はじめに。
レンタ@2歳の保育園の運動会が無事に終了。運動会とはいっても2歳児クラスまでは競技終了後に解散となるのでおまけ程度の位置づけ。そもそもまだ2歳の子ども達。元気いっぱいに走り回るので精いっぱい。運動会という概念など存在していないだろう。
昨年は長男ナツオが年長さんだったのでお手伝い含めて出番が多く、最後は花形の親子リレーもありひたすら盛り上がっただけに今年はどこか物足りない。昨年との反動が寂しい。
今年は見学席の隅でおとなしく観戦していた。妻も今年は仕事を休むことなく、レンタの競技を見終えた10時過ぎにはそのまま出社していった。
灼熱のために前日に開催場所変更。
運動会開催予定日の天気予報は灼熱。子ども達に何かあったらということで前日に会場が急きょ変更。近隣の小学校の校庭ではなく、体育館での開催となった。ナツオ時代から数えて通算7回目の参加にして初の体育館開催。体育館に0歳から年長さんまで6学年の子ども達プラスその保護者達が集合。想像通りかなり狭い。こもった熱で倒れる人が出てきそうなくらいにムシムシしていた。年長さんの保護者からは「最後の運動会だから校庭をたっぷりと走らせてあげたかった」と嘆いていた。先生も苦渋の決断だったろう。憎むべきは地球温暖化。
淡々と進行していく運動会。
運動会プログラムは当日に大変更。会場の狭さを考慮したのだろう。0歳児~2歳児までは終わり次第の解散なので、小さな子ども達のプログラムを開始早々にして早めに解散できるようになっていた。
レンタの参加競技はかけっこと親子参加の早着替え競争。体育館の為にかけっこ距離は短く、ぱっと見だと10メートルくらいだろうか。ナツオのような早生まれ組はまだ2歳になったばかり。会場の雰囲気に圧倒されてみんな泣きながらヨチヨチ走っていた。おなじ2歳クラスでももう3歳になった子ども達はトコトコ走り。同じ学年でも全然違う。ナツオは会場の熱気と雰囲気にびびってしまい、終始大泣き。常に先生と一緒。微笑ましいから良しとするか。
10時過ぎにナツオの出番は終了。あとは帰るだけなのだが、そこは長男ナツオがいるので帰らせてくれない。きょうだいのいる旧保育園友達がたくさん来ていたので、レンタも私もほったらかしてずっと遊んでいる。それに意外に人望があることが判明。運動会を見学していると先生だけでなく、年中さんや年長さんから「ナツオくんだ!」とたくさん声をかけられて「やぁ!」「かけっこ頑張って!」なんて挨拶している。まるで部活にやってくるOBみたい。とりあえず現役からうざがられていないようなので良かった。息子の意外な一面が見られた気がする。
結局ナツオは10時から運動会が終了する12時までずっと校庭でお友だちと走り回っていた。普段は上級生がいる校庭を貸しきれて気分がいいのだろう。他の小学校に行ったお友だちに栽培しているアサガオの自慢をしたり校庭を案内をして、あとはひたすら鬼ごっこ。レンタも一緒になって灼熱の天気なぞおかまいなしに走り回っていた。風も日陰もたっぷりあったのでバテることなく遊べた。子ども達にとっては外を走り回る方が気分がいいのだろう。
夜はみんな集まっての謎の反省会。
運動会にはナツオの代のお友だちが多く来ていた。子どもが習い事に行っていて手持ちぶさたなママ友も数名見学に来ていた。そうなるとどうなるか。「せっかくなので久々にみんなで晩御飯食べよう!」ということになる。ナツオは保育園から同じ小学校に行ったお友だちが多いのでお久しぶりではないが、他の小学校に行ったお友だちは久々にみんなに会えて大喜び。そりゃもっと遊びたくなるだろう。
結局、駅前の居酒屋の個室を手配し8家族30名集まっての大宴会となった。名目は「昨年は運動会お疲れさまでした。そして来週は各小学校での運動会、頑張りましょう!」という集まり。去年の保育園の運動会の反省会&来週の小学校の運動会の壮行会。もはや口実はなんでもあり。日本全国酒飲み音頭である。酒が飲める飲めるぞ、酒が飲めるぞ。
土曜日の居酒屋だったので空いていたことと、子ども達も小学生になって悪ふざけすることがなくなってきたので楽しく盛り上がった。個室の座敷内でママ席、パパ席、子ども席と別れ、大人はひたすら飲む。気がつけば18時から22時まで4時間。飲み放題にすれば良かったくらいにみんな楽しく飲んでいた。おとなしく折り紙したりタブレットで遊んでいる子ども達を眺めながら成長を実感。こんなに安心してお酒が飲めるようになるなんて。保育園生活の思い出話からこれからの話まで話題が尽きることなくひたすら楽しいお酒だった。
おわりに。
レンタが主役のはずの運動会だったが気がつけばいつもの展開。そしてこのナツオの代があまりにも居心地がいいのでレンタの代の親御さん達とは挨拶どまりの関係となってしまっている。レンタにはちょっと申し訳ない。終わりよければ全て良し。今年も運動会はいい思い出となった。
今年が実績となって運動会は体育館開催が当然となってしまうのかがちょっと気になるところ。体育館開催だと園児達の日除け用の大きなテントを用意することもないし、石灰で白線を引いたり倉庫から用具を出す必要がないので保育園側の準備はだいぶ楽になるだろう。保育園のことを考えるとこのまま体育館開催となっていきそう。子ども達の安全安心第一なのでいたしかたないんだけど、ちょっと物足りない。やっぱり運動会の花形の親子リレーは校庭を思いっきり駆け抜けたい。今年は狭い体育館での親子リレーだったのでRがきつく、大人が3人も転倒していた。それはそれで盛り上がったけれど、どうせならば圧倒的な速さで会場を沸かせたいところ。レンタの出番となる3年後はどうなっていることだろう。その時は私ももう40代。3年後のレンタの運動会に向けて今からちゃんと走れる体を維持しておかないと。