Call me Iqo.Pls!

月→土とバリキャリ勤務の妻を持つ小心者の夫。2012年度に続き、2017年9月より二回目の育休中。育児ブログです。

池袋で魚釣り@西武百貨店屋上。

王様ではないものの子どもの願い事はできるだけのことをして叶えてやりたいのが親というもの。ナツオ@5歳がテレビを見ていて唐突に「魚釣りがしたい。」と言い出した。自慢ではないが生き物が大の苦手の私。魚釣りなどまともにした記憶がない。遠い記憶の彼方に父に連れられてどこかのキャンプ場でニジマスを捕まえたくらい。成長するに連れて生き物が苦手となり、水族館の体験コーナーにある水槽に手を入れることさえできない臆病者となってしまった。

 

そんな私なので「魚釣り」がしたいと言われてもピンとこない。興味がないのでどこでどうすればいいのかさえわからない。しかし、私のチキンぶりのせいで息子の興味や可能性を失わせるわけにはいかない。もしかしたら松方弘樹や城島健司もびっくりの釣りキチとなるかもしれないし、社会人になってから釣りが縁で会社の上役と仲良くなって「ナッちゃん」「スーさん」と呼び合う仲になるかもしれない。これはサラリーマン人生に関わってしまう。

 

どこか近くで釣りができるところはないかなとITボーイの本領発揮で検索に検索をかけだす。すると「ざうお」なる居酒屋で魚釣りをしながら酒が飲めるらしい。さらに本気でやるならば豊島園の釣り堀がリーズナブルで楽しそう。どうせ我が家は妻が土曜も仕事で不在。私ひとりでは持て余してしまう。さっそくパパ友LINEで賛同者を募る。

いくらAIが発達しても人には勝てない。ワトソンやらポナンザやらアルファ碁まで出てこないかぎりは。LINEに投げかけるともっとお手軽で気楽な釣り場をパパ友が教えてくれた。

 

場所は池袋の西武百貨店の屋上。金額は30分540円。釣りは釣りでも熱帯魚屋さんでの金魚釣り。しかもキャッチ&リリースなので釣れた後のことは考えなくてよい。

実に気楽。これなら初心者の私でも安心。金魚すくいではなく、あくまでも金魚釣り。よって竿と針を駆使して行う。実にほどよい。

www.sogo-seibu.jp

 

そんなわけでパパ友に声をかけ、父子5組で西武百貨店へ。子ども達はどこに行こうが、休日にお友だちと遊べればそれだけでテンションMAX。釣りを始める前から屋上を走り回っている。むしろ釣りなどそっちのけ。ひたすら走り回って楽しんでいる。もうこれだけでいいかなと思ってしまうほど。

 

しかしせっかく来ておきながら手ぶらで帰るわけには行かない。子ども達を集めて金魚釣りのできる熱帯魚屋さんへ。金魚釣りのできる水槽は釣り専用になっており思ったよりも大きかった。受付で540円支払ったら竿と餌をもらい、ごくごく簡単な説明を受けたら釣り開始。

ルールはいたって単純で、一度にバケツに入れていい金魚は3匹まで。3匹以上釣れたらその都度にリリース。そして希望すれば1匹は持って帰ってもよい。もちろんそのまま水槽に返してもOK。時間が過ぎるか、餌がなくなるか、竿がからまって釣り糸が切れたら終了。小さな鯉もいるがそれは釣り上げてもすぐに戻すこと。

 

釣りと聞いた時点で密かに不安だったのが釣り餌。虫も苦手な臆病ものの私。餌がウニウニ動くような虫だったらどうしようかと思っていた。しかし釣り餌はいわゆる金魚の餌。粘土みたいな丸い餌の固まり。それをちまちまちぎって丸めては針につけていく。
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単純なつくりではあるが、竿と餌。そして浮きもしっかりついており5歳児が楽しむにはちょうどよい。さっそく餌をつけて釣りを始める。

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初めての釣り体験に大満足のナツオ達ご一行。みんな楽しそうに竿を握ってそれらしく構えている。釣り人を楽しませる為に餌を与えられていないのか、竿を垂らすとすぐに金魚が集まる。みんなパクパクしながら餌をつつき出す。これは釣れるのも時間の問題だ。百貨店なだけあってお客様をきっちりともてなしてくれる。

と、思ったのだがそんなことはなし。さすがはプロの釣り用金魚達。絶妙に餌だけつついては逃げ出す。こっちがキャッチ&リリースならば向こうはイート&アウェイと言ったところ。なかなか、なかなか金魚が釣れない。5分も経たずに飽きだしてしまう子ども達。金魚が餌をくわえる瞬間を見極め、浮きが動いた瞬間に引かなければ釣り上げるのは無理。こんな地味な仕事を5歳児が楽しんでやるわけはない。結局、子ども達は集まって屋上を走り回って遊び出す。鬼ごっこの方が数倍楽しいみたい。

残されたのは大人だけ。こうりゃ意地。誰がたくさん釣れるかで燃え出す。男ってのはいくつになっても単純バカである。餌の大きさを工夫したり、竿の動かし方を工夫したりとそれぞれが真剣。気がつけば会話もせずにひたすら金魚の動きだけを見ている。ひたすら集中。時間だけが過ぎていく。だんだんとコツをつかみだしたものの、どうしても釣れない。くわえた瞬間に釣り上げるもどうしても釣れない。あたりの感触は伝わってくるだけにとてももどかしい。惜しいだけについつい熱くなってしまう。さしずめガチャみたいなものか。景品表示法の力で釣果確立を表示してもらいたくなってくる。さてはこの金魚には何かチップが埋め込まれているのか。ビッグデータを駆使して釣り人の属性、天候等をすべて考慮した上で絶妙なタイミングで逃げ回っているのか。まさかのAI。こんなところにまさかのワトソン。西武百貨店のサーバはIBM製か。なんて現実逃避していたら、遅れてやってきた家族連れがばかすかばかすか金魚を釣り出す。おじさんもその子どももいい笑顔だ。釣れていないのは我々5人だけ。ちくしょう。とても優しくコツを教えてくれ、場所も譲ってくれたがやっぱり釣れない。

しかししかし、終了5分前でようやくパパ友が見事に釣り上げる。もう魚拓にしたいくらいの感動。一同で拍手喝采。完封だけは免れた。「釣り上げたらどうしよう。金魚とはいえ、針を外してあげるにはしっかりと触らなきゃいけないし。ましては鯉なんて釣っちゃたらどうしよう。」などと最初は心配していたが見事なくらいに稀有に終わった。知力体力もある現役バリバリの企業戦士が5人も集まって釣果は金魚一匹だけ。世の中そんなに甘くないってことですよね。

 

つくづく初めての釣りがここで良かった。気合いを入れて豊島園の釣り堀になんて行っていたら寒さも加わって余計にみじめな思いになっていたはず。ここは屋上ではあるものの簡易的な屋根やビニールで囲まれているので雨の心配はないし、寒いとはいえ風は防げる。実にほどよい。釣りがどんなものか雰囲気が味わえたのでナツオも満足してくれたよう。子ども達はすぐに飽きていたので5分くらいしか体験していないが。また、私にとってもいい体験だった。忍耐力がない私はすぐにイライラしてしまって釣りには向いていないようだ。家庭で鍛えてもらっていると思っていたがまだまだ修行が足りない。どうしても「待つ」ということができない…。

魚は食べるのが一番!当社の社長は釣り好きでもなさそうだし、無理して好きにならなくてもよいでしょう。