休みを取ってナツオ@5歳と一緒にWヒーロー夏祭り2017へお出かけ。
声をかければナツオが大喜びするかと思いきやナツオと私の心は反比例で、ナツオはそこまで乗り気ではなかった。
ナツオの中でば既に仮面ライダーエグゼイドは終わっており、9月からの新ライダー、仮面ライダービルドに心奪われているもよう。
ナツオが大喜びしてくれると思って、お得に入れる東京ドームの得10チケットを早々と購入し、7月の繁忙期の心のよりどころにして頑張っていたというのに。
結果的に行きたがる父親にしかたなくついていく息子の図となってしまった。
本来は逆なはずなのに。
仮面ライダーエグゼイドは原色全開の奇抜なデザインが先行していたが、ストーリーはたまたま仮面ライダーの世界観なだけで、パンデミックムービーとして大人も十分楽しめる内容だと思う。
クレヨンしんちゃんの映画みたいに大人向けにリメイクしても絶対にいけるはず。
今や夫婦そろって仮面ライダーエグゼイドに夢中な我が家。
出演している彼ら彼女らが朝ドラや月9、日9で大活躍してくれるのが今から待ち遠しいくらい。
もうすっかり親目線である。
さて、行くまでは気乗りしないナツオであったがいざ会場に入るとテンションMAX。
しょせんは五歳児、強がれるのも入り口まで。
事前情報だととにかく混雑、混雑、混雑といったうんざり情報ばかりであったが、会場に入ったのが14時だったからなのか、お盆とはいえ平日だからなのか、思っていた以上に混雑していない。
今回の会場は東京ドームホテルの地下宴会場。
会場がホテルなだけにそこまで広くはない。
混雑していなくてよかった。
これで大混雑されてたらどうなってしまうのだろう。
人気がないのでは?と思うくらいに展示コーナーはがら空き。
エグゼイド、ゴースト、ドライブが展示されていたのだが、ほとんど並ぶことなく余裕で写真が撮れた。
朝ドラ効果なのか、ドライブ押しが凄い。
ガチャガチャコーナーではやたらとドライブのガチャガチャが用意されており、そして驚くほど盛況。
減損処理すべき在庫が思わぬ形で売れてよかっただろうな。
ついつい仕事目線で見てしまう。
せっかくなので限定グッズでもとグッズコーナーを見ると、これまた在庫の山。
歴代ライダーのグッズに紛れて過去の映画館限定グッズも売られている。
来場者へのサービスというよりかは在庫処理感が否めない。
そんなグッズコーナーにも有料の縁日コーナーにも目もくれず、ナツオが夢中になったのは無料のボールプールコーナーと新ライダーの仮面ライダービルドコーナー。
空いていたこともあり、ボールプールコーナーでひたすらボールを的に向かって投げまくっている。
かれこれ40分くらいにひたすらと。
まるで部活。
その間に私は展示されているライダーを見たり物販コーナーを物色してのんびりと過ごす。
会場全体がずいぶんガラガラだと思っていたら、ちょうどライダーショーの時間だったからのよう。
終わった瞬間に流れてくる人、人、人。
一気に激混み状態。
デパートのマネキンのように見向きもされなかった展示用ライダーも気がつけば写真撮影の行列となっている。
混んできたのでボールプールを出て、ナツオと縁日コーナーへ。
せっかくだし何か一回くらいは遊ぼうかと思ったのだが、ナツオに拒否されてしまう。
一回分、300円くらいは記念に遊ぼうと思ったのに。
「ぼく、いいよ。」と言ってスタスタと出ていくナツオ。
そして、じーっと仮面ライダービルドの紹介映像に見入っている。
もうすっかり気分はビルドみたい。
余計なお金がかからなかったので嬉しいがなんだか寂しい。
ちょっとくらい無駄遣いしてもよかったのに。
そしてそして、ようやく16時からお待ちかねの仮面ライダーショー。
この為にやってきた、私が。
ウルトラマンオーブのイベントには昨年にサンシャインとプリズムホールの2回参加。
ヒーローショーのあまりの完成度の高さに驚き、すっかり魅了されてしまった。
映像や音響と実物がここまでリンクするなんて。
それだけに仮面ライダーショーにも期待大であった。
今回の会場はあくまでもホテルの宴会場。
制約が色々とあるだけにどれくらい楽しめるのかと思っていたのだが、やっぱり凄かった。
お金を取るだけのことはある。
私が子どもの時に見たのは地元のデパート、今はなきダックシティの屋上で行われたヒーローショーくらい。
ステージの周りをただ飛び跳ねるだけ。
それはそれでおもしろかったのだが、今や音響バリバリ、映像ギラギラでただただ圧倒される。
私もナツオも夢中になって見入ってしまう。
ただ、唯一残念だったのは、ライダーの声がテレビとは全く違うこと。
あのエムくんの声がタイガの声が聞きたっかのに…。
声があまりにも違うのでところどころで興醒めしてしまうのだが、それ以外の演出はやっぱり凄い。
ホテルの宴会場でもここまでできるのかって驚いてしまう。
音に合わせ、照明に合わせ、映像に合わせ、何かとと大変だろうな。
そう考えるとこのお金も惜しくはない。
会場には若い女性同士や中年の男性ひとり客も多数いたが、大人もはまるのも納得。
私もナツオも大満足して会場を出て行った。
ここまできたら最後までノーコンテニューでクリアしてやるぜ!ってな策略に見事に踊らされ、今週末はエグゼイドの映画を観にいく予定。
ナツオが喜ぶから、今だけだから、と大義があるので前売り券を早々に購入してある。
さぁ、あとは映画館に行くだけだと思っていたいたらナツオからまさかの一言、「ぼくエグゼイド飽きたんだよな~。ポケモンの映画なら見てもいいよ。」だと。
ポケモン知らないくせに。
私がどれだけこの映画を楽しみにしていたと思っているんだ。
親の心子知らずめ。
悔しいがひとりで行く勇気もないし、ナツオをなんとかおだてて付き合ってもらわないと。