生後半年を迎え、
ついにナツオにも歯が生えはじめた。
ナツオと遊んで指をしゃぶられていると、
すこしだけ痛みが。
違和感を感じつつも気にしていなかったが、
腕をしゃぶられるとまた痛みが。
不思議に思って口を覗きこむと
下の歯茎の前歯部分がうっすらと白くなっている。
初雪観測くらいのうっすらさ。
恐る恐る指でさわってみると
ちょっとだけだが突起している。
純文学風に表現すれば、
それは「歯」と呼ぶにはあまりにも頼りないけれど、
天に向かって着実に伸びようとしており、
それを見たボクは息子の成長を嬉しくと思うとともに、
生命の不思議さ、神秘さを垣間見たようで、
言葉を失ってただただ見入るだけなのであった。
と言ったところ。
実際ちょっと不思議な感じ。
細かな成長を知ることができるのは嬉しい。
そうでもなければ張り合いがない。
ただ、歯が生えてくれば歯磨きも考えなくてはいけないわけで、
あと数週間もすれば「歯磨きどうするか問題」が出てくるのは必須。