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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

【柔術】40歳を前にしての挑戦。大会にエントリーしました。

はじめに。

長男ナツオと一緒に練習に励んでいるブラジリアン柔術。その柔術ジムの先輩に誘われてブラジリアン柔術の大会に初エントリーした。来年40歳になるのでその節目のタイミングで大会に参加しようと思っていたが予想外の展開。一瞬悩んだものの、いつも練習相手になってもらっていて私の力量をよく知っている先輩に誘われたということは、出場できるだけの実力が認められたということ。「家庭が…」「仕事が…」と断る理由はいくらでも後付けできるがこのチャンスを逃すと、この先も全てに逃げ続けて行きそうな気がする。家庭も仕事もなんとかするつもりで二つ返事で大会にエントリーした。ナツオ@小1にはあれだけ「大会出ようぜ!」と言っておきながら、いざ私の番になるとびびって出ないなんてどこかかっこ悪いし。

 

エントリーしただけで世界が違って見える。

柔術歴は2017年9月から週1でたまに週2なので通算では100回~150回といったところ。このタイミングで大会に出場するのが適当なのかどうかはわからないが、先輩に声をかけられた旨を説明して先生に相談すると「問題ないですよ。」とあっさりOKをもらう。先輩からは「誰でもいいからと適当に声をかけているわけじゃないので自信を持ってください。」と激励をいただく。もうその言葉をいただけで強くなれた気がする。

所属しているジムでは大会エントリーは個人で申し込む仕組み。初めてなので戸惑うかと思いきや意外とあっさり。大会ページからネットで申し込むのだが、ネット通販となんら変わらなかった。最終締め切りよりも申し込みが早ければ段階的に安い費用で参加できるのが嬉しい。かっこよく言えばアーリーエントリー、大衆的に言えば早割だけどイールドマネジメントが活用されているのだろうか。私はアーリーエントリーに間に合ったので最終締め切りよりも3,000円もお得に申し込むことができた。

エントリーするまではお気楽だったが、クレジット決済を終えて申し込みを完了すると急に不安になってくる。大会となるとスパーリングとは違ってお互いフルパワーだから怪我のリスクが高まりそうでちょっと怖くなる。もちろんネガティブなことばかりではなく練習中から試合を意識するようになったので今まで以上に頭を使うようになった。普段の練習はドリル60分、スパーリングが60分といった構成。ドリルでは毎回違ったテーマを学び、スパーリングではお互いを尊重しながら自由に戦う。英会話学習で例えると、ドリルでは「未来形」「過去完了」や「ホテル」「レストラン」といった文法なりシチュエーションなりの単発のテーマを活用して会話をし、スパーリングではテーマ関係なく自由会話するようなイメージ。となると大会はオフィシャルなパーティーや会議に参加するようなものか。ドリルで体系的に基礎を学び、スパーリングで応用していく。大会を意識することでドリルの段階から意識がより高まってきた。追い詰められることで見える世界が全然違ってくる。

 

40歳はシニアではありません。カテゴライズのおかげで入賞チャンスあり。

先日、ブログ仲間であり、武道仲間であり、トレ友仲間である梅つま子(id:umet)さんのブログを読んでいると衝撃的なことが書かれていた。梅つまさんの自治体の空手大会の場合、40歳以上は一律シニア!初心者も経験者も追いも若きも関係なくシニア!シニアという響きもびっくりだし、ざっくりしすぎなカテゴライズにも驚いた。

www.tsumako.com

その点、ブラジリアン柔術はこれでもか!というくらいにカテゴライズされており、初心者でも十分に入賞のチャンスがある。というか、カテゴライズされすぎているのでカテゴリーによっては出場者が1人だけ、2人だけだったりすることも。いきなり決勝戦だったり、準決勝だったりする可能性がある。最強ではなく最高を目指す趣味の柔術家にとっては目標設定がしやすいし、同じ条件の人と闘えるので負けても励みになる。

私の参加するカテゴリーは、

  • 白帯
  • 1978年~1983年生まれ
  • 柔術衣着用で重さ57.5kg未満

といった具合。「帯色」「生まれ年」「体重」の組み合わせなのでカテゴリーはたくさんある。入賞者が山のように出てくるのである。日本一がたくさんいたっていいじゃないか。

ちなみに、ブラジリアン柔術ではシニアとは呼びません。マスターと呼びます。

 

ダイエットではなく減量、後は自分との闘い。

勝敗よりもまずは出ることが主目的。あくまでも趣味なので勝っても負けても怪我せず、怪我させずに清々しく終わればそれが一番。一番最悪なのは不完全燃焼で終わること。例えば体重オーバー。エントリーしておきながらマットに立てないなんて情けないし、恥ずかしい。それだけは回避しなくては。その為に絶賛減量中。柔術のおかげで筋肉がついてきたからか最近は体重58kg未満、体脂肪率14%で安定していたし、運動や食事が完全に習慣化されたので油断していても大幅な増減はしなくなっていた。しかし、柔術衣は1.5kg前後あるので出場するには約2kg減量しなくてはならない。筋肉は落とさずに脂肪だけ落とさなくてはならないからちょっと大変。ダイエット知識を再びフル動員しないと。 

www.iqo720.tokyo

エントリー時にひとつ上の階級も考えたが、そうなると57.5kgから64kgまで一気に上がってしまう。柔術の動きはテコや体の原理を利用しているので体重に大きく左右されにくいものの、なんだかんだ言って軽い方が扱いやすい。階級いっぱいまで体重を増やそうにも短期間では筋肉よりも脂肪の方が増えそうなので増えたところで動きにくい。だったら減量した方が楽かなと。それになにより、マスター世代は軽ければ軽いほどエントリー数が少ない。歳を重ねれば重ねるほど脂肪が増えやすいし、ガチな人は筋肉が増えて重くなる。私の出場予定カテゴリーを過去の参加者数や他の大会で調べてみると少ないと2人、多くても4人程度。上の階級は最低でも6人はいる。私は「俺より強い奴に会いに行く」を求めているわけではない。入賞という実績重視の為なら減量も頑張れそう。

  

おわりに。

大会にはいつか出たいと漠然と思っていたが、思っているだけで出られない理由ばかり探している自分に気がついた。大会前に練習行く時間がとれるかわからない、家族の予定が入るかもしれない、そもそも大会に出られるほどの実力がないとネガティブな理由はいくらでもつくれる。今回もお誘いをいただけなかったらずっとチャンスがあっても悩んで終わっていただろう。大会に一度出て雰囲気を味わった上で「もっと大会に出たい」となるか「大会よりも趣味として楽しんでいきたい」の競技志向、趣味志向のどちらに動いていくのか。大会にエントリーしただけでこんなにもワクワクしている。現在の関心事は、ただいまの繁忙期の土日出勤をどのタイミングで代休取得して効率的に柔術の練習に参加していくか。試合に向けたスケジューリングで頭がいっぱい。世の中には一歩踏み出さないと見えてこない世界がまだまだたくさんある。