帰宅してポストを見ると見慣れぬ封筒が。
宛先はレンタ@6ヶ月。
差出人は東京大学、あの赤門である。
レンタ宛の郵便物などしまじろうくんからの熱烈なラブレターだけなので意外な差出人に驚く。
東大から?なぜに?宛先間違い?
マリオならば余裕で1upしているくらいに頭の中に浮かぶ無数のハテナマーク。
東大には縁がない我が家。
否、赤門に対抗して勝手に白門とか名乗っているという意味では私は関係なくもないのか。
これは赤門から白門への挑戦状なのか。
ならば受け取ろう。
威風堂々と封筒を破り開ける。
と言いつつ、本音ではこれは何かの招待状かなと勝手に妄想。
メンサからの招待状だったりしてとか、政府と大学とどこかの民間会社が連携して秘密裏に子どもを集めて何かを計画しているとか。
気がついたら息子が改造人間にされて悪の組織として闘う運命にされたりとか。
実は出生時に国家繁栄維持法に基づき0.1%の確率でナノカプセルが埋め込まれており、18歳から24歳の間に突然死してしまうだとか。
もうありとあらゆるテレビや漫画の世界が封筒を開ける一瞬に思い起こされてごっちゃごちゃ。
東大からということで妻も興味を示し、ナツオ@5歳は「え?レンタが仮面ライダーになっちゃうの?もしかしてレンタがビルドなの?」と私の戯言を本気にしてテンションをあげている。
みんなのテンションMAXなまま手紙を広げると、とある研究室からの招待状、というか研究のお手伝い依頼であった。
赤ちゃんの脳波を調べており、赤ちゃんの脳はどのように動いているのかを研究しているのでお手伝いしてくださいという内容。
御礼はないものの、脳波の写真及び説明が受けられ、交通手段はタクシーを用意。
相手が赤ちゃんなだけに先方も細心の注意を払ってくれるよう。
脳波に興味はないものの、文系の私にとっては理系集団がどんな実験を行うのかには興味津々。
それに東大、つまり国の研究に何かしらお手伝いしたいという気持ちはある。
二つ返事で受けたいところ、ではあったが、指定された日時は平日の一日のみ。
私も妻も仕事である。
しかもどうしても休めない日。
せっかく、せっかくの機会だったのに。
研究者は学生さんが主だろうから土日は指定できないんだろうか。
だが、せめて、せめて複数の日を指定してくれてもいいのに。
生後半年で働いているような家庭は求めていませんからという国からのメッセージなのか、ちくしょう。
それともあれか、「赤門様がタクシー代まで負担して相手にしてやっているんだから、庶民はおとなしく従っていればいいんだよ。」ということなのか、うぬぬ。
※あくまでも私のひがみ根性であり、東京大学及び関係者様に対する悪意はございません。
協力したい気は満々なのに、泣く泣く辞退。
果たしてどんな研究だったのか、レンタはどんな反応していたのか気になる。
それに、堂々と赤門の中を歩けたのに…。
そしてもう一つにして最大の謎。
何故に我が家に招待状が届いたのだろうか。
宛名もレンタだったし。
個人情報にはうるさいこの時代にレンタの情報は果たしてどこから伝わった?
こんな情勢だし、やはり産官学が秘密裏に連携して何かとんでもない計画がおこなわれているのだろうか。
これは本当に仮面ライダーの出番なのかも知れない。
助けてくれ、エグゼイド!ビルド!
このブログの更新が一週間以上滞った時には闇の組織に消されてしまったと思ってください。