タイトルに惹かれた読んだ本。
「哲学する赤ちゃん」
赤ちゃんと「科学」ではなく「哲学」という組み合わせが新鮮。
内容も「赤ちゃんであるとはどのようなことか?」や
「赤ちゃんと人生の意味」等々、まさに哲学。
哲学の観点から赤ちゃんの持つ力や赤ちゃんとの接し方について
豊富な事例を挙げながら解説してくれている。
どうやって赤ちゃんを育てるかといった話だけでなく、
赤ちゃんがどうやって親を育てているかといった話も多く、
本を読みながらもついついナツオを見つめてしまう。
「哲学」が主題でありながら科学的なアプローチでも
赤ちゃんの潜在能力について解説しており、
ありったけの愛情を注げば注ぐほど、
たとえリアクションがなくても赤ちゃんに接するほど、
赤ちゃんの情緒がぐんぐん発達していくことを教えてくれる。
育児の初期段階でこの本に巡り合えたことは幸運。
ハウツー本としてではなく、指針の一つとして長く付き合っていきたい本。
読後は思わずナツオをぎゅっと抱きしめてしまった。