気になる運動会のプログラムだが、
ナツオの出番はたった一つ。
しかも、「運動」と呼べるほど立派なものではない。
ただ親にかつがれて振り回されるだけのもの。
子どもと親がペアになり、先生や音楽の指示にしたがって
高い高いをしたり、飛行機のように揺らされたり。
それでも子ども達はとても大喜び。
ただ一人、ナツオを除いては。
ナツオはまさかの一人ふてくされ状態。
せっかく優先席をキープして一眼レフで狙いを定めているのに。
笑顔などまったくの皆無で、逃げ出そうとする背中か、
イヤイヤの泣き顔しか写せない。
何が気に食わないのだろうか。
他の子どもはみんなキャッキャッ言って楽しんでいるのに。
最後はそれぞれトラックを一周して来場者にご挨拶。
他の子どもは呼びかけると「ナツオちゃんパパ!」と言ってカメラ目線をくれる。
ナツオだけがイヤイヤ泣き顔。
苦笑いの妻とおもいっきりのけぞるナツオ。
せっかくのカメラ席だというのに。
1歳児はこの競技?だけで運動会終了、そして解散。
せっかくの機会なので他の子ども達との可愛い写真を撮ろうとするのだが、
あいかわらず不機嫌なナツオ。
可愛らしいお友達との2ショット、3ショットなのに。
ツンデレもほどほどにしてほしい。