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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

ナツオ★6歳 突然の保育園登園拒否。

はじめに。

月曜日の朝に突然気分が悪いと言い出したナツオ。「気持ち悪いから保育園行けない」と泣き出す。繁忙期を終えた心の余裕と繁忙期は残業続きで妻にずっと子ども達の面倒を見てもらっていた罪悪感があり、会社を休んでナツオの様子を見ることにした。

気分が悪いと訴えていたナツオだが、「吐き気がする。」と主張するだけで実際に嘔吐はなし。熱は平熱。気分が悪いとただ訴えるだけで具体的な成果物はなし。つまり物証はない。そして保育園にお休みの連絡をした瞬間に元気になる。食欲も復活し、今までが嘘のように元気良く朝食を食べ出す。念のためにかかりつけの小児科に行くもいたって健康。「精神的なものですかね?」と言われる。ただ、たまにはナツオと二人でごろごろするのもいいかと思い、この日は一日テレビを見たり、図書館へ散歩にいったりして平和に過ごした。残業続きの私にとってもいいリフレッシュになり、明日に向けてのいい休日で終わるはずだった。

登園拒否は続く。

そして迎えた火曜日。またもや朝食中に泣き出すナツオ。「保育園に行きたくない。」とだだをこねる。気分が悪いと訴えるもやっぱり健康。妻がなんとか説得し、「保育園まで行ってそれでも嫌な気持ちがしたら帰ろう。」と言って保育園まで一緒に向かっていった。

保育園に着くと玄関で座り込むナツオ。「無理無理」と泣き出す。ナツオを妻にお願いして私はレンタ@1歳の準備。レンタの朝のおしたくをしているところにまで響くナツオの泣き声。ナツオを妻にお願いし、私は会社へ向かった。結局、妻はナツオを玄関で30分以上も説得。その間にたくさんのお友だち及びそのパパさん、ママさんが心配してくれたそう。最終的には見かねた園長先生が間に入ってくれて妻を会社に向かわせてくれた。

保育園でのナツオははたから見るといつもと変わらず。お友だちとよく遊び、給食もモリモリ食べてと元気いっぱい。ただ、頻繁に「熱が出てきた気がするからお熱測って。」と担任に訴えていたそう。37.5℃以上が出れば強制的に帰らされる(お迎え要請がくる)ので、それを望んでいたのでは?と担任に言われた。

結局、水曜~金曜も登園拒否は続いてしまった。前日の夜は「明日はちゃんと行くよ。」と言いつつ、当日の朝になると「なんか調子悪いから休みたい。」と駄々をこねる。しかも出発の直前になって。保育園まで行ってしまえば楽しく遊んでいるのだが、そこまでが一苦労。泣いて登園拒否を訴えられると胸が痛む。それでも昭和な体育会系な私なので行動指針は「気合いと根性」。泣き叫ぶナツオに「何事も気合いと根性で乗り切るんだ!気合いだ、気合いだ、気合いだー。」と言って精神論を振りかざして連れていく。アメフト好きなのにアメフトからなにも学んでいないダメな私。

ナツオの言い分。

ナツオの登園拒否理由は毎回異なるので原因究明が難しい。

・●●くんが甘夏って言うから嫌な気持ちになる(ナツオだからアマナツらしい)。

・××ちゃんがお絵描きするときに邪魔してくる。

・○○くんが順番を守ってくれないからなかなかレゴで遊べない

・お水たくさん飲み過ぎたからお腹痛い

などなど。このような理由を多数あげてくる。しかも一貫性がなくその時その時で内容が変わる。話を聞いている限りでは誰か特定のお友だちとのトラブルというよりかは、お友だち全員の悪いところをあげているだけの気がする。パパ友ネットワークでみんなのパパと仲が良いことはナツオも知っているので「●●くんの、××ちゃんの、○○くんのパパにLINEでナツオにいじわるするなって言っておくよ。」と伝えると「そこまではしなくても大丈夫。」と急に弱気になる。適当な理由をあげているだけとしか思えない。それでも念のためにナツオの言い分を保育園に伝えておくと、「注意深く見ておきますが、どちらかというとナツオくんは率先してみんなと仲良く遊んでいますし、お友だち同士のトラブルがあると解決しようとがんばってくれていますよ。」と教えてくれた。なまじ正義感が強いからちょっとのルール違反でも気になってしまうのだろう。そしてそれがモヤモヤになっているのかもしれない。

考えられる原因。

こればかりはナツオ本人にしか真意はわからないので親であっても安易に結論付けはしたくないのだが、月曜に2人で話した限りでは「お母さんへの甘え」な気がしている。登園拒否時のナツオの訴えは決まって「お休みしてお母さんと一緒に家でごろごろしたい。」。登園条件は「お母さんも一緒に保育園まで来て」、「お迎えの時はなつおーって大きな声で呼んで」だったりする。とにかくお母さんばかりで、お父さんは普通に会社に行っていいらしい。

ナツオ曰く「お父さんとはたくさんお出かけしたり遊んでいるけれど、お母さんとは全然遊んでいない。だからもっと一緒に遊びたい。」とのこと。妻は月~土と仕事なので休みは日曜だけ。お出かけ好きの私はここぞとばかりに土曜にナツオと出かけまくってきたが、妻は休みが日曜だけのこともあり、日曜は出かけることなく家でごろごろしたり掃除したりで終わってしまっていた。

妻は今回の件で園長先生に相談していたようだが、園長先生のアドバイスも「お母さんからの愛情不足かも」だった。レンタが生まれことで赤ちゃんであるそちらにどうしても目がいってしまいがち。ちょっと遅めの赤ちゃん帰りといったところだろうか。積もり積もったものがこのタイミングで小さく爆発したのかもしれない。登園拒否しだした月曜日は誕生日明けの日。前日までの金曜日~日曜日までは誕生日パーティーやらプレゼントやらでチヤホヤされていたが月曜になって現実に戻されてしまった。祭りのあとのぽっかりとした喪失感。ナツオの気持ちを考えるとちょっとせつなくなる。

 

おわりに。

今回の件で妻は多いに反省中。決してオーバーワークではないものの、ナツオと向き合う時間をもう少し確保するべきだと。急な登園拒否、しかも涙で訴えられるとおろおろしてしまう。力で解決できないこともないが、対処法を間違えると「このまま引きこもり人生へまっしぐらか」と少しだけびびってしまう。幸いにも信頼できる保育園と仲のよいお友だち、そのパパさん、ママさんに恵まれているので、抱え込まず気軽に相談できる環境で本当に良かった。ナツオは保育園から帰ると一日の様子を楽しく話してくれるのでつらいのは本当に朝だけのよう。ただし、月曜日以降ナツオは妻にべったりになってしまった。今までは私と一緒だったお風呂も就寝も「お母さんがいい。」と言い出して私を拒否。ちょっぴり寂しい気もするがこれでナツオが満たされるならばいたしかたなし。

まだ解決したとは言い切れないが、改善の兆しは見えてきている。はじめての「うちの子に限って…」。登園拒否がこんなにも身近にあるなんて。もうすべてが対岸の火事ではない。きっと今が正念場。小さな爆発のうちに気がつけて良かった、と後々振り返られるように頑張ろう。