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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

「一生に一度」を味わいに小1と2歳の息子を連れてラグビーワールドカップを観戦してきます。

はじめに。

「ノーサイド・ゲーム」の余韻がまだ残っている中いよいよ明日に迫ったラグビーワールドカップ。世間の関心がどこまで盛り上がっているかわからないものの職場はラグビー大好きな人が多いので非常に盛り上がっている。なにせ職場の暑気払いとして毎年有志でトップリーグを観戦しているし、その影響で私も何度かナツオ@小1を秩父宮に連れて行っている。 

www.iqo720.tokyo

 

しかしワールドカップのチケットはなかなかの値段だということもあり、年に一度か二度ラグビーを観戦する程度の私はテレビ観戦でいいやと思っていた。それに買いたくてもチケット予約サイトがつながらない。

そんな私だったがだんだんと周囲の話に洗脳されてチケットを購入。息子2人を連れてラグビーワールドカップを観戦してくる。

 

ワールドカップの雰囲気を味わせてあげたい。

ラグビーにそこまで興味がない私の決め手になったのは「ワールドカップの雰囲気」。2002年のサッカーワールドカップを体験している上司や同僚、ママ友パパ友が口々にあの雰囲気の素晴らしさを語ってくれた。当時の私は大学生なので時間に余裕はあってもお金に余裕はない。日本で開催されていてもサッカーワールドカップはテレビの世界の話だった。

そんなわけでピンとこなかったが観戦した人は口々に雰囲気が凄かったと熱く語る。サッカーに興味がなかったママ友でさえ開催中にだんだんと関心を示し、ついには雰囲気を味わいたくなってサッカーのルールも知らないままチケットを購入したと言っていた。

みなさんが語る内容を集約するとこの3つ。

  • 駅から延々と続く楽しそうな人の流れ(しかも外国人は応援歌を歌いながら)
  • スタジアムを埋め尽くす超満員の人
  • 敵味方関係なく盛り上がりフレンドリーな外国人ファンとの交流

なるほど楽しそう。テレビでは味わえない。これぞワールドカップか。国内で超満員のスポーツ観戦経験はないが、ドイツで味わったことがある。サッカーワールドカップの影響でカーンをはじめとするドイツ代表に感動した友人に誘われて卒業旅行はドイツ一周の鉄道旅行。旅の目玉はバイエルン・ミュンヘン対TSV 1860ミュンヘンのミュンヘンダービー@オリンピアスタジアム。当日は朝からユニフォーム姿のファンでミュンヘン中が溢れていたのを覚えている。最寄駅からスタジアムまではひたすら人、人、人。スタジアムに入った瞬間のまぶしさ。スタジアムの電光掲示板に発表された入場者数は69,000人前後。スタジアム内を埋め尽くす人と歓声。試合内容は忘れてしまったがスタジアムまでの雰囲気、スタジアムでの大大大歓声はしっかりと残っている。ただし、試合はダービーだったのでフレンドリーな雰囲気ではなかった。サッカーワールドカップの話を聞いていく中で当時を鮮明に思い出した。あれから20年近く経つのに今でも強烈に覚えているあの光景をまた味わえるかもしれないのか。

スタジアムでしか味わえないあの雰囲気。息子たちにも味わせたい。しかもラグビーは紳士のスポーツなだけあってラグビーファンは基本的にフレンドリーらしい。サッカーのように敵味方で観客席が分かれることもないし、ファン同士によるもめごとなどないと聞く。ラグビーの国際試合の観戦経験がある人に聞くと敵味方が隣同士に座るのは当たり前で試合結果に関係なく試合後に互いに自然と握手していたなんてこともよくあるらしい。なんて楽しそうな雰囲気なんだろう。私はトップリーグしか観戦したことないが、試合中に嫌なブーイングや不快な野次など聞いたことがない。あるのは応援と声援だけ。超満員のスタジアムで味わう応援と声援。私だって味わってみたい。そんなポジティブな雰囲気ならばきっと子連れでも安心して楽しめるだろう。

 

観戦カードはフランス対アルゼンチン 親子で約2万円也。

雰囲気を購入するつもりで臨んだチケットの四次販売。世の中がだんだんと盛り上がってきているからか、順番待ちが半端ない。サイトにアクセスしてから順番がまわってくるまでまさかの9時間待ち。待ちに待ってようやくサイトにアクセスすると手が届く価格範囲での日本戦は残っていない。そこで外国同士のカードに目を向ける。ようやくつながったサイトで操作できるのは決裁完了まで含めてわずか30分間。30分経過すると強制的にログアウトされてまた順番待ちしなければならない。山手線の車内で順番がまわってきたが落ち着いて操作できないので途中駅で下車して駅のホームでひたすら操作していた。

スケジュールと開催場所を考慮すると土曜日開催の東京スタジアムが現実的な選択となる。スマホでちまちまと各カードのチケット状況を確認している間にもどんどん座席が売れていく。既に戦いは始まっている。一分一秒も無駄にできない。20分かけて悩みようやく観戦カードが決定。選んだのは9月21日(土)開催のフランス対アルゼンチン。雰囲気目的だったので一番安いチケットを求めていたが残数なし。最安値でも大人15,000円、子ども5,000円の組み合わせ(レンタは2歳なので膝上OK)。セットで2万円。高いか安いか。スポーツ観戦に2万円と考えるとやっぱり高い。しばし悩む。しかし、私の周囲には横浜パックや東京パックといったラグビー観戦パックを購入した人はもちろん、決勝トーナメントや好カードの高カテゴリー席を本人はもちろん家族分購入した人がごろごろおり、チケットだけで5万円から50万円とみなさん大盤振る舞い。「そんなに!」とつっこむもののみなさん口々に「海外で開催だと飛行機代とホテル代だけでいくらかかることか。それにくらべたら安すぎるよ。」との回答。周囲だけで10人以上はワールドカップ観戦予定なので、昼食時に当たり前のようにそんな会話をしている。そのおかげでだんだんと私も洗脳され2万円に躊躇するものの「10万円前後使っている人が多い中で親子で2万円って凄いお得なのでは?」と麻痺してきた。絶対評価ではなく相対評価で考えると確かにお得。そしてえいや!と決断し、強制ログアウト2分前に購入できたのだった。

 

おわりに。

レンタ@2歳はまだ小さすぎて観戦の記憶は残らないだろうが、小学生のナツオならばきっと雰囲気だけはずっと記憶に残るはず。試合内容は覚えていなくてもいい。「小さい頃にワールドカップに見に行ってたくさんの人がいた」という雰囲気だけでも心のどこかに残っていてくれればそれで十分。それがいつかどこかでなにかの拠り所になるはず。そう思えば20,000円の出費も痛くない。「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」そうだそうだ。その通り!

何事も形から入る私。チケット購入の勢いで観戦用にラグビーフランス代表応援シャツを購入。息子にはメッシモデルのサッカーアルゼンチン代表のレプリカシャツを着させる予定。フランスもアルゼンチンもどっちも応援しているよ!というメッセージ。東京スタジアムでルコックのTシャツで抱っこひもをしているおっさんとアルゼンチンのユニフォームを着ている少年の男3人組がいたら私だと思って優しいまなざしをかけてください。

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