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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

【卒園式】母親も父親も大人だけ全員号泣の卒園式。

はじめに。

3月9日は長男ナツオが通う保育園の卒園式だった。3月9日が卒園式だなんて一生の思い出になりそうで羨ましい。ナツオがゼロ歳から雨の日も風の日も夏の暑い日にも冬の雪の日も負けずに通い続けた保育園。卒園と思うと前日からなんだかそわそわして仕事中にふいに涙ぐんでしまっていたが、当日は予想通りボロボロと泣き腫らしていた。

 

卒園式の流れ。

当日の流れはこんな感じ。

9:30登園。

卒園する子ども達及び乳児を預かってもらう。子ども達は先生と最終確認。レンタ@2歳は式の間は通常保育。

子どもを預けたら先生による最終会場セッティングが終わるまで教室で待機。仲が良いパパママばかりなので、正装記念にみんなで記念撮影しあっていた。

尚、卒園式の格好については前日のパパLINEで侃々諤々の大議論だった。スーツで行く?ジャケパン程度?主役は子どもだから私服で充分?修学旅行前の女子高生や合コン前の女子大生のように「明日何を着ていく?」で40歳前後のおじさん達が仕事中な時間から大盛り上がりしていた。どれだけ仲良しなんだよ。結局、ほぼほぼ全員スーツでした。

10:00みんなで記念撮影。

卒園する園児、園長、担任、保護者と関係者全員で記念撮影。総勢65名。通勤電車なみにギュウギュウ。撮影後は子ども達は教室へ戻り、大人達は会場で待機。

10:15開幕、園児入場。

保護者1名は子どもと向かい合わせになるような席に座って園児の入場を待つ。準備が整ったら担任を先頭にして子ども達が入場。みんな緊張していて可愛らしかった。

卒園式は園長先生の言葉、卒園証書授与、来賓挨拶、子ども達の歌、大人達の歌と進行していく。

11:00閉幕、退場。

向かい合わせに座っている保護者に感謝の言葉を述べた後に手をつないで仲良く退場。

11:15全員退場。

残された保護者も退場。家族一緒になり、先生方のアーチをくぐって保育園から出て行く。

11:30園庭で各自撮影タイム。

園庭で仲が良いお友だち同士やパパママ同士で自由に写真撮影。

11:50完全撤収。

卒園式とは言え、年長さん以外は通常保育の子どももいる。そんな子ども達のお昼寝準備があるので時間で全員完全撤収。さらば保育園!また月曜日からよろしく!

 

卒園証書授与&将来の夢を宣言。

最初のハイライト。子ども達がひとりひとり園長先生に呼ばれる。大きな声で返事をしたら前へ出て、みんなの前をぐるっと回るようにして移動していく。その間に担任がその子の様子やエピソードを披露してくれる。園長先生から卒園証書を授与されたら反転してふり返り、将来の夢を大きな声で宣言。ケーキ屋さん、サッカー選手、博士、シェフ、警察官とみんな可愛らしくも熱く堂々と夢を語ってくれた。

ナツオは何を宣言するのか。流れについて聞いてなかったので完全に初耳。末は大臣かお医者さんか。楽しみながらその時を待っていた。大きな声で返事をして前に出たナツオ。卒園証書を受け取りくるっと反転。

「大きくなったら柔術の先生になりたいです!」

おぉーという歓声。そう来たか。選手ではなく、先生というところが目のつけどころがシャープだ。いいぞ、可能性は無限大。息子の夢のためならば体を張って協力してやる。かっこいいぞ、ナツオ。

 

