気合いと根性で週末まで乗り切れなかったナツオ。
夕方に保育園から会社に電話がかかってくる。
「ナツオくんのお父さんですか?
ナツオくんが午後から38℃の発熱となりまして。
元気がいいんなら気にしないのですがそうでもなさそうで…。」
そして、しばらく沈黙。
急ぎの仕事の最中で心に余裕がなかったため、
こちらもちょっと無愛想な態度。
あえて黙ってみる。
すると、
「それで、どうしましょうか。
お迎えはどれくらいで来れますか。」
と向こうから言ってくる。
どうしましょうか?と聞いてくるならばもう少し面倒見てくれ。
と言いたくなる。
あと2時間ちょっとで妻が迎えに行く時間なのだから。
だがここはぐっとこらえる。
そして、やむをえずに義母にお迎えをお願いする。
そんなわけでナツオを心配しながらの帰宅。
ウィルス性胃腸炎の次はインフルエンザかとドキドキしながら扉を開けると…。
きゃっきゃ言いながら食事中のナツオ。
見たところ健康そのもの。
だいぶ拍子抜け。
しかし、触ると体全体がものすごく熱い。
やはり熱はあるみたい。
ただ、医師曰くインフルエンザよりも風邪の可能性が高いとのこと。
ほっと一安心。
保育園で迎える初めての冬は大変だと聞くが、
このことか。