はじめに。
気が付けばもうまもなく4年目突入となる、週一でコツコツと楽しんでいるブラジリアン柔術。先日ストライプの4本目をいただき、青帯にリーチとなった。
コツコツ続けてきて良かった。いくつになっても誰かに何かを認めてもらえてもらうというのはとんでもなく嬉しい。
ブラジリアン柔術の帯色と昇格の仕組み。
ブラジリアン柔術(以下柔術)は強さごとに帯色が分かれている。私の独断と偏見で当社の役職に無理やり合わせてみると…。
- 黒帯=取締役
- 茶帯=執行役員
- 紫帯=部長
- 青帯=課長
- 白帯=社員
といったところ。青帯以上はもう立派な管理職。私の通うジムだけかもしれないが、色帯の人達はスパーリングは白帯の技を受けてくれるし、的確にアドバイスをしてくれる。下位者に対して積極的に声かけしてくれるしで、やはり上司オーラがある。
帯色以外に柔術独特のシステムとして、各帯色にはストライプがまかれていく。ストライプは0~4本巻かれていき、5本目のタイミングで昇帯となる。そして柔道や剣道とは違い、昇格については団体の統一的な決まりごとや試験があるわけではない。どのタイミングや基準で昇格していくかは各ジムの方針次第。ジムによっては大会の結果を求めるかもしれないし、逆に大会の結果は求めないところもある。全てはジム次第、指導者次第というのがおもしろくもあり、複雑でもある。
私が通っているジムはそもそも大会参加が必須ではない。大会結果を実績として考慮してくれることはあるが、仕事や家庭の事情で大会への参加が難しい人もいるわけで、日々の練習やスパーリング内容を見て判断してくれている。だからガツガツと大会に向けて頑張らずにコツコツと日ごろの練習を楽しむ趣味の人にも優しい。
認めてもらえるということが嬉しい。
その日も普通に練習して、普通に終わりの挨拶をするところだった。するとそのタイミングで名前を呼ばれ、先生にストライプを巻いてもらうことに。予想していなかっただけにまずは嬉しさよりも驚きが先に来る。「ついに!」ではなく「なぜに?」。3年もやっているとある程度強さやうまさの基準もわかってくる。ストライプ4本ということは、白帯の中では最強ということであり、青帯への仮免許認定。自分にはまだまだだと思っていた。それでも他の先輩達や仲間達から「やりましたね。」「青帯はもう目の前ですね!」なんて言ってもらえるうちにだんだんと実感が湧いてくる。嬉しさがこみあげてくる。なんだろう。この嬉しさは。大会での結果といった明確な実績ではなく日ごろの内容やコツコツと積み上げてきた姿勢といった見えない実績が認められているから嬉しくなるんだろう。40歳を目の前にしてもまだまだ成長しているし、成長していける。ストライプ一本でそんなことを客観的に知ることができる。人事部には申し訳ないが、会社の昇格よりもこちらの方がだんぜん嬉しいというのは内緒。
おわりに。
白帯ストライプ4本となり、またちょっと気持ちが変わってきた。やるからにはもっともっとうまくなりたいが、先輩や仲間達がそうしてきてくれたように、同じ白帯の初心者にとって身近な存在となっていきたい。相手が初心者であればあるほどもっと技を受けていかないと。青帯目前のストライプ4本というのが、会社で課長手前の職位にある私にはまさにぴったり。当社では課長手前から非組合員の管理職となる。会社で昇格した時にはそこまで思っていなかったけれど、ストライプ4本でこんなにも意識が変わるなんて。つくづくブラジリアン柔術は楽しい。
そして同世代が同じように趣味を楽しみ、そこで成長していく姿からもモチベーションをいただいている。最近だと梅つま子 (id:umet)さんが空手で昇格されたお話。
空手用のミットを買って、部屋に吊るすことにしました。 - 明日も暮らす。
ブログ内では昇格についてさらっと書かれているけれど、絶対にそれなりの努力はされたはず。特に梅つまさんの場合は空手に対するバックボーンがあまりないなかでの空手だけに、どんどんと精進されていく姿に読んでいるこちらが引き込まれていく。
人生100年時代。いつまでもなにかにうちこんでいきたいし、その姿は周りにエネルギーを与えてくれるはず。次の目標はいよいよ青帯。41歳になるまでに青帯巻いてやる。