ナツオのクリスマスプレゼント2016。
今年はがっかり感満載から始まってしまった。
クリスマスパーティーをさんざん楽しみ、サンタさんのために早く寝るイブのナツオ。
目をつぶりながらぶつぶつ呟いている。
「神様、天国のよっしー(なくなった父のこと)、僕が欲しいのはエグゼイドのベルトかウィーザードのベルトかウルトラマンオーブのリングです。どれでもいいです。ほんとうです。だからどうかお願いします。」
もうこれを繰り返す、繰り返す。
お経のごとく、ただ一心に。
そして迎えたクリスマス当日。
ナツオは起きるなり、窓側のプレゼント置き場へダッシュ。
そして袋を手に取ると。。。
ちらっと中を見てそのまま戻す。
中を開けることなく。
ただ覗いただけで。
これにはさすがにプレゼントを用意した妻もショックを受けている。
私は「これじゃない感」という感情を初めて目撃してただただ驚くだけ。
人間の感情は実におもしろい。
さて、サンタ枠のプレゼントは妻に任せたのだが、彼女が用意したのは、
・LEGO風の保育園リュック(あくまでもLEGO風でありLEGOの製品ではありません)
そんなに悪いものではないのだが、ポイントはナツオが全く望んでいなかったということ。
「欲しいモノとあげたいモノは違う」
ということを妻もナツオの表情を見てようやく理解してくれた。
こんなことも想定し、サンタさんからのプレゼントに希望を見いだせるように密かにプレゼントを用意していた私。
絶望に溢れているナツオを誘導する。
「あそこにもサンタさんのプレゼントがあるよ!」
一目散にプレゼント袋を取り上げるナツオ。
中身は友人からいただいたエグゼイドからの手紙とウィザードのおもちゃの腕時計。
エグゼイドからの手紙は公式からの立派なものだが腕時計は数年前の雑誌付録なので正直ちゃっちい。
それでも、大好きな仮面ライダーということでナツオのテンションは一気にマックス。
覚えたてのひらがなを駆使して必死に読んでいる。
「僕のうちにはサンタさんだけじゃなくて、エグゼイドも来たんだね!なんでだろうね。いつもいい子でいたから来てくれたのかな。しかも、僕がお兄ちゃんになることまで知っているなんて。本物なんだね。すごいね!」
と大興奮。
そして、妻からのLEGOセットは開封することなくウィザードの時計とエグゼイドの手紙とシールで遊びだす。
完全に勝者と敗者に分かれたもよう。
そして、昨日、私の母からという名目で弟より念願だったウルトラマンのオーブリングをいただく。
念願の光り、音が鳴り響くおもちゃに大大大興奮!
カードを通してはフージョンアップを飽きることなく繰り返している。
もう「ウルトラマン~」というサウンドがBGMとなっている。
やっぱり男の子はこうだよな~。
自分の小さな頃を思い出す。
さあ、誕生日はどうなる。