香川を出る直前にようやく、
あの小杉が絶賛していたさぬきうどんにめぐりあえた。
こんぴらさん後はツアーに含まれていたクーポンを利用しての昼食。
もちろんさぬきうどん。
しかし、ここでのうどんは欲していたものではなかった。
だしがとてもきいて美味しいのだが、
事前情報で得ていたコシの強さは感じられない。
ちびまる子ちゃんは無論、友人、知人からの話を過度に解釈しすぎていただけなのか、
となかばあきらめながら美味しくうどんをいただく。
昼食を終えたらあとは高松空港に向かうだけ。
ここではないどこかにあるさぬきうどんを思い浮かべながら一路空港へ。
すると、レンタカー返却場の近くにうどん屋発見。
ナツオは車内で昼寝中だし、
そもそもお腹いっぱいだしで、
寄るかどうか、車停めてからも入るかどうか悩んだが、
あきらかに何かが我々を呼んでいた。
吸い寄せられるように店内へ。
大きな店内には子どもが安心して食べられるような専用スペースが。
そして、メニューも豊富。
この旅行初の汁無しうどんを注文。
頼んだのは釜玉。
いちど食べてみたかった釜玉に人生初挑戦。
一口食べてびっくり!
なんだこの食感は!
「えっ!」思わず叫んでしまった。
もちを食べているかのような食感。
口の中から喉までうどんが飛び跳ねていく。
心地よい快感。
咀嚼がこんなにも気持ちいいものだなんて。
踊るようにたいらげる。
妻も同じ表情。
以心伝心。
二杯目突入を決意。
二杯目はシンプルにだしうどん。
口に楽しくお腹に優しいお味。
これぞ求めていたさぬきうどん。
小杉のセリフが口から出て行く。
「うまい、うまいよ。
こんなにもうまいうどんがあるなんて!」
ナツオもいい顔して食べている。
巡り合わせてくれたうどんの神様に感謝。
このタイミングでこの味。
後ろ髪ひかれまくり。
これはまた香川に来ないと。