今日からナツオも年中さん。
早いもので保育園生活も5年目がスタート。
5年目って、冷静に考えれば凄い。
大学生だったらもう社会人になっている。
親同士の付き合いも5年目となればそりゃ親しくなってくる。
そんな保育園生活だがついに送迎が妻の担当となった。
ナツオの保育園は、産休中は9時~17時が原則の時間。
しかし、妻の慢性的な睡眠不足による疲れと私が繁忙期前で落ち着いていたということで、今までどおり8時~18時でお願いしていた。
というか、保育園には何も伝えずにしれっと私が送迎を行っていた。
送りは元々私の担当であったが妻が出産してからは迎えも私が担当。
定時ダッシュで行けば間に合うし、理由が理由なので繁忙期以外であれば上司も協力的。
帰り際の一仕事や帰りに本屋寄ったりといったことができずにたまに不満はあるものの、迎えならではの楽しみもあって悪くはなかった。
お迎えに行くと園児達がわらわらとゾンビのようにやってきて「なっちゃんのパパ」とか「ナツオのお父さん」と口々に言うのがかわいらしかったし、他のママさん、パパさんと雑談もできて楽しかった。
それになにより、送りと違って迎えはナツオが嬉しそうだし、私にも余裕があるのでのんびりと散歩しながら帰れるのがよかった。
まぁ、どうせ4月入って4営業日目くらいからは嫌でも帰られなくなるので、一緒にいられるうちは送迎しようかと考えていた。
しかし、さすがは我が保育園。
そんな夢のような話は続かない。
先週半ばに突然園長先生から妻へ電話がかかってくる。
さすがは園長先生。
我が家のことをわかってらっしゃる。
送迎時に担任からは何も言われなかったのでおかしいとは思っていたが、そういうことだったのか。
つまり、担任と私を介してのやり取りだと互いに決裁権がないだけに無駄に伝言ゲームが繰り広げられるだけ。
結局はお互いになあなあとなり何も進まない。
会議は踊る、されどなんとやらだ。
地上戦よりも空中戦。
トップ同士で話し合い、トップダウンで決めた方が物事は進んでいく。
妻の話をもとにトップ会談を要約すると、
園長「レンタくんのご出産おめでとうございます。もう出産して一ヶ月経ちますがナツオくんの送迎は産休扱いでよろしいでしょうか。」
妻「ありがとうございます。ちょうど先日一ヶ月検診を終えてきました(嘘つけ!)。そろそろ園長先生にご挨拶に伺おうとしていたところです(これも嘘だろ!)。産休扱いというのはどういったことでしょうか。」
園長「8時~18時の保育時間を規則に従って9時~16時でお願いしたいのですが。」
妻「ちょうど今、区の案内を読んでいるのですが、産休中は9時~17時と明記されています。17時の間違いですよね。」
園長「保育園の円滑な運営の為に(なんじゃそりゃ?)、16時まででお願いしています。ご協力をお願いします。」
妻「(ナツオが人質にとられていることだし)・・・。わかりました。」
文章にしていて恐ろしくなるくらいにつっこみどころ満載でバチバチしている。
ただ、他のママさんに聞くとなんだかんだで理由をつけて15時までの約束にしたり、年末年始やお盆期間中は休んでもらったりが当たり前となっている。
さらに、うまいのは全てを子どもを理由にしてくること。
「よしきくんが寂しがっていまして。」「さくらちゃんが早く妹に会いたがっています。」
とかなんとか。
そう考えると9時~16時の保育時間。
しかも、園長先生の承認済みというのは一定の成果ありと言っていいのだろうか。
基本的には担任からの一方的なお話で園長先生が自ら電話かけてくるというのは妻だけとのこと。
さすがは園長先生。
私がただの伝書鳩にすぎないということを見抜いている。
しかし、一つ驚いたのは妻が明文化された原理原則があるのに妥協したこと。
交渉のプロの妻のことだから闘うものと思っていた。
むしろ、どこまで闘ってくれるのか楽しみにしていたのに。
妻曰く、やはり子どもを預けてもらっている以上、無意味な闘争は避けたいとのこと。
あるはずないとは思うものの、闘うことでナツオが不利益になることは絶対に避けなければならない。
互いに重箱の隅をつつくような規則合戦になっても嫌だ。
ナツオが楽しみにしている「給食のお代わり」も「ひとり一食」としか書かれていませんが?と言われてしまったらお願いはできない。
そもそもお願いするものでもないし。
そんなわけで、ナツオの送迎がなくなったので朝がゆっくりとなった。
送りがないなんて、この4年間で出張した時の2日間だけだと思う。
それくらいに頑なに妻に拒まれてきた送り。
なければないで寂しいがやはり朝にのんびりできるのはありがたい。
しかし、妻よ、園長先生との交渉であっさりと妥協点見つけてくれるならば私との交渉でも妥協してくれよ。
いつも理詰めで追い詰めてくるのはやめてほしい。