもっともっと効率化が進むのになぜに同じような情報を何枚も手書きしなくてはいけないのか。不満ばかり出てきてしまうがそれもきっと今だけだろう。その横でナツオはレンタと一緒に配付された防犯ブザーを鳴らして遊んでいる。保育園からのお友だちがたくさんいたことでちょっと安心している様子。保育園のパパLINEグループでは他の小学校情報がたくさん流れてきたが、他の小学校は二人程度しか同じ保育園から行っておらずみんな不安そうだとのこと。ナツオの小学校は新一年生65名中10名が同じ保育園出身なので本当に恵まれていた。

ナツオには仲良しのお友だちとは更に仲良しになってもらい、加えて小学校ならではの新しいお友だちをたくさんつくって楽しい小学生生活を送っていってほしい。私はパパ友100人できるかな。