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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

【柔術】ナツオ☆小3が全日本柔術選手権にエントリーしました。

はじめに。

ようやく緊急事態宣言が解除されて徐々に世の中が動き出してきた。親子で楽しんでいるブラジリアン柔術の大会も安全安心に注意を払われながら開催されるようになり、久々にナツオ@小3も大会にエントリー。しかもいきなりの全日本大会。本人は毎朝緊張で目覚め、寝る時もドキドキしているようだが私はテンションあがりっぱなしで楽しみでしかない。

ブラジリアン柔術の大会の仕組み。

ブラジリアン柔術の大会が他の格闘技やスポーツと大きく違うのはカテゴリーが細かく分かれていることだろう。安全で楽しく競い合うためにはなるたけ同じ条件の人と闘う方が絶対に良い。体重差や年齢差が大きいと一方的になってしまうし、怪我のリスクも高まってしまう。大人はもちろんだが、子どももカテゴリーがこと細かく分かれている。

ナツオがエントリーしたキッズ男子のカテゴリーだと、

  1. 年齢(生まれ年)が2歳ごと。ナツオのカテゴリーは小2と小3のみ。
  2. 帯色(白, 灰, 黄, オレンジ)ごと。
  3. 体重が4.5kgきざみごと(8カテゴリー)。

これだけ細かく分かれているので各カテゴリーの参加者は最大でも10人前後。ナツオの年齢カテゴリーだけでも、帯色4カテゴリー×体重8カテゴリーで最大32名のチャンピオンが生まれるが、日本一が何人いたっていいじゃないか。それぞれが立派なチャンピオン。子ども達のチャンスはいくらあったっていい。それにマットに上がった時点で誰もが勝者。試合は競い合う場だけでなく、互いを高め合う場でもある。
尚、実際はナツオの年齢では黄帯やオレンジ帯はあまりいないし、重量級以上もあまりいないので、実施されないカテゴリーも多い。

大会参加に関しては、所属するジムによっては万が一の危険防止の為に独自の基準があったりする(ストライプ〇本以上だったり、入会してから〇カ月経過、〇回以上練習参加等)が、基本的にはインストラクターに相談の上、各自でID登録等を済ませて参加費(6千円~8千円くらい)を支払えば自由に参加できる。常にドアは開いているのである。

前回(小1)参加した時の様子。

ナツオが初めて大会に参加したのは2年前。小学校1年生の秋に開催された関東大会。その時はエントリー数が少なかったので帯色が分かれておらず、白帯と灰帯が同じカテゴリー。初戦がいきなり色帯だったのでトーナメントを見た瞬間に私は諦めてしまっていたが、大熱戦の末にポイント勝利の大金星。決勝ではレフリーストップによる一本負けだったが銀メダル獲得。当時はまだ緊張することもなく、緊張している私をそっちのけでのびのびと動いていた。
この大会を契機に各種大会にエントリーしだすものの、にっくきコロナがやってきてしまい、キッズの大会は長らく開催されないこととなったのだった。

 

www.iqo720.tokyo

 

絶対的な緊張感の中で成長してほしい。

試合に勝てるに越したことはないものの、マットに上がりさえすれば勝ち負けは二の次で構わないと思っている。息子にはマットの上で絶対的で絶望的な緊張感を味わってほしい。安心してたくさん失敗できるうちに緊張とうまくつきあい、コントロールできるようになっていってくれればと思っている。それがこれから先の人生の中で大きな財産になると信じている。勝利してくれれば自信にもつながるのでやっぱり勝利が一番!ではあるものの、勝ち負けに関係なく試合後は息子をこれでもかと讃えたい。

そんなことを考えるようになったきっかけは、ピアノ発表会に関するブログを読んでから。

起死回生!!一発逆転ホームランを放った2回目のピアノ発表会 - gu-gu-life

私はピアノとは無縁で未知の世界なこともあり、ブログを読みながら、親目線、子ども目線の両方で緊張してしまった。意識したことがなかったがピアノ発表会な究極に緊張する場。普段とは違うお洒落な恰好だけでも緊張するのに、一挙手一投足が会場中の視線を集めるなんて考えただけで私には無理。親目線になってわかるその張り詰めた緊張感。今まで気にしていなかったが、ピアノに限らずソロ演奏の発表会を経験している人は無条件に尊敬してしまう。それが子どもであればなおさら。保育園時代から付き合いの長いナツオのお友だちのあの子もこの子もみんな修羅場をくぐっていきているのか。

ナツオもマットの上で注目されながら、緊張しながら成長していってほしい。

おわりに。

安心安全なカテゴリー分けのおかげでみんな条件は一緒。日本一は決して夢物語ではない。その中でもナツオは、カテゴリーの中では上位の条件になる。小3だし、灰帯への昇帯が見えている白帯だし、体重も食事によってプラスマイナス200グラムと上限いっぱい。親ばかな私はついつい期待してしまう。それにナツオのジムの先生は世界一だし、現役バリバリの日本一の選手もいるし、キッズの先輩お兄さんも日本一。そんな恵まれた環境で日頃から練習しているんだから自信をもって欲しい。
小3になり自我が成長してきたことで毎日、「試合のことを考えるだけで緊張するんだけど」とうるさいが、その緊張感ともうまくつきあってもらいたい。たとえぼろ負けになってしまっても逃げずにマットに上がった時点で立派な勝者。これでもかというくらいに讃えてやろう。悪質で危険な反則をしないかぎりは。

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ちなみにこのイラストはリンクで言及したブロガーのがっちゃんの作品。
実物比250%アップ(親目線)でかっこよく描いてもらいました。