はじめに。
バレンタインベイビーな二男レンタが先日３歳になった。二人目、しかも長男に続いての男の子だからか長男の時ほどの感動も感慨深さもなし。しみじみ「もう３歳かぁ」と感じる誕生日だった。ただし３歳と言えどもまだ体重は１１kgと軽く登園時は抱っこひも。オムツとパンツを併用していることもあり、まだまだ赤ちゃんです。
誕生日ディナーはたこ焼き。
誕生日当日は平日。想定外の繁忙期なので夕食に間に合わないことはわかっていた。その為に誕生会は祝日の２月１１日に前倒しで行った。
我が家の誕生日ディナーといえばプラレールと製氷皿を駆使したお手製の回転寿司が定番だったのだが、昨年末よりナツオは急に寿司（生もの）が食べられなくなってしまった。レンタにお寿司以外の誕生日ディナーの希望を聞くと「たこ焼き！」と勢いよく返ってきた。みんなでワイワイとたこ焼きするのも悪くないだろう。油プラス粉ものなのでカロリーや糖質が気になるところだが、減量していないのに繁忙期により私の体重は５４kgまで落ちてしまっているので気にする必要はない。時は来た。今こそたこ焼きだ。
ひたすらたこ焼き器を駆使してたくさんたくさん焼いては食べた。たこだけでなく、イカやホタテを入れて味を変えたり、サイコロ大にしたお餅を入れてのカロリーインカロリーなものまで。
しかし、しかし。主役のレンタは数個食べて終了という悲しさ。「熱いから冷めるまでいらない。」といっては遊びだし、そんなペースだからすぐにお腹いっぱいになっている。せっかく義母が買い物してきてたくさんつくってくれたたこ焼き。残すわけにはいかない。おむすびころりんでじいさまがねずみに振る舞われたかのごとく、私がたこ焼きをたらふく食べたのだった。
誕生日プレゼントはラキューとつぶグミ。
誕生日プレゼントはラキュー。実用品もおもちゃも長男レンタ@小１のおかげで一通り揃っている。レンタの興味の対象はナツオなので好きなキャラクターもドラクエだったりドラゴンボール。おもちゃらしいおもちゃは求められていない。かといって何もあげないのもかわいそう。これまた本人に希望を聞くと「グミ！」と即答。オッケーナツオ。誕生日だ。好きなグミを２つ買ってあげよう。というわけで選んだのがつぶグミ。しかしこれだとおやつの延長。困った時はレンタが敬愛するアニーナツオに相談だ。
「レンタは何が欲しいかな？ナツオが一緒に遊べるものだと何がいいかな？」
しばし考えた末にナツオが選んだのがラキュー。レゴは家に大量にあるのでラキューがいいのでは？とのこと。悪くないだろう。
ナツオが欲しいだけなのでは？という問いはぐっとこらえてラキューをプレゼントすることにしたのだった。
レンタの通う保育園にもラキューはあるが遊べるのは年長さんだけ。だから保育園児にとってはお兄さんお姉さんが遊ぶ憧れのおもちゃらしい。なぜに年長さんしか遊べないのか？それは遊べばわかる。小さくて細かいから。つまり３歳児には難しすぎるということ。期待通りレンタは何もつくれずに一瞬で諦めてしまい、ナツオは毎日楽しそうに遊んでいる。ただし、レンタはアニーナツオに新幹線等をリクエストし、それが作られていく過程を楽しそうに眺め、完成したら一緒に遊んでいる。その光景を見ていると結果オーライで良かった。
誕生日ケーキは当日に。
誕生日ディナーは前もって行ったがせっかくなのでケーキは当日にということになった。我が家のケーキはスポンサーである義父の要望により甘さたっぷりのコージコーナーのケーキが定番なのだが今回初めて別のお店のケーキになった。妻の提案により地元で評判の洋菓子店のケーキ。数年前にできて以来ずっと人気のお店でお値段もそれなり。普段は３センチくらいの薄さしか食べない私だがお店が変わるならば話は別。巷で評判のケーキならば是非食べてみたい。繁忙期ではあったがお得意先に「明日は息子の誕生日なんで何とかケーキまでには帰らせてください」と前日から頭を下げ続け、当日は19時半には退社させてもらった。
帰宅した頃には晩御飯を食べ終わっている家族たち。私待ちでケーキ入刀はとっておいてくれた。帰宅早々の誕生日ケーキ。今年も何とか家族そろって誕生日ケーキを楽しめる。
巷で評判なだけあってとても美味しいケーキ。しかししかし。大人向けのお店なので味もやっぱり大人向け。つまり程よい甘さ、上品な甘さのケーキ。もちろん美味しいのだが、コージーコーナーに洗脳されている息子達には不評。「美味しいは美味しいんだけど、もっとぐわーっと甘いケーキが食べたかった。」と ぶーぶー言われる。こんなに美味しいのに！とかくに人の世は住みにくい。
おわりに。
今年も無事に家族で誕生日を迎えることができた。いつまでも赤ちゃんと思っていたレンタもついに３歳。口が達者になってきており、楽しいもののたまにカチンと来てしまう。そこがまたかわいい所でもあるんだけど。３歳になるとお出かけできる範囲もどんどん増えてくるので楽しい思い出が更に増えていきそうな予感。今しか体験できないことを共に楽しんでいきたい。
