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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

ブラジリアン柔術こそが最高のならいごとだと思う理由3つ。

はじめに。

前述のブログのとおり年少さんから続けてきたブラジリアン柔術をやめたナツオ@小4。

www.iqo720.tokyo

 

4歳から始めて足掛け7年。長くてあっという間。私の熱量が強すぎで最後は息子にとって柔術に対するモチベーションがあがらなかったのは猛省しているが、それでも柔術を続けさせてきて良かったと心から思う。ナツオの柔術に関する記事を書くことはしばらくないだろうから、最後はならいごととしてのブラジリアン柔術について言及したい。ならいごととしては今でも最高だと思っているし、やらせて良かったと心から思っている。ブラジリアン柔術はとっても魅力的なスポーツなんだからどんどん普及していってほしいと切に願う。

1.自分に自信が持てる。

ブラジリアン柔術は打撃がないぶん比較的安全ではあるものの立派な格闘技。子どもであっても締めたり関節を極めたりの攻防が激しい。当然ながら練習していく中で攻め方と防ぎ方を体得していく。格闘技を学ぶということはそれだけで十分に自信につながっていく。

「何かあったら最後は反撃できる。何かあっても護ることができる’」

というのは非常に大きい。実際にはそんな場面からは全力で回避するのが一番なのだが精神的な支えになるのは間違いない。私はブラジリアン柔術を始める前はテコンドーを少しやっていたが、入社当時はテコンドーがだいぶ心の支えになっていた。

息子はお友だちと喧嘩することはなかったが、他の学年の子にいじわるされたことがあった。大丈夫だったかと問うと、

「遊びだったから我慢していたけれど、本気でやってきたらこっちも本気で倒すつもりでいたから全然平気だった。」

と平然と言い放ってくれた。全身から自信がみなぎっていて我が息子ながらかっこよかった。

ブラジリアン柔術は怪我防止の観点もあり、大会カテゴリーが年代・帯別・体重別と非常に細かいので同じ階級でのエントリー数がそこまで多くない。本気で練習すれば日本一もまったく夢じゃない。インストラクターによる日ごろのご指導と強い仲間達のおかげで息子も白帯時代に日本一になることができた。人生で一度くらいはなんでもいいから日本一になってみたいもの。

「日本一になったことがある」

というのが息子の中でものすごい自信になっているし、精神的支柱になっている。過去の栄冠にすぎないと指摘されたらその通りだが、「本気でやれば日本一になれる」という成功体験は受験にとどまらず、これから先の人生の糧になってくれると信じている。

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2.最高のサードプレイスができる。

私が思う柔術の魅力はゼロディスタンスの世界観。キープディスタンスとは真逆のパーソナルスペースゼロの世界。相手との距離をコントロールしてキープする打撃系格闘技と違い、柔術は自分から相手を引き込んで密着して闘う世界観。心理学が物語っているように距離が近くなればなるほど否が応でも親しくなっていく。なのでよっぽどの無礼者でない限りは誰とでも自然と仲良くなっていく。大人の私でさえそう思うのだから子ども達の世界は言うまでもない。一緒になってゴロゴロやっていればすぐに仲良くなる。

そんなわけでナツオにとって柔術のジムは学校でもない、家庭でもない、最高のサードプレイスだった。ここでは学校も学年も違う仲間たちがたくさんいる。学校のお友だちとうまくいっていない時は柔術のお友だちにどれだけ救われてきたことか。

所属していたジムは大人はもちろん、子どもたちも猛者ばかり。そしてインストラクターを筆頭に強い人ほどとっても優しい。面倒見が良い高学年に囲まれたおかげで息子は上級生にも物おじせずに堂々としていた。上級生とも下級生とも仲良く楽しそうにやっている姿が羨ましかったりもした。柔術を通して上級生、下級生とのコミュニケーションのしかたを自然と学んでいる。

 

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3.息子と堂々とじゃれ合える。

最後は完全に親目線。いくつになっても生意気になっても子どもはかわいいもの。しかし、当然ながら彼らには反抗期がやってくる。反抗期とまでいかなくても悲しいかな。親をうざがってきてしまう。そんな息子でも柔術の練習と称すれば堂々と息子と触れ合える。技の攻防と称して抱き着くことだって可能。息子と布団の上で続けてきた柔術の練習時間はとても楽しい。柔術を全く知らない、できない妻も練習後に帰宅してきたナツオに

「今日の柔術はどうだった?どんな技をやったの?教えて。」

とそそのかしてナツオの技を受けるというていでじゃれ合っていた。ゼロディスタンスの法則ではないが、やっぱりじゃれ合うって楽しい。私が練習から帰ってきたときもお願いするとブーブー言いながら私の復習に付き合ってくれる。

息子と堂々とじゃれ合えるってなかなか意識しないけれど最高じゃないですか。

おわりに。

そんな最高のならいごとをもう辞めたでしょ!と指摘されればそれまでなのだが、柔術の経験は確実に息子にとって強い自信になっている。私の熱のかけ方は反省しないといけないが、柔術をやらせてきて本当に良かったと思っている。

私自身まったく同じ3つの理由で相変わらずブラジリアン柔術を楽しんでいる。息子が柔術をがっつりやっていたころはキッズへの参加を含めれば私も週3、週4ペースで楽しんでいた。キッズに行く機会がなくなったのでペースは落ちたものの今でも楽しくてしかたない。暇あればスマホで動画みているし、相変わらずナツオの機嫌のよいタイミングを見計らって練習につきあってもらっている。私はやり始めてから5年経つが毎回発見の連続で一向に飽きる気配がない。

やっぱりブラジリアン柔術は最高です。