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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

パパ卓球で自分の限界を知り挫折感を味わう。

趣味が卓球というパパ友に誘われて仕事後にパパ友4人で卓球をしてきた。

「パパ友」というキーワードがあれば各家庭それぞれで決裁が降りやすい。仕事だけ調整すれば家庭はなんとかなる。今回はナツオと0歳クラスから一緒ながら一度も会話したことがないパパさんが来ることになり、私の妻も「●●さんが来るならば、せっかくだから楽しんできなよ。」と快く送り出してくれた。このパパさん。育児参加率が高い保育園仲間の中では珍しく、送迎も保育園での発表会で見かけることもなく、運動会でちらっと拝見したことがあるくらいであった。だから今回の卓球企画に参加されると聞いて楽しみにしつつも、どんなお話しようかと久々に緊張してしまった。

 

今回の参加者は私含めて4名。みなさん趣味が卓球と公言しており、社会人になってからもクラブチームで卓球を続けているとは聞いていた。一方の私。あくまでも経験者レベル。中学校時代に卓球部に在籍しており、三年間は真剣に部活に励んでいたが高校以降はハンドボールやテコンドー、そして今は柔術と楽しむスポーツがシフトして卓球はたま~にやる程度。そんな私が現役でやっている人と対戦して果たして通用するのか。そんな緊張感を持っていざ体育館へ。

 

結論。

まったく通用することなく久々に挫折感を味わいました。

 

卓球に参加するにあたり、さっさと仕事を終え、保育園にお迎えに行き、息子達のシャワーを済ませて(ここまでが妻からの参加条件だったので)、いざ体育館へ。ちょっと遅れての参加。仲は良くても卓球をやるのは初めましてのパパ友同士。会うなりいきなりユニフォームの話で盛り上がっている。私だけ普通の運動着で他は所属チームのユニフォームで参加。「●●さんは神奈川県のあのチームですか。こりゃ強豪ですね。」「××さんはあそこですか。代表の○○さんはお元気ですか。」。私はかやの外で聞くだけ。どれだけマニアックな会話だ。そんな挨拶から始まる卓球。もうね。ついていけない。私は経験者レベルとは言え、中学校時代は市内大会で団体は20校中2位、個人は220人中ベスト8が定位置。県大会ではまったく通用しないもののそれなりにはできると思っていた。卓球は続けていないものの、運動は続けていたから足は動くし。だがしかし、だがしかし。続ける為のラリーは続くが実践形式になるとこてんぱんに散る。経験者だけに実力の違いを痛感する。絶対に越えられないレベル。これを機に卓球はやめようかなと考えてしまうほど。己の無力さを久々に痛感した。

 

二時間がっつりと卓球をした後はせっかくの機会ということで軽く飲むことに。改めてゆっくり話す機会なのでとても楽しみだった。初めてお話するパパさんもいるし。もちろん、私の主目的は卓球よりもこっち。

飲みながらの話題はもちろん卓球。せいぜい市レベルの私に対して皆さんは県大会、関東大会レベル。そもそものバックボーンが違う。5歳からずっと続けている人もいた。みなさん中学、高校と卓球を続け、大学では趣味程度。そして社会人になってからはクラブチームに所属して仕事と家庭のバランスをとりながら卓球を続けている。最近は子育てで忙しいものの、パパになるまではかなりがっつりとやっていたようで、毎月のように大会に参加されていた方ばかり。現役の卓球界は結構狭い世界のようで飲みながら「あそこのチームは…。」「あの選手は…。」と3人でやたらと盛り上がっている。近いのに遠い。ポツンとホッピーのポスターを眺めながら飲む私。ただ、みなさんとても楽しそうなのでこんな雰囲気も悪くない。

 

とにかく卓球の話題で盛り上がったが、中でもすごかったのが今回初めてお話したZさん。あまり話す機会がなかったのでちょっとびびっていたのだが、パパ会等へ参加しなかったのは卓球が忙しいからとのこと。仕事ももちろんだが、それ以上に卓球が。どれくらい忙しいのか聞くと、週5ペースで練習して、年間40試合に参加しているらしい。もうね。完全にアスリート。商社マンとしてお忙しいのに凄い。しかも年齢は一回り以上の50歳。色々と凄い。どこからつっこめばいいのやら。とにかくまるで部活な練習量。繁忙期は残業後の22時台からやるほどのスーパーサラリーマン。実は全国大会にも出場するほどの腕前と聞いて納得。そりゃ、まったく手が出ないはずだ。Zさんのお話を聞いてスゴいと思いつつも他3人は一言「うらやましい!」。週5で趣味に打ち込めるなんて。妻の目が、子どもの目が怖くてそんなこと想像できやしない。もちろんZさんは家庭円満。ママさんとも保育園の送迎時に話すが健康的な趣味だし、応援はしないが止めるつもりもないらしい。趣味もここまで極めれば文句も言えない。お子さんに話しかけると「僕のうちね。パパのメダルがたくさんあるんだよ!」と嬉しそうに報告してくれた。自慢のパパってのが伝わってくる。

ふだんのパパ飲みでは子どもの話や保育園の話で盛り上がるのだが今回はひたすら卓球の話。都内のクラブチームの話やTリーグの話、ワルドナー、ガシアン、ワンタオと言った往年の名選手のプレーの話などなど。ひたすらマニアックでとにかく楽しい。普段はどうしても子ども中心の話となるのでこういった趣味の話は新鮮だった。そしてみんなとても楽しそうに話している。ついていけない話も多かったがいきいきとした表情で語り合っているのを見ているとこっちも楽しくなってくる。

 

あまりにも盛り上がり最後は「このメンバーで定期的に練習して、いずれは団体戦に出場しましょう!」てな展開になりそうになっている。しかし、あまりにも強大な壁を前にして心が折れている私。壁を乗り越えるには練習量が必要なことも痛感している。そしてその練習量を確保するには何かを犠牲にしなくてはいけないわけで…。新しい趣味の時間やぐだぐだと飲む時間も確保したいわけで…。

やっぱり私はアスリートには向いていません。趣味程度がちょうど良い。挫折から学んだよ。ただし今回はとっても濃く楽しい時間が過ごせた。新しいパパ友もできたし、仲が良かったパパ友とも更に仲良くなることができた。ストイックに汗をかくのも好きだが、こうしたつながりの場を楽しむことの方が私は好きだ。ナツオ@5歳の保育園生活は一年をきっているがパパ友の世界はまだまだ広がっている。