年に一度のクラス発表会の為に会社を休んで参加。
スケジュールを確認すると、
9時15分登園、10時発表会開始。
その間約一時間。
昨年は喫茶店でパパ友とモーニングで時間をつぶしていた。
しかし、今年の案内には、
「子どもを預けたらそのままホールでお待ちください。」
の一文が。
一時間も何するのかと思いながらホールに続々と集まる保護者達。
そこへ担任の先生登場。
そして衝撃的な宣告。
と言うか、無茶ぶり。
「これからグループに分かれて劇をやってもらいます。
画用紙も配るのでお面もつくって、
配役を決めてセリフ合わせてしておいてください。」
バトルロワイヤルのように、
衝撃的な宣告をさらっと言われる。
銃器のように配られる絵本と画用紙。
えっ?
慌てる保護者達。
ただただとまどうのみ。
発表会のつもりがまさかの逆発表会。
我々のグループの題材は「三匹の子豚」。
とまどいながらもそこは我々。
仕事と育児を両立させてる社会人。
なんだかんだでテキパキと決まっていく。
絵がうまい人、盛り上げるのがうまい人、本当に色々な人が集まっている。
イクオの配役は狼に決まり、
いざ発表会開始。
ナツオの歌の様子を写真撮影しながらも、
内心は緊張しまくって集中できない。
そして子どもの発表が終わった後に
サプライズでパパママからの劇の発表開始。
びっくりしながらも大興奮の子ども達。
いざはじまれば、なんだかんだでノリノリのパパさん、ママさん。
そんな空気に包み込まれて、
緊張しつつも狼役をやりきるナツオ。
父だとわかっているのに
恐怖でナツオを泣かせるくらいの迫真の演技ができた。
終わってみれば大興奮の子ども達。
無茶ぶりした先生達は大爆笑してやがる。
しかし、悔しいけど、やって楽しかったのは事実。
劇なんて20年ぶり以上だが、
楽しませたい相手がいればなんとかなるもの。
何人かのパパママ達とランチしたのだが、
話題は子どものことでなはく大人の劇のことばかり。
みんな「なんだかんだで、やってよかった」と言い合っている。
保育士さんの手のひらで見事に泳がされて悔しいが、
いい保護者達に恵まれてよかった。
さあ、来年に向けて役作りを始めないと。