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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

アフターコロナの運動会。

はじめに。

アフターコロナの小学校運動会が開催された。ニューノーマルな中で行われた昨年の運動会は、運動会というよりも運動発表会のようなものだった。

www.iqo720.tokyo

 

昨年の形式は物足りなさはあったものの完全入れ替え制なのでしっかりと観覧できるし、息子の学年のみの観覧なので手持無沙汰な時間がなくなるしでそれはそれでよかった。子ども達が元気いっぱいに動き回っていればそれで全てOK。

高学年と低学年の入れ替え制での開催。

アフターコロナとなった今年は低学年と高学年の2部制で開催。入れ替え制なので全校生徒が集まることはないものの、国旗掲揚、小学校旗掲揚をはじめとした立派な開会式、閉会式があり運動会らしい雰囲気満載。開会式は低学年の部、閉会式は高学年の部だが我が家はナツオ@小5、レンタ@小1の兄弟なのでともに観覧することができた。

前半の低学年の部、後半の高学年の部ともにメニュー構成は一緒。

  • 学年ごとのダンス
  • 学年ごとの徒競走
  • 低学年(1~3)、高学年(4~6)選抜によるリレー

テンポよく進んでいくのはありがたい。低学年の部の始まりから高学年の部の終わりまででも午前中の3時間くらいで終了。

子ども達は前半、後半のどちらかにのみ参加し、それ以外は授業。しかも5時間授業でお弁当持参という謎のシステム。大人達は運動会終了とともに帰宅するが、子ども達はそこから教室に戻ってお弁当を食べ、5時間目の授業を受けて帰宅。家族で一緒にお弁当を食べるわけではないのだから、子ども達も午前授業扱いにしてくれればいいのに。と思うのはお弁当を用意する大人の愚痴。ナツオ、レンタともに教室でお弁当を食べるという日常のなかの非日常が最高に楽しかったようなので年イチならありか。

元気いっぱいな子ども達を見ているだけで笑顔になる。

3学年ごとの入れ替え制なので息子の学年以外は手持無沙汰になるのだが、入れ替え制で校庭がゆったりしているのでのんびりできる。兄弟合わせて保育園に10年通っただけはあり、息子の学年以外にもそこかしこに知っている顔がいるし、パパ友、ママ友もたくさん。天気が良いので公園に来たかのようにリラックスできる。

子ども達の一生懸命な姿は大人を元気にさせる。どの子も元気よく走り回っている。私が小学生の時は運動会なんてめんどくさいだけで何も楽しくなかったが、今更実感。これは親のために開催されていたんだな。ナツオの同級生はゼロ歳、1歳から知っている子どもばかりなのでその成長ぶりにおじさんは目頭が熱くなってしまう。完全に親戚のおじさん。立派になったな、なんてブツブツ言ってしまう。

驚いたのはどの子ども達も最新の楽曲でダンスをしていたこと。Ado、Vaundy、10-FEET、The Birthday、etc。ダンスするには難しくないか?という曲もあるがみんな一生懸命にしっかりとやりきっていた。思春期にありきたりな「だりーから適当にやっていますわ」的な子どもは皆無だったのでどのダンスもしっかりと締まっていた。

答えなき運動会論争。

運動会が終わったら夜はナツオの保育園時代から続いている打ち上げ。数家族集まって飲んで食べる。昔からの付き合いなので子どもたちは男女関係なく仲良く遊んでいる。

大人同士で楽しく飲んでいるうちに昨今話題となっている運動会論争へ。答えのない世界だけに楽しい議論になった。要は「運動会の形式はコロナ前と後のどちらが良いか」というもの。ナツオ世代は小1の時にコロナ前の運動会を体験しているので、どちらがより良いのかについて共通の前提がある。

コロナ前の運動会(ナツオの小学校)の概要

  • 全学年参加で一日中開催
  • 校庭が狭いので昼食会場(校庭、教室、体育館)は抽選の上、家族で昼食
  • 全学年を通して紅白に分かれての対抗戦
  • 各学年3競技(徒競走、ダンス、玉入れ等の学年競技)

コロナ後の運動会(ナツオの小学校)の概要

  • 学年ごとに親も子どもも入れ替えで開催
  • 運動会は午前中で全行程が終了。子どもは教室でお弁当食べてから授業。
  • 対抗要素はなし。選抜で選ばれたリレー選手が分かれて競うくらい。
  • 各学年2競技(徒競走、ダンス)

コロナ前後の運動会について大人6,7人でワイワイと楽しい議論。それぞれの価値観や教育方針が垣間見えてきて楽しい。当然ながらみんな常識人なので相手の意見を否定することはなし。酒の肴に最高のブレスト。

私は断然コロナ後の運動会の方が良いのだがそれぞれの主張はこのような感じ。

コロナ前の運動会推し

  • 学年を超えた一体感を味わってほしい
  • 高学年が低学年を応援している姿にぐっとくる
  • 昼食にお友だち家族とワイワイ食事するのが御祭り感があって楽しい
  • 六年生の応援団長を中心とした応援パフォーマンスがザ・青春で尊い
  • 対抗形式にして、みんなで勝つ喜びと負ける悔しさを味わってほしい

コロナ後の運動会推し

  • 自分の子どもだけに集中できるので効率的に時間を使える
  • 校庭が狭いので入れ替え制でないと人が入りきらず観戦が一苦労
  • 子どもの弁当だけ用意すればいいのでまだ気楽
  • 運動が苦手な子どももいるので対抗形式でしなくてもいいのでは

主役は子ども達であるのだけど、子どもそっちのけで外野でワイワイ盛り上がる。完全に大人目線の意見ばかり。タイパ重視派の私はやっぱりコロナ後の運動会推しなのだが、「みんなで勝つ喜びと負ける悔しさを味わってほしい」という意見には全く負けず嫌いでない私にも響いた。部活動やならいごとの中でこれから経験していく人、既に経験している人もたくさんいるが、経験しない人はずっと経験しないままの人もいるだろう。多様性の時代でありそれが良いか悪いかは別として私はどこかで経験してもらいたい。私は部活動経験があるので当たり前のように思っていたが、特に「みんなで」というのは人によってはないままかもしれない。
楽しいお酒の力と業種や世代を超えた社会人の集まりなのでどんどん話が飛躍していってチームビルディングや部下や後輩への指導育成までと話題が飛んでいた。答えなき話題であーだこーだ盛り上がるのはとても楽しい。

おわりに。

物心ついた時には既にコロナ社会だったレンタは保育園でも運動会経験なし。今回が初めての運動会だった。家でも毎日のように一生懸命ダンスの練習をしていた。かけっこは4人中3位だったものの最後はカメラ目線で立派にゴール。
柔術をやめてしまったナツオは運動不足でどうなることかと思っていたが早い組での徒競走は堂々の1位。そこそこ速いタイムなのになぜにリレーの選手に慣れなかったのかと聞くと「放課後にリレーの練習やらされる暇があったら塾の宿題やっておきたいから記録会は流した。」とザ・中二病の回答。昨年のダンスは見ていてイライラするくらいに適当にやっていたが今年は真剣にやっていたので一安心。

久々に感じた小学校のお祭り感。選手ではない親の立場の運動家は楽しい。
いよいよ来年はナツオにとって小学校生活最後の運動会。コロナ前に戻るのか、コロナ後の形式で落ち着くのか。どちらにせよ最後の運動会が思い出に残る楽しいもので会って欲しい。0720