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月→土とバリキャリ勤務の妻を持つ小心者の夫。2012年度に続き、2017.09.01より二回目の育休取得中。育児ブログです。

学生プロレスはエンターテイメントの全てだと思う@東洋大学白山祭。

やれプ女子だ。プロレス大好き芸人だ。と騒ぎ立てる昨今。プロレスの楽しさが世の中に浸透しつつあるのは嬉しい。しかししかし、プロレスの全て、いやエンターテイメントの全ては学生プロレスにあると思う。

 

今年もやってきた学祭シーズン。その中でも私にとっての目玉は東洋大学の白山祭。東洋大学が家から比較的近いので行きやすいということもあるのだが目的はもちろん学生プロレス。ナツオ@5歳が2歳の時から訪れているので今年でもう4年目。気がつけば大学生と同じ時間を過ごしてきたことになる。

東洋大学とは何の縁もゆかりもない私。比較的近いという理由だけで訪れたのが4年前。その時に再会したのが学生プロレス。もともとプロレス好きであるし、多摩で過ごした学生時代はたびたび昼休みに学生プロレスが行われていた。そんなノスタルジーに誘われて再び見るようになったという次第。毎年毎年子連れでやってくるなんて私くらいしかいない。そもそも会場には子どもがほとんどいない。

 

当日は息子の習い事である柔術を終えての参加。急かすように子どもを着替えさせ、駅までダッシュして向かう。ナツオのご機嫌をとるための仮面ライダーの食玩もばっちり準備済み。白山駅で降りてから東洋大学白山キャンパスまで駆けるように向かっていく。目指すはアリーナ(ただの体育館)である。

そして聖地に到着。会場を包む熱気は後楽園ホールにだって横浜文化体育館にだって負けてない。

毎年感じるが会場入り口で案内をしてくれるスタッフがとても気持ちがよい。体育館の入り口で来場者にひたすらビニル袋を渡してスリッパを差し出してくれる。寒い体育館の入り口でただひたすらと。子連れにも優しく対応してくれる。チャラさゼロ。親目線になると偏差値だけでなくこういったところも響いてくる。

 

はやる気持ちを抑えていざ入場。全席リングサイドで臨場感にあふれている。立ち見が出るほどの盛況だがタイミング良く席が空いたのでナツオと一緒に座ってさあ観戦開始。いいなぁ。この雰囲気。バァン、バァンと響くリングの音がたまらない。大技なんていらない。ただのボディスラムやブレーンバスターだけでも想いは伝わってくる。俺は、俺たちはプロレスが好きなんだと。

 

プロレス好きを公言してから「プロレスって八百長でしょ?なんでよけないの?」このような質問をいったいどれくらい受けてきただろう。そんな質問に対する答えはシンプル。プロレスとは受けの美学であり、受けることに意義があるのだと思う。

1対0の完封勝ち、ダメージを受けずに最小限の攻撃で勝つのが格闘技。

5対4の乱打戦、理想は逆転サヨナラホームランで勝つのがプロレス。

お笑いで言えばおもしろさを求め、うまい!と笑わせる大喜利が格闘技。

ボケた人には的確にツッこみ、進んでいじられ、時には観客もいじるひな壇トークがプロレスだと思う。事務所が違うからとか俺はおもしろくないと思うといった理由でツッコミやいじられるのを拒否していたら番組が成り立たない。相手の良さを引き出し、観客を盛り上げてみんなでつくっている。どちらにも優劣はなくどちらも「おもしろい」でいいじゃないか。なんでよけないのか?とはあまりに愚問である。誰かがボケたらつっこむ。いじられたら状況を見て流さずに受けきる。難しいことじゃない。

 

ついつい熱くなってしまったが、そんなプロレスの中でも学生プロレスこそが最高のエンターテイメントだと思う。触れる機会がとても少ないのは承知の上だが機会があれば是非見に行ってほしい。とりあえずリングネーム、つまり選手名からしてもうおかしい。もちろんfunnyじゃなくてcrazyの方。ブログに記載するのはもちろん、親が見たら泣くような名前ばかりである。ナツオに意味を質問されたらどうしようかと毎年困ってしまう。強さやかっこよさよりもおもしろさが優先されている。肝心の試合は大技は少ないものの気持ちがこもっている。それでもプロレスに触れる機会が少ない人から見たら、目の前のドロップキックひとつで驚愕するはず。たまに繰り出される大技なんか見た日にはもう興奮間違いなし。観戦していた女子高生や女子大生はもうキャーキャーうるさい。レスラー達の鍛え抜かれたカラダも美しい。私のようなおっさんは技の完成度よりも要所要所で見せる細かい仕草の物まねに一人で爆笑していた。

 

柔術をならい始めて少しは興味が出てきたのだろうか、ナツオは途中途中で飽きつつも、今年はしっかりと観戦してくれた。寝技の攻防時には柔術の動きとの関連性を説明するとそれなりに真剣に聞いてくれる。柔術をやらせてきてよかった。話し相手ができた。東洋大学の学園祭ではあるが、学生プロレスに所属する学生はそれぞれ。というか、一つの大学でレスラー志望者を多く集めるのは難しいだろう。都内の様々な学生が一緒になって闘っている。この日のメインイベントは東洋大学所属の学生の引退興行。試合後は10カウントでの引退式。年に1度観戦するだけで接点など何もない私でも紙テープ投げながらうるうるしてしまう。社会的評価はほぼないにも関わらず4年間よく頑張った!ただただ痛いだけなのに。私が人事部長だったらその努力だけで迷わず採用だな。

 

試合後は毎年恒例の撮影会。


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プ女子のおかげか今年はいつになく盛況。リングをぐるぐる巻くように大行列。例年だと試合後は一気に人が少なくなるのに。流れをすべてつかんでいる私。だてに4年も通いつめていない。写真撮影のアナウンスが始まる直前で並びだしたこともあり、子連れ効果で一番最初の権利を譲ってもらう。ほらね。プロレスファンは子どもにだって優しい。女子大生、女子校生に混じって一人観戦の中年おじさんもチラホラいる。みんなキラキラした笑顔で並んでいる。

そしてそして、ナツオと一緒に待ちに待ったリングイン。このリングに立つためだけに毎年来ていると言っても過言ではない。例えアマチュアのリングとは言え、リングはリング。ロープの中から見る景色は格別。頭の中では故橋本真也選手のテーマ曲である爆勝宣言が流れている。本当はこのリングの上で受け身のひとつでもとってみたいんだけどね。

昨年までは筋肉ムキムキの学生レスラー達にびびりまくりのナツオ。恐ろしさに号泣してしまうこともしばしば。しかし今年は違った。レスラーに囲まれても泣かない。チャンピオンベルトを持たせてもらい、しっかりとキメポーズ。仮面ライダービルドの変身ポーズだがかっこいいから許す。

夢のような時間はあっという間に終了。颯爽とリングを降りて行く。毎年のことながらとても楽しかった。この分だと後楽園ホールでナツオと一緒に夢の続きを見られる日もそう遠くはなさそう。と言いつつも、来年のイッテンヨン東京ドームを密かに計画中。ナツオと行ければ最高なんだけど。いや、ナツオを連れていく条件でなければ妻も許してくれなさそうだが。

なかなか見る機会はないが、学園祭や地域のお祭り等で見る機会があれば是非とも学生プロレスを応援していただきたい。レスラーだけでなくスタッフ含めて誰もが真剣でみんなかっこいいはず。