はじめに。
妻の最近の関心はナツオ@小2の中学受験。妻は中学受験組なのでもともと関心があるテーマだったが、保育園のママ友情報を受けて徐々に本格的になってきたよう。お兄ちゃんお姉ちゃんがいるママ友から最近の受験情報を得たり、徐々にお受験モードに突入しているお友だちの話を聞いたりしていくうちにその気になりつつある。その中で日能研や四谷大塚のテスト情報を聞き出し、力試しのつもりでナツオも受けさせたのだった。
テストを受けさせるまでが一苦労。
親の心子知らずの言葉通りナツオは当然ながら興味なし。加えて受験に興味のない私は中立の立場。応援はしても加勢はしない。妻はテストを受けるように何度も説得するもののナツオはもちろん私も全くその気にならない。だって、まだ小学校2年生。さすがに早くないか?
それでも諦めない妻。不本意ながら交換条件を出してきた。
私に関しては協力をすれば試験後の夕方から柔術の練習行って良し。
ナツオに関しては試験を受ければ終わった後にポケカを購入。お金に厳しい妻にしては珍しくご褒美を用意。ポケカを喉から手が出るほど欲しかったナツオはすぐに飛びつく。こうしてナツオもテストに対してその気になってきた。
当日はナツオはテスト、母は受験情報収集。
ナツオと妻は気合を入れて出発。私はレンタ@3歳の子守りの為にお留守番。ナツオがしっかりとやってくれることを期待してグータッチで見送る。
ここから先はナツオと妻からの伝聞情報。
ナツオが行くと小学校のお友達3人ほどに遭遇。他は近隣の小学生。動き出しているところは動き出している。テスト問題は本人曰く、そこそこできた。帰宅してから問題を見せてもらったが小学校2年生が対象と考えると結構難しい。毎日やっているチャレンジとは一段階上の印象。国語の文章問題が思っていた以上に長文だったのでこれは集中力が試されそう。今回受検したのは算数と国語の2教科だが、どちらも難問奇問はないものの、しっかりと問題を読み込まないと解けないなという印象。
ナツオがテストを受けている間に妻は説明会。テスト会場が塾ではなく、近隣の私立中学校だったのでまずは学校のお話から。私はパンフレット情報だけだが都会の私立はやはり凄い。ハイテクの塊。大学みたい。その後に受験に関しての本格的な説明会が始まった。
ナツオよりも妻のやる気スイッチに火がついた。
中学受験経験者である妻にとっては昔からの歴史がつながっていくので説明会がとても楽しかったよう。当時はいまいちだった学校が急激に伸びてきていたり、その逆もあったり。また、センター試験が変わることによる影響や、中高一貫の公立高校の台頭、それぞれの校風や受験傾向の違いなどについて細かく説明を受けていた。
帰宅してから興奮気味に話す妻の説明を受けながらも「とはいえ、まだ小学校2年生だしなぁ」なんて考えが頭に浮かびつづける。
妻はがっつりと中学受験をしてしっかりと結果も出しているだけに譲れない模様。妻自身の話で驚いたのは、当時通っていた塾で行われる試験の為の塾にも通っていたということ。塾の為に塾に通うという発想が田舎者にはわからない。本末転倒な気がしないでもないがそういうものなのか。
今回は受験情報以外にも四谷大塚の説明及びパンフレットも配付されていたのでそちらも確認。冬期講習の案内があったのだが、1月3日から始まることにカルチャーショック。働き方改革で年末年始の休業が増えてきている中、小学校2年生の冬期講習が3が日から開始されるのか。5年生、6年生ならばわからなくもないけれど。お受験はやはり大変なんだなとどこかひとごとでパンフレットを閉じると妻に改まった様子で語りかけられた。
「今日の説明会で一番強調されたことは、夫婦が一丸となって取り組まないと絶対失敗するということ。子どもは易きに流れるからどちらかが非協力的だとそちらの話ばかり聞くようになって勉強しなくなってしまうから。だからやるからには協力よろしくね。」
「はい」としか言えない。でもまだ小2なので妻も本気にはなっていない様子。とりあえずは、テスト結果の返却時に夫婦で参加して私も一緒になってカウンセリング?を受けることになった。参加しなければ柔術に行かせないとまで言われると反論のしようがない。さてどうなることやら。
おわりに。
帰宅してからナツオとポケカをやりながら今回のテスト経験について再度聞いてみる。
「学校とは違った雰囲気だったけれどどうだった?緊張しただろうけれど楽しかった?」
すると意外な感想が返ってきた。
「新しい友達ができたから楽しかったよ。」
さすがナツオ。こんな場面でも友達をつくってくるなんて。驚いて再度質問。
「テスト会場でどうやって友達になるの?違う小学校の子どもばかりでしょ。」
すると、
「最初のテストが終わった後に隣の子に、俺〇〇小のナツオって言うんだけどテストどうだった?あそこの問題難しかったよね。って話しかけたら仲良くなって休憩時間や終わった後にお話していたんだ。」
と教えてくれた。
ほとんどの子ども達が緊張や落ち着かない状況だってのにこのコミュニケーション能力。我が息子ながら凄いなと感心。いやもうこれだけで十分でしょ。このまま成長していってくれればどこにいってもきっとうまくやっていってくれるはずと嬉しくなったのだった。
さて受験はどうなることやら。影響受けやすい私なので、カウンセリング受けたらさっそく受験モードになってしまっている可能性も否定はできません。まずはカウンセリングの日程待ちです。