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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

小学校の学芸会のレベルの高さに驚いた話。

はじめに。

土曜授業のタイミングで開催されたナツオ@小1の学芸会を観覧してきた。ナツオの通う小学校では「演劇会」「合唱会」「展覧会」を1年交代で開催しているようで、今年が「演劇」の年に当たるらしい。そのために次に演劇が見られるのは3年後の4年生。オリンピックのような仕組みに驚くと共にそれだけに先生方は気合が入ってくるのだという雰囲気を感じた。

とは言ってもナツオはまだ小学1年生。去年の今頃の保育園の劇はまだまだお遊戯の延長で「かわいい~」の一言。小学生になってもまだまだかわいいの延長なんだろうなと軽い気持ちで観覧しに行ったらとんでもなかったのだった。

 

学芸会のレベルの高さに驚く。

保育園の学芸会が開催されたのはちょうど一年前。その時は「年長さんになるとやっぱり違うなぁ」と感心していたが、小学校の学芸会は更にレベルが高くて驚いた。いや、もしかしたら私のレベルが低いだけかも知れないが。

ナツオ達が演じたのはアリババの世界を舞台にしたお話。小学校の学芸会は私の想像以上にちゃんとしていたものだった。事前に台本を読み込んだ上で配役を立候補させてのオーディションが開催され、その結果によって役が決まる。そしてそれから始まる練習会。だからか劇本番ではどの子も立派に演技をしていた。ちなみにナツオは準主役に立候補するものの残念ながら落選。「語り手10」という役どころだった。そしてさすがは昨今の学芸会。全員にセリフがあるし、主役クラスも含めてどの役も基本は2人以上で前後半で交代。だから「大木」とか「草A」といったいるだけの役はない。先生のご指導の賜物だろう。どの子もはっきりと大きな声で堂々としていた。

ナツオは本編の語り手以外に、小学校の学芸会全体の開会宣言をするグループにも選ばれていた。先生のお話の後に真っ暗になる体育館。親である私が緊張している中、ナツオはステージの中央でスポットライトを浴び、大きな声で「ライトに音響、準備はいいかい!」なんて叫んでいた。そのタイミングで明るくなり音楽が流れる。く~、かっこいい。親バカになっちゃうじゃないか。

学芸会本編では出てくる子出てくる子みんなが堂々とした演技をしており、当然ながら完全に演劇。もじもじしている子は誰一人いない。保育園の学芸会でははにかんでしまったり、自分の出番以外の時はふざけてしまっている子がいて、それはそれでかわいらしかったがさすがは小学生。みんな堂々としている。たった一年でここまで変わるものか。最後まで終始圧倒されてしまった。たとえセリフを間違えようとも堂々としている姿はかっこいい。

ナツオが終わった後はせっかくなので次のプログラムである三年生の発表も観劇したものの、一年生が子どもに思えてしまうくらいに更に立派で驚いた。こんなにも違うものなのか。そしてやっぱりみんな堂々としている。ここまでくるとこれは校風だな。ステージ上で恥ずかしがらない子ども達の姿に非常に好感がもてる。

レンタ@2歳が飽き始めたこともあり、私は三年生を見てから帰ったが、高学年の発表も観劇していた義母によると高学年は更にレベルが高くてミュージカルに挑戦していたとのこと。みんなで堂々と歌って踊る姿に感動していた義母。感動して泣いている保護者も多数いたよう。一年生の発表でも十分感動している私。息子がミュージカルを演じてくれた日にはどれだけ涙流すんだろう。小学校はレベルが高いな。

 

合理的な観劇方法に満足度高し。

子ども達の演技にも感心したが合理的な観覧方法にも感心した。学芸会前日が子ども達対象の発表会になっていて、当日は保護者への発表会に設定されている。よって子ども達は自分たちが演劇している時間帯以外は通常授業。観覧席には保護者しかいない。観覧席の構成はステージ→マット席(座敷)→椅子席の順。ステージ目の前のマット席は演技している学年の保護者専用で椅子席はその他の保護者や近所の人たちの観覧用。マット席に座りたい人は対象学年の開演前に廊下に並ぶので観劇の邪魔にはならないし、椅子席はゆったりしている。そもそも座敷にこだわらなくても椅子席でも十分良く見られる。我が家は開演の直前に行ったのでマット席の後方にしか座れなかった。ビデオ撮影すると他の人の頭が映ってしまうもののレンタ連れなので後ろの方が気楽。ビデオ撮影を妻に頼まれなければ椅子席でも良かったくらい。やはりマット席の前方かつ中央エリアに座るには30分前には並ぶ必要があったとのこと。ナツオが主演にでもならない限りは後方で十分。

一年生の発表後はせっかくなので椅子席に移っての観劇。椅子席はがらがらだったのでレンタ連れでも気兼ねなく観劇を楽しめた。この合理的な観劇システムはきっとノウハウの積み重ねなのだろう。良く出来ている。ついつい動線に目が行ってしまう私は感心してばかり。

 

おわりに。

「一年生の演劇なんてお遊戯の延長だろう。」なんて思っていただけに立派な演劇に驚いてしまった。私の小学校では学芸会なんてなかったので全てが新鮮。同様のイベントとしては合唱コンクールや合奏コンクールがあったがどれも平日で保護者の観覧はなかった。小心者の私はそれでも緊張していたから親が観に来ていたらきっと固まって地蔵になっていただろう。それだけに堂々としていた息子もお友だちもみんなアッパレ。

なんにせよこうして小学校の中に入り、一年生だけでなく他の学年とも接する機会があるのは良い。運動会にせよ公開授業にせよ堂々としている子ども達の姿に毎回感心してばかり。人に見せる機会が多いから先生や子ども達に気合が入るのか、それとも見られる機会が多いから先生や子ども達が意識していくのか。どちらにせよ公開することで好循環が生まれている事は確か。こちらも学校側に好感を抱くようになっているし。「公開する事」って大事なんだなってことをIRに携わっている私に教えてくれた気がする。実務担当者は毎回大変なんですけれどね。でもこうやって報われていくんだと信じたい。