「子どもに優しい」
という噂を聞き、戸田競艇場へお出かけ。
学生時代に少し競輪場に行っていたくらいで
競馬もパチンコも一切やらない、ギャンブルとは無縁の私。
当然競艇場にも行ったことがない。
高校時代にサンデーで読んでいた「モンキーターン」が競艇知識のすべて。
ナツオと2人で出かけたのだが、
義父母に行き先を告げると絶句された。
やはり公営ギャンブル。
あまりいいイメージはない。
後から聞いた話だが妻は本気で怒られたらしい。
「競艇場に行かせるなんて。
これを機にギャンブル狂になったらどうするの!」
と。
どれだけ信用されていないんだろう。
戸田競艇場へは駅から無料送迎バスで行ったのだが、
とりあえずバスの中がある意味期待通りの世界。
少なくともバスに乗っている人たちとは普通に生活していたら交わらない人ばかり。
たまたまだろうが9割が60代前後の男性一人客。
みんな黙って予想紙を読み込んでる。
あきらかに場違いな私とナツオ。
独特の匂いが充満してきたこともあり、
もう帰りたくなってきた。
そんなバスに乗られて15分。
戸田競艇場へ到着。
入ったら警備員に声かけられ、受付でお菓子をもらう。
子どもにはプレゼントしているらしい。
さっそく子どもに優しい。
スタンドではモーターボートのスピードに圧倒される我々。
ナツオはさっそくテンションあがってる。
「ここでボート見ながらおにぎり食べようよ!」
とのことで寒いし独特の雰囲気なので有料席行きたかったがここでおにぎり食べることに。
ただ、生で見る競艇は迫力満点。
早いし美しい。
非日常感満載。
ただ、レース終了間際は怒号が飛び交ってこれまた非日常感満載。
みんな怖いよ。
ここで2レース見てから中を探検することに。
食堂コーナーは広くてメニューが豊富。
そしてとても明るく清潔。
ナツオはラーメンを、私はモツ焼きと生ビールを楽しむ。
清掃スタッフが多いのでとても清潔だし、よく声かけしてくれる。
窓側なので太陽光たっぷりで明るい。
舟券買ってないのでレース展開とか気にせずに落ち着いて競艇場を楽しめる。
食後は有料席へ。
5階なので景色は抜群。
ガラス張りの室内なので温かく快適。
そして紙コップ自販機のドリンクが無料!
コーヒーもコーラも無料!
客層が全く違って驚く。
とりあえず民度が高そう。
家族連れやカップル、若者がたくさんいる。
そうそう、こういう世界を想像していたんだよ。
「今、ボートレース場がオシャレ」
「デートの新定番、競艇場」
なんて東京walkerや王様のブランチとかで紹介されていそうな世界。
スタンドとはまた違った視点でレース観戦。
ここでようやく人生初の舟券購入。
しかし知識ゼロにもほどがある。
グーグル先生に相談して適当に購入。
500円分×2レースで1,000円のみ。
そして散財。
きっぱりと予算は1,000円と決めていたのでここからは純粋に競艇場を楽しむことに。
今回の主目的の一つであったキッズルームへ。
ネットで評判なだけにすごい!
ひろい!
きれい!
十分すぎる遊び場に加えて漫画コーナーや雑誌コーナーも充実。
それにテレビゲームもたくさん!
専任の女性スタッフもいて安心感抜群。
ここを利用するためだけに入館する価値があるくらい。
休日だというのにほどよくすいており、安心して遊ばせることができる。
ナツオはここで初めてのテレビゲームレビュー。
仮面ライダーカブトのプレステゲームを発見し、わけもわからず遊んでいた。
予算を使い切ったので競艇への興味は失速した私。
レースなど関係なくただただナツオと遊ぶ。
いたれりつくせりのキッズイベントとして、バルーンアートがプレゼントされる。
結局、1時間強をキッズルームで過ごしてようやく帰ることに。
帰り際に1レースだけ観戦し、初めての競艇場終了。
迫力満点のレースに最後まで圧倒される。
再び行くか?と問われたら保留となるが、キッズルーム目的で一度は行く価値あり。
ただし、ギャンブルに負けない強い心は必要。
ギャンブル目的ではなく非日常感を目的とするならば十分楽しめる。