幸か不幸かバレンタインベイビーなレンタ。記念すべき1歳の誕生日も賑やかなものとなった。
誕生日当日も翌日も平日。その為に全てのスケジュールはナツオ@5歳に合わせての進行となる。当日は妻は早上がり。私がナツオのお迎えから帰るともう帰宅していた。
誕生会はいきなり誕生日ケーキから始めた。夕食後のデザートにするとナツオの就寝時間が遅くなってしまうことと、夕方はちょうどナツオのおやつの時間でもあるため。すまないレンタ。これも二男の洗礼。全ては長男が基準となってしまうんだ。
レンタとケーキの記念写真を撮ったら後はナツオのおやつタイム。お祝いだからという名目でいつもより多くケーキを食べ、誕生日プレートのチョコレートもしっかりと食べる。夕飯が食べきれるのか不安になってしまうくらいの食欲。レンタも兄を見習ってよく食べる子になってほしい。きっとナツオもレンタの為に一生懸命食べているのだろう。そうであると信じたい。
ケーキ後は1歳記念のイベント。久々すぎてその存在すら忘れていました。ほんと申し訳ない。
まずは「選び取り」。各種小道具を赤ちゃんの前に並べ、何を選んだかでその子の将来が決まるというもの。「んなバカな。」と心の中で思いつつも私を除く全員が盛り上がっているのでしっかりとのる。正直レンタが何を選ぼうがどうだっていい。しかし、日本の風習とあらば邪険にはできない。おもしろ半分でナツオも参加するからもうにぎやかな状況となってくる。ナツオがおもちゃ箱から色々とだしてきたおかげで、レンタが選ぶべき職業が格段に増えた。用意したのは電卓、おままごとセット、筆記用具、お医者さんごっこセット、カメラ、仮面ライダー、ウルトラマン、新聞、本、音楽CD。この職業選択の自由の多さ。人生ゲームかよ!どうせならルーレット回せばいいのに。これらをレンタの前方に置いてズリバイさせる。あれこれと目移りした末にレンタが選んだのは電卓。公認会計士目指して是非がんばっていただきたい。
続いてのイベントは「一升餅」。背中に一升分のお餅を担がせて歩かせるってやつ。実際にはまだ歩けないレンタ。風呂敷にお餅を包んで背中にくくりつけた。どうしても客観視してしまう私。ほほ笑ましい光景には違いないのだが、どう見ても虐待にしか見えない。わけもわからず重たいものをくくりつけられるレンタ。ズリバイしようとするも全く進めず。そしてあまりの重さに倒れそうになり、最後は大泣き。なんて可哀想な。見ていてせつないよ。
一通りのイベントを終えた後はご馳走タイム。義母が一生懸命につくってくれた。当然ながらメニュー等の決定権は全てナツオ。よってナツオの希望により今回も手作りお寿司。製氷機にお米を詰めてその上に刺身を載せるだけの簡単なものだが、ここ何年もナツオの希望により各種イベントで寿司を作り続けてきた義母。ものすごく腕があがっている気がする。ぱっと見だと製氷皿寿司とは思えないくらいに完成度があがってきた。
満足そうにお寿司を食べるナツオ。手巻き寿司もあるので好き勝手に巻き巻きして楽しんでいる。主役のはずなのにご馳走感ゼロのレンタはいつもの離乳食。それでも大好きなお兄ちゃんが喜んでいるのが伝わるのだろう。とっても嬉しそうに食べていた。せめてものお裾分け?としてレンタには刺身を湯煎した鯛を二切れ。実に美味しそうに食べる。
まだまだ判断能力がないレンタなので誕生日プレゼントも特に用意せず。そりゃ「これが欲しい。」と言ってくれればこっちだって用意するけれど、「だー、だー」としか言われても何も用意できない。おもちゃ類はナツオのお下がりがたっぷりある。好きなだけ遊ぶがよい。ナツオの時のことを考えるとちょっと可哀想ではあるが。二男という十字架を背負って強くなってくれ。
そんなプレゼントゼロのレンタに対して、ナツオには「一年間お兄ちゃんお疲れさま」としたプレゼントを用意していた私。仮面ライダービルドの食玩なので大したものではないが大喜びしてくれるナツオ。なんだかんだでまだ5歳。この一年間はたくさん我慢をさせてしまっていたはず。せめてもの罪滅ぼしとして受け取って欲しい。
誰が主役なのかわからないレンタの誕生日であったがとても賑やかで楽しかった。バレンタインデーというのは覚えやすくていい。
!?バレンタインが誕生日ということは、家族で誕生日を祝えるのも思春期までの数年だけだろうか。「夜はちょっと予定があるから無理。」とか「チョコでお腹いっぱいだからケーキとかいらないから。」なんて生意気なことを口走る日が来るのだろうか。そうなると結局レンタの誕生日はいつまでもナツオが主役ってことになるのか…。ちくしょう、アオハルめ!
しかし鏡を見て現実に戻る。私の息子であるならばそんな苦労も心配も縁がなさそう。むしろ誕生日はチョコなしで落ち込んでいる息子たちを家族総出で慰める日となりそうです。バレンタイン?なにそれ?今日は可愛い息子の誕生日ですけど。