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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

小2に学ぶチャンピオンという生き方。

はじめに。

先日のミニバス体験会お話の続き。

www.iqo720.tokyo

ミニバスに参加するかどうかの中で息子の親友のチャンピオンとしての生き方、帝王の哲学に触れた。ハッとするとともに私にはない価値観なので心の中に留めておきたい。

 

我が家は入団を見送りました。

前述の通り地域のミニバス体験会に参加したナツオ@小2。いわゆる「スポ小」というやつだったので費用はあまりかからないものの、その分保護者にはお当番がある。検討したチームは平日を中心に活動を行うのでお迎えやお当番が負担になってきそう。

  • 隣の隣の小学校のチームなので距離があり、息子は下校次第すぐに行かないと開始時間の16時に間に合わない。
  • 低学年の間は安全の為に終了時に迎えに行かなくてはならない。
  • お当番が月に一回弱あり、担当保護者は16時前から参加しなくてはならない。

といった現実的な理由から参加を見送り。ただ、楽しそうに体験会に参加していたナツオの気持ちも考えた。代替案として平日よりも土日中心に活動している隣の小学校のミニバスチームを検討することにした。まずは現実的に参加しやすいところでバスケを楽しもう。隣の小学校ならば保育園のパパママネットワークで情報も入ってくる。

 

ナツオの親友、リュウタという男。

ここでナツオの親友であるリュウタの紹介。リュウタとは保育園が一緒でありゼロ歳からの仲。ナツオの誘いで柔術を始めてずっと一緒に通っている。保育園のお友だち同士はみんな仲が良いのだが、一緒に遊んでいても群れることがなくどこか孤高の存在。流川ほどにとがってはいないがあんなイメージ。そういえば受け答えはしっかりしてくれるが自分から話しかけてくることは少なく、無口なところも似ている。昔からナツオの良きライバルで運動神経抜群。年長さんの時にすでに空中逆上がりをマスターしていたほど。
昨年にナツオと一緒に出場した柔術の大会。 

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ナツオは銀メダルだったが、リュウタは初参加にして初優勝(体重別なので階級が異なっており直接は闘っていない)。つまりチャンピオンである。

 

チャンピオンという生き方に感銘を受ける。

今回のミニバス騒動もきっかけはリュウタ。
学童にある漫画「黒子のバスケ」の影響でバスケが流行る
 ↓
リュウタ)学童での遊びのバスケに物足りなくなる
 ↓
リ)本格的にバスケができるミニバスチームを探す
 ↓
リ)どうせやるならば強いチームじゃないと俺が強くなれない
 ↓
リ)地域最強チームが体験会を行うこと知って申し込む
 ↓
ナツオ)それを聞いてナツオも参加したくなる。

といった経緯。地理的な条件や練習頻度を考慮せずに「最強」をキーワードにチームを探すのがチャンピオンか。そしてこの一連の流れをリュウタ母は全く把握していなかったのがおもしろい。リュウタと父だけですべて決めていったらしく、ナツオ経緯で聞いたことをリュウタ母に確認して初めて知ったらしい。男前だなチャンピオンは。

練習会に参加したものの上述の通り我が家は入団を見送った。相談するとリュウタ母も同様に現実的な判断として入団を見送り、近隣の通いやすいチームに一緒に体験に行ってみようという話で落ち着いた。

はずだった。

そして事件は起こった。以下はリュウタ母から聞いた話。

学童よりリュウタ母に電話が入る。
「今日からバスケットチームに参加したからと言ってすぐに帰りましたが大丈夫ですか?」
何も知らない母がすぐに父に連絡をとって確認。母の知らないところで入団していたことが判明。すぐに学童に連絡。状況が飲み込めないまま終業後に帰宅するもバスケ中の為に家には誰もいない。しばらく待って帰宅したリュウタと父に確認するとバスケに関しては父が全面的にやる覚悟(お当番やお迎え)で入団したとのこと。
「せめて相談または報告してほしかった。」と言いながら我が家に連絡をくれた。ホウレンソウは大事ですね。

母と相談したところでダメな理由探しで反対されるのがわかっているので父と相談して入団したのだろう。

これがチャンピオンの生き方。帝王の哲学なのかと私は感銘を受けた。やるからには強いところでやる。通用しないかもというネガティブな感情が1ミリもない。隣の隣の小学校なので友人知人は皆無。私だったら不安でしかない。チームメンバーはほぼ全員がそこの小学生なので完全にアウェーな中に単身乗り込んでいくなんて。おじさんは感銘を受けましたよ。現実的な選択しかしてこなかったこの40年を振り替えってしまいましたよ。はなから挑戦をすることなく現実的な選択しかしてこなかったなと。

私の選択って鶏口牛後。高校受験も指定校推薦狙いで地域2番手校へ。そのくせ最後の最後で推薦を取れずに一般受験することになった。就職活動も飲食業ならば大卒少なそうだから他の業種よりかは昇進しやすいかもなんて考えがあったのは事実。それに本当は中学校の時はバスケ部に入りたかったのだけど「練習がきつそう」という噂だけでびびってしまって友人がいた卓球部を選んでいた。その反動で高校ではやってみたかったハンドボール部に入部したから結果オーライだけど。

しかしリュウタは鶏口牛後なんて考えはなく、牛口のみ。ザ・チャンピオン。「ついていけないかも」なんてネガティブな思考がまったくない。「強いチームに参加することで俺も強くなる」というシンプルな考えだけ。かっこいい。

 

おわりに。

蛙の子は蛙。ナツオも私と同じ現実的思考というか消極的な考えになってしまっている。きっとメガネ君タイプ。良く言ってもゴリ。私も日本人だから判官贔屓的な思考。弱いチームを強くするってのもかっこいいけれど、はなから海南大付属やサンノーありきで日本一を目指す思考もかっこいい。

堅実で現実的な選択も大切だけど「無理」をまったく意識しないチャンピオンの生き方もすごく大切だと実感した今回の出来事。可能性は無限大。最初から諦めていたらそこで終了しちゃうこともありますよね。