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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

ふるさと祭り東京 2018へナツオ@5歳とお出かけ。

招待券をいただいたので「ふるさと祭り東京 2018」@東京ドームへナツオと保育園のパパ友と日曜日にお出かけをしてきた。

www.tokyo-dome.co.jp

 

お昼時は超混雑必至だと思われたので時間をちょっとだけずらして13時30分頃に向かう。昼食を終えた人が退出し始めている頃かななんて淡い期待を抱きながら。

そして東京ドームに到着早々その願望は打ち砕かれる。そこで目にしたのは当日券売り場の行列。当日券を求める人が凄い行列になっている。係員がきびきびと対応しているので混乱はないもののなかなかの光景。ただの物産展かと思いきや立派な催事イベントとして盛り上がっている。そしてその先には入場口に向かっての凄い行列。ただし手荷物検査の為の行列なので長いわりにはスムーズに流れている。子ども同士、パパ同士でおしゃべりしているうちにあっという間に中へ。

しかししかし、東京ドーム内に入場してからもそこから会場となるグラウンドまではまた長蛇の行列。いったいどれだけ行列するのだろうかってなくらい。なんだよ、ミシュランにでも紹介されたのかよ。当然ながらスタンドからグランドを見降ろすととにかく人、人、人。


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まるで角砂糖を探して歩きまわっている蟻のよう。階下に向かって「Why?なぜに…生きているのか?教えてくれ」なんて叫びたくなってしまいそうなくらいに人だらけ。正直、この光景を見ただけでもう帰りたくなってしまった。しかしせっかくパパ友も来てくれた手前あっさりと帰ることはできない。行列に従ってグラウンドへ下りて行く。

 

上から見てわかっていたことだがグラウンドはやっぱり凄い人。ふるさと祭り自慢のお祭りステージショーなんて観覧不可能。混雑が凄いのでグラウンドで飲食するのも難しそうなくらい。ただしそこかしこからいい香りが漂ってくる。このまま帰られるほど私は人間ができていない。ここまで来て飲まずに帰られるか。

人ごみをかき分けながら場内をさまよい歩く。

すると目の前に仙台のずんだ茶寮が。年に一度は松島に行く私。そのたびに仙台駅でずんだシェイクを飲んでいる。これは飲むっきゃない。豆々しい後味がたまらない。ナツオと一緒におやつがてら味あう。場内は熱気でとても暑い。冷たい飲み物が心地よい。

ずんだ茶寮 | 菓匠三全

 

ナツオにずんだシェイクを飲ませている間に私はちょっとだけ探検。今度は厚木市が誇るクラフトビール会社、サンクトガーレンを発見。味のあるクラフトビールばかりで大好きな会社。

元祖地ビール「サンクトガーレン」公式ホームページ

 

好きすぎて今年から頒布会に申し込んだほど。会場では1,000円で4杯のお得な飲み比べセットを販売中。悩むものの冷蔵庫でさりげなく販売されている福袋に目がいく。福袋好きの私。クラフトビール4本+おまけグッズ付で2,400円。せっかくなのでこちらを購入。冷蔵庫で適温に冷やしてくれているのですぐに飲めるのが嬉しい。早速パパ友と乾杯。うんうまい。ちなみに私の福袋に入っていたグッズは保冷バッグ。デザインが秀逸。早くこれにビール詰め込んでお出かけしたい。
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この日のおつまみは小樽名物 なるとキッチンのザンギ。たまたま座れたシートの目の前にあったお店。前情報無しで購入したが、とんでもない美味しさ。身がでかくてジューシー。とにかくうまい。衣は最低限で肉厚。もう食べ応え抜群の大きさ。ケンタッキーのチキンと同じくらいと言えばイメージがわくだろうか。あの大きさで骨がないから容赦なくほおばれる。味付けも絶妙。思い出しただけでよだれが出てくる。ナツオのお友だちは女の子だからか半分も食べきれないほどの大きさ。大食感のナツオでさえ一個と半分が限界。このザンギ目当てでまた行きたくなるほど。あまりにも美味しかったので調べたら五反田にもあることを発見。これは行かないと。

なるとキッチン|小樽名物若鶏半身揚げ専門店

こういう発見があるから楽しい。

 

とりあえず喉と胃袋を満たし、場内をぶらぶらしながらデザートを探すかと思ったがやっぱりすごい人。手をつないでないと迷子確実。せっかくなのでアイスやプリン等のご当地デザートを食べようとするも行列を見るとちょっと悩んでしまう。それにこの人ごみ。食べている最中にぶつかって落としてしまいそう。もちろん店舗によってはすぐに買える。しかしこれも行動経済学なのだろう。どの店も絶対に美味しいはずなのに、行列していないお店だと買う気が失せてしまう。ガラガラだと敬遠し、大行列も敬遠。とかく人の世はめんどくさい。

 

そんな混雑ばかりの会場で穴場スポットを発見。

入り口右側にあるご当地マラソンコーナー。

魅力発見!全国ご当地マラソン2018

飲食ブースはなく各自治体ブースによるご当地マラソンの紹介コーナー。休憩できるスペースもあり穴場な場所。各ブースの人は自治体職員なのだろうか。とても優しい人ばかりで子どもに寛大。飴をくれたりけん玉で遊ばせてくれたり。中にはVRでマラソンコースを体験できたり、前回の東京オリンピックで使用した聖火台を持たせてくれたり。


