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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

【柔術】ナツオ☆小1の挑戦。大会にエントリーしました。

はじめに。

 

4歳からブラジリアン柔術をかじり、6歳からは柔術衣を着て本格的に柔術を練習しているナツオ@小1。全国の猛者と肌を合わせる為にいよいよ大会にエントリーをした。初めて出場するブラジリアン柔術の大会。息子に結果は求めないのでまずはその雰囲気と緊張感を全身で味わってもらいたい。

 

大会出場を決めるまでのいきさつ。

所属ジムではストライプ1本以上が大会エントリーの条件。ナツオは先日ストライプを1本いただいたので条件は満たした。あとは大会参加のタイミングを待つのみだった。

www.iqo720.tokyo

しかし親の心子知らずでナツオは大会参加には消極的。ならいごととしての柔術に満足しており、強さや最強は求めていないよう。闘うのはジム内のスパーリングで十分だと思っているような感じ。

そんなナツオだったが先生から「そろそろ大会に出てみたらどう?」と声をかけられたらちょっとやる気になっていた。しかしそれ以上に親友のリュウタの影響が大きい。リュウタも同様に先生から声をかけられ、その一言で一気にその気になった。その日から明らかに練習に対する意識が変化。クラス後も率先してスパーリングをしたり技を教わっている。そしてリュウタのその様子を見てようやくナツオも気合が入ってきた。「リュウタが出るなら僕も出る」と言ってくれたので晴れてナツオもエントリーしたのだった。

 

出場する階級をどうするかで悩む。

ブラジリアン柔術の大会は子どもも大人同様にカテゴリーが細かい。帯色別、年齢別に加えてやっぱり体重別になる。そしてその体重がまた大人以上に細かくきざまれている。2012年生まれだと3キロきざみ。よりフェアな条件でという配慮は嬉しいがどの階級を選ぶかがまた悩ましい。ナツオは3キロきざみの中で700グラムオーバーという状況。つまり、700グラム減量できれば下の階級で闘える。なんだかんだで重い方が有利ではあるので、この700グラムの壁が悩ましかった。少し減量させて下の階級でエントリーするか、減量などさせずにありのままの階級で闘うか。下にいけば体重が有利に働き、上にいけば軽いので不利に働く。中学や高校受験でちょっとランクを落としてトップ層を目指すか、下位層からのスタートになるがトップ校を目指すかと言えば伝わるだろうか。先生に相談すると「500グラム程度ならば減量とまでいかなくてもおやつやご飯をコントロールすれば無理なく調整できます。」とのこと。

しかし成長期の息子にご飯を我慢しろ、おやつを食べるなとは言えない。小柄ではあるが回転ずしでは8皿程度を余裕で食べてしまうくらいに食べるの大好きなナツオ。そんな息子に我慢しろだなんて言えない。一方でナツオの親友のリュウタはストイック。彼も同様に500グラムオーバーで階級をどうするか悩んでいる立場。そんな彼は減量を選んだ。なんてストイックなんだろう。給食はしっかり食べるものの家での食事やおやつをコントロールしているよう。我が家に遊びに来た時もナツオがクッキーを食べている横で煮干しをかじるという徹底さ。本当になんてストイックなんだろう。

ナツオはそんなリュウタに感化されることはまったくなし。自由気ままに食べることを楽しんでいる。こちらとしては頑張ってもう2キロくらい増やしてほしいくらい。食べるのも練習だ、きっと。それにここは日本。判官びいきが大好き。小柄な牛若丸がばったばったとなぎ倒していく様を見せればきっと会場は味方になってくれるはず。ただしリュウタが減量して階級を落とすとナツオと同階級となる。これは手ごわい。それでも二人が闘う場が日本一を決める決勝の場になるかもしれないと想像するとワクワクしてくる。

 

子どもでも大会出場が決まると意識が変わっていく。

ナツオは大会出場を決めてから練習への取り組み方がだいぶ変わってきた。先生の指導が細かくなってきたこともあり、教わったことを覚えようと必死になってきている。ナツオやリュウタへの指導も大会を意識したものになっているので、今までだったら流されていた細かいところも指摘されるようになってきた。練習やスパーリングだと一本を取る(相手をギブアップさせる)攻防が中心だが、試合を意識するとどうやってポイントを取るか、またどうすればポイントを取られないかが大切になってくる。それに試合で使われるポルトガル語も覚えなくてはいけない。柔道で「イッポン」「マテ」のように日本語が使われるように、ブラジリアン柔術では「コンバッチ」「パロウ」などのポルトガル語が使われるので何を言っているのかわからなければ試合にならない。慣れないカタカナ言葉を必死で覚えている。子どもが一生懸命に頑張っている姿は胸をうつ。

 

おわりに。

大会でどのような結果になろうとも、大会に出ると決めてその為の練習を続けてきたことはきっと財産になるはず。それだけで親としては充分。競技人口の少なさとカテゴリーの細かさを考慮するとブラジリアン柔術は日本一を目指しやすい競技なので、いつか日本一になってくれたら嬉しいがそれを目指すかどうかはナツオ次第。一度試合に出てくれたら、これから先は競技として続けるのか趣味として続けるのか、はたまたいったん距離を置くのか。それはナツオが決めればいいと思っている。親友のリュウタがいる限りはとりあえず続けてくれるはずというもくろみもあるけれど…。

さてさて大会に出場した後にナツオはどうなっていくのか楽しみである。優勝を目標にして一生懸命になり、既に成長を実感しているので私はもう満足している。それでもやっぱり高い頂を夢見て、無限の可能性をずっと応援していきたい。