この時期は評価面談の時期。
上期の働きぶりと下期の課題を言い渡される面談。
幸か不幸か私の上司は有能な後輩。
今はやりの?年下上司。
とは言っても、彼は私が育休中に社命で海外留学していた超できる人。
最短ルートで管理職に登り詰めているくらいなのでまったく悔しいという気持ちはなし。
不思議な縁で今までに2つも同じ部署で働いていたこともあり、正直とてもやりやすい。
去年までは後輩扱いしていた人がいきなり上司。
他部署の人からはやたら気を使われたり、慰められるが私はケロッとしているので逆に申し訳ないくらい。
そんなわけなので面談は談笑しながら滞りなく進む。
形式的なやりとりを終えた後にいきなり問われる。
「ここからはぶっちゃけトークなんですが、イクオさんはこれからのキャリアについてどう考えていますか?」
ぶっちゃけベースで聞かれたのでこちらもぶっちゃけベースで答える。
「ぶっちゃけた話、係長を見ていると今の立場でいたい。
与えられた仕事以上のことはやりきるが、下の子どもも産まれるので、最低でも第2子が4歳くらいになって保育園からの呼び出しが少なくなるくらいまでは保育園を優先せざるを得ないし、心情的にもなるたけ夕飯は子どもと一緒に食べていたい。」
保育園の送りと呼び出し対応及び急な休みに関してはこれからも私が主担当とならざるを得ないので休みたいときに休みやすい立場でいたい。
また、 私自身が父と晩ご飯を食べた記憶がないこともあって、なるたけ一緒に食べたいという思いがある。
我が社は 組合が強いだけに一般社員は常識の範囲内で帰らされるベリーホワイト企業であるが、そのしわ寄せは管理職へ。
世間一般にくらべたら優しい会社に違いないが、管理職は月の半分は22時過ぎまで残らざるを得ない状態。
繁忙期になるとほぼ毎日終電手前くらい。
年下上司だけにお子さんも年下。
まだゼロ歳と幼児なのに平日は朝しか会えていない。
若い部署なので全体的に若く、同世代が多い。
つまり、子どももほぼ同世代。
係長、課長ともにお子さんがいるのでパパさんへの理解はとても深い。
なのでキッズファーストで子どもが体調不良の時は遠慮なく休めるいい部署ではある。
ただ、そのしわ寄せは係長、課長へ。
部下を優先してくれるのは素晴らしいのだが、更なるしわ寄せがご家庭へ。
そんな様子を間近に見ていると今は子ども優先でいたいと本気で思ってしまう。
そんな話で盛り上がり、結局就業後に2人で鳥貴族へ。
お湯割りのせいでぶっちゃけベースに更に拍車がかかってしまう。
もやもやしていていつか言わなきゃと思っていたことがやっと言えた安堵感。
そして気がつけば上司部下の関係が先輩後輩の関係に戻り彼の愚痴を聞くはめに。
みんながみんな頑張っている。
社会のためだとか会社のためだという思いはあまりないが、目の前の上司やその後ろにいる子ども達のことを考えるともっともっと仕事頑張っていこうという気持ちになってくる。
ここはまだまだいい会社です。