お歌で小号泣。

卒園証書証書を授与がされたら園児たちから保護者へ歌のプレゼント。
曲は「ありがとうこころをこめて」。初めて聞いた曲だったが、歌詞を噛みしめるうちに涙が止まらなくなる。知らない人は検索して歌詞を味わってほしい。とにかく胸にくるから。季節を表す言葉が出てくると連鎖的にたくさんのことを思い出す。夏の暑い中、抱っこひもで蒸れているナツオを抱えて登園したこと、冬の寒い時は抱っこひもの中のナツオをカイロのように抱きしめながら登園したこと。夏のプール準備に冬のインフルエンザやら胃腸炎騒動。37.5℃の壁には何度悩まされてきたことか。6年間のありとあらゆる出来事が色々とフラッシュバックしてくる。ありふれた言葉であるが、今となっては全てがいい思い出。こんなにも感傷に浸れるのはがっつりと保育園に関わってきたからだろうか。おかげですっきりと泣くことができた。

 

親への感謝の言葉で大号泣。

来賓挨拶、保護者から園児たちへのお礼の歌を終えたら本日最大のハイライト、親へ感謝の言葉。名前を呼ばれた園児とその保護者1名が正面で向かい合う。子どもから親へありがとうの言葉を伝え、親がそれに一言返したら手をつないで退場。もうこれがやばかった。私は観覧席で写真撮影をしていたが、最初の子どもが「おかあさん」と呼びかけた瞬間に涙腺決壊。こんなとこまでスラムダンクの例えで申し訳ないが、福ちゃんが魚住の涙を見てぶわぁ~と号泣してしまうシーンを思い浮かべていただければ伝わるだろうか。もう涙でファインダーが覗けない。園児もその保護者も全員知っているのでいちいち泣いてしまう。子ども達の感謝の対象は「美味しい料理」「一緒に遊んでくれること」「いつも笑顔でいてくれること」がほとんど。その言葉の端々に成長を感じてしまって泣ける。「ゼロ歳、1歳から一緒だったあの子が…」と完全に親戚のおじちゃん状態。当然ながら前に立つお母さん方も大号泣。みんな言葉につまってしまっている。
ナツオは「お母さん、6年間育ててくれてありがとう。」と述べていた。「いっちょ前なこと言いやがって」とうるうるしながら見つめる私。妻も正面で涙ぐんでいる。娘を嫁に出すときの気持ちはきっとこの感情に係数を乗じたものなのだろう。こりゃ胸に来るわ。妻はナツオに一言返して手をつないで退場。お色直しの為の中座もこんな感じなのだろうか。見渡せばパパママ関係なく多くの人が涙ぐんでいる。シンプルだけど胸にくる演出。子ども達の感謝の言葉に対してユーモアいっぱいの返事も多く、涙だけではなく笑顔もあふれる、門出にふさわしい良い卒園式だった。

 

最後は保育園の庭で記念撮影。

園児がお母さんと退場したら一旦終了。その後家族ごとに集まって先生が作るアーチをくぐり抜けて園庭へ。卒業記念の看板や園舎を記念に自由撮影タイム。仲の良い子ども達同士や親同士で集まってワイワイガヤガヤ。天気に恵まれたので青空が映えていた。卒園はしたものの、また月曜からお世話になるのでなんだか不思議な感じがする。 いつものジャージ姿とは違ってこの日は保育士もちゃんとお化粧をして全員正装。なんだか新鮮な感じ。せっかくなのでお世話になった保育士さんとも記念撮影をしたかったのだが、なんだろう。公立だからか全体でしか写真撮影できず。言葉を交わすことすらできなかった。土曜出勤なわけだし、仕事の範疇は卒園式だけで、それ以外の雑談等は業務外となってしまうのだろうか。園庭での写真撮影は在園児のお昼寝タイムに合わせて強制終了。名残惜しくも本当にお開き。

本当に6年間、ナツオがお世話になりました。でももう少しだけ、3月いっぱいはお世話になります。

 

おわりに。

今や日本人にとって3月9日は新たな世界の入口に立つ記念日。きっと3月9日を聴く度にナツオの卒園式のことを思い出していくのだろう。涙と笑顔あふれる本当に良い卒園式だった。

尚、働くみんなの味方、保育園。卒園式をしたものの3月いっぱいは卒園してからもフル稼働。なんだかへんな気持ち。卒園式で号泣しておきながらなんですが、きっと3月29日の最終登園日も涙、涙、涙となることでしょう。