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そして太っ腹だったのが与論島マラソンの紹介ブース。子ども達にお土産に星の砂をくれただけでなく、ゲームに参加してクリアすると協賛しているJALグッズをいただける。ゲームは制限時間1分でたくさんの砂の中から星の砂を5個取り出すというもの。大変だが難しくはない。まだ老眼が始まっていなくてよかった。ナツオの為にも張り切ってグッズゲット。さすがはJAL。沖縄フライトのキッズノベルティとのことだが、ショルダーバッグ、タオル、パスケース、サングラスがセットになっている立派なもの。

ナツオは大喜びで早速カバンを背負い、サングラスをつけていた。


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とにかく混雑している会場で唯一といってもよいほっとできるスペース。穴場です。マラソンイベントとして谷川真理氏のトークコーナーがあったが、こちらもそこまでは混雑せず。最前列でゆったりとしながらお話を聞けた。マラソンには興味のない私でもちょっとだけその気にさせてくれた。

 

肝心のおやつだが立派なスイーツよりもお菓子を希望する5歳児達。結局、本人達の希望によりご当地アイス等よりも持参してきたスナック菓子の方が良いとのこと。ならばと出口付近の3類側スタンドで休憩することとする。安くすんで良かった。1塁側はお祭りステージショーを眺めながら休憩、飲食できるので常に満席状態だが、3塁側は出口付近ということで比較的空いていた。というか、お祭りステージを見るには何時に入らなきゃいけないんだろうってなぐらいに1塁側は混雑。お祭り見たければ更に追加料金を支払って有料席に行けと言うことなのだろう。祭りも金で買う時代、資本主義万歳。3塁側で美味しく楽しくお菓子を食べるナツオとお友だち。とても楽しそう。何を食べるかのではなく、誰と食べるかが一番大切だということを教えてくれる。きっと私とナツオで参加してもここまでは楽しめなかっただろう。ただ美味しいで終わっていたはず。ナツオのおやつタイムの間、私は電光掲示板に映し出されるお祭りを眺めて楽しんでいた。3塁側からは角度的にお祭りを見ることはできない。音を楽しむだけ。太鼓や威勢のいいかけ声を聞きながら優雅にオーロラビジョンで阿波踊りを眺める。これぞ東京。雰囲気を味わえればいい。インスタ映え命の時代である。味ではなく雰囲気を味わえればそれで十分なのだ。ってなんだかなぁ、寂しいなぁ、なんて思いながらお祭りを眺めていた。あの狂ったような鉦のチャンカチャンカという音でトランス状態になっていたのかもしれない。

 

阿波踊りショーを見終えたタイミングで我々も退場。しかし退場してドームを出る手前のところにも地味に協賛ブースがあり子どもは楽しめた。ゆるキャラがいたり、大臣風に記者発表できたり、成田空港グッズがもらえるゲームがあったりと。会場とはうってかわって寂しいくらいに空いていたのでここでも子ども達は楽しそうに遊んでいた。ここで30分くらい遊んでようやく退場。振り返るとマラソンコーナーしかり、出口にある協賛コースしかりと、お祭りや飲食以外のところの方が楽しかった。むしろこれらがなかったら子ども達はすぐに飽きてしまっていただろうし、迷子になっていたかもしれない。よく考えられている。

 

総じて楽しかったが、父子だけだったらここまで楽しめなかった。やっぱりお友だちの力は偉大。というか想像以上に混雑しすぎ。とても美味しかったし、魅力的なお店もたくさんあったのだが落ち着いて食べられないと子連れだと不安になる。席に座れずに立ってラーメンやどんぶりを食べている人がそこかしこにおり、ぶつからないようにお互いに気を使ってしまう。

来年も行くか?と問われれば、招待券をいただいたら、というのが私の回答。美味しさ、楽しさとストレスを天秤にかけるとストレスの方が勝ってしまいそう。ならば百貨店の物産展に行くかな。ただ、今回出会えたザンギのように思わぬ発見があるのも大きなイベントのいいところ。これで空いていればたくさん飲めて食べれていいんだけど。このイベントのいいところは総じて価格がお手ごろなところ。こういった催事だから量が少なくてちょい高いのかなと思いきや、どこもお手頃な価格。居酒屋の一品と同じくらいの値段でホンモノが味わえる。ああ、つくづくこれで混雑がなければなぁ。東京ドームが楽園と化するのに。

ただし混雑も含めての日本の祭り。ガラガラの祭りなんて祭りじゃない。だとしたらこの混雑は必要悪か。本当によくできている。子ども達にとってはいい思い出になったみたいで翌日に保育園で会ったときに昨日は楽しかったと挨拶してくれた。ただしナツオとお友だちに「何が楽しかった?」と聞くと二人とも口を揃えて「お菓子食べたこと!」と元気に答える。お祭り関係ないじゃん。でもそんなもんだよな。それでいいと思う。