GW中に父母との食事をした際の、父のナツオへの態度に驚いた。
正月に会った時はどちらかというとぶっきらぼうで、
お年玉を渡すだけ渡してハイサヨナラな感じであった。
しかし、今回は違った。
ナツオが食事しながら電車のおもちゃで遊んでいるのを見つけるや、
「電車好きなのか?今から買いに行くか?」
母はまだゆっくりと食事中だし、ナツオだってまだ食べ終わっていない。
しかし、そんなのおかまいなしに、「行くか?母を置いていくか?」
そんなことを言われたら2歳児はキラキラするに決まっている。
ナツオはもうすっかりその気でうどんをほおばる、ほおばる。
鼻から出てくるんじゃないか?と思わずにはいられないくらいに
ちゅるちゅるすすってあっという間に完食。
結局、母を弟夫婦にお願いし、父とナツオとおもちゃを買いに行くことに。
歩いて20分かけて電気屋に行くも、おもちゃはなし。
そこから更に10分かけて街のおもちゃ屋に行くも、本格的な模型しかない。
結局、更に10分歩いて駅前のダイソーに行くことに。
2歳児には質よりも量。
ダイソーで十分すぎる。
当然ながら、ダイソーのおもちゃが立派になっていることを知らない父。
あまりの充実ぶりに驚いている。
そして、ナツオばりにテンションがあがっている。
「何が欲しいんだ?それだけでいいのか?これも買え、あれも買え。」
お金持ちになった気分を味わっている。
電車の模型に、車に、シャボン玉にと袋いっぱいに買っても1,000円かからず。
凄いぞダイソー!
たくさん買ってもらい、「それじゃ!」と帰ろうとすると、
「公園で遊ばないのか?」
と言われる始末。
親父の口から公園なんて言葉が出るなんて。
そして、ナツオを抱えあげて公園に行くことに。
公園に到着するや、やれシャボン玉を開けろだろ、車を出して走らせろ、と口うるさい。
そして、シャボン玉を追いかけているナツオや車で遊んでいる様子を見ながら
タバコをふかしてご満悦の様子。
父もすっかり好々爺になってしまった。
女とパチンコばかりの父にいい思い出などなかったが、
こういった姿を見ると許したくなってしまう。
歳をとると情にもろくなっていけない。