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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

緑内障手術の為に人生初の入院をします。

はじめに。

これまでブログでは言及していなかったが、20代後半から緑内障の私。10年以上目薬による治療を行ってきたがついに手術せざるを得ない状況まで来てしまった。来週から2週間の入院生活となる。人生初の手術、入院に対する不安はもちろん、緑内障手術は回復の為の治療ではなく、これ以上の悪化を防ぐ為の守りの手術ということにも不安がある。もう不安ばかりしかないが、やむを得ない。息子達の未来を見守り続ける為に覚悟を決めました。

緑内障に気がついたタイミング。

緑内障の症状が出始めたのは27歳のころ。今思えばこの時にしっかりとした病院に行けばよかった。強度近視の為に常にコンタクトレンズを着用していたが、気がつくとどうも左目の様子がおかしい。くもったような、にごったような見え方が続く。当初はコンタクトレンズが曇っていた程度だと思っていた。しかしタンパク質除去などを試したが一向に良くならない。コンタクトレンズストア内の眼科医に相談するも「特に異常なし」とのこと。コンタクトレンズ買い替えのタイミングの29歳の時にも相談したがその時も同じ回答。納得できなかったものの眼科医に言われたこともあったし、緑内障の存在も知らなかったので特に意識はしていなかった。タイムマシンで戻ることができるのならば、当時の私に向かって「すぐにでも大きな眼科に行け!」と怒鳴ってやりたい。

 

気がついた時には視野欠損が進んでいました。

正式に緑内障の診断を受けたのは30歳。入籍を終えてまだ半年も経っていないころ。当時は専務直轄のプロジェクトに携わっており激務が続いていた。早朝から終電まで、休日もバリバリやっていた。パソコン作業が続いていたから目の疲れが尋常ではなかった。そしてやっぱり見え方がおかしいのが気になる。さすがにおかしいと思い、仕事を切り上げさせてもらって職場近くの眼科へ。この時はまだ深刻に考えてもいなかった。ちゃんとした眼科に行って治療すれば完治するものだと思っていた。

眼科であれこれ細かく検査した後に眼科医に呼ばれる。そこで先生がものすごく神妙な顔をしていたのを鮮明に覚えている。
「落ち着いて聞いてください。左右ともに緑内障です。そして左目はもうだいぶ視野欠損が進んでしまっています。紹介状を書くので明日にでも大学病院に行ってください。」
もうびっくり。視野欠損は完治しないと言われてかなり落ち込む。すぐに職場に連絡し、翌日は紹介された大学病院へ。大学病院ではあらためてがっつりと検査を受け、この時に人生初のCTも受けた。結果、強度近視による緑内障と正式に診断を受けたのだった。緑内障にとって大切な眼圧は20前後。特別高い数値ではなかったので気づかれなかったのだろう。

これまでの治療推移。

緑内障と正式に診断を受けてからは3か月に一度の定期健診と点眼治療が始まった。
定期健診は視野検査と眼底写真を交互に行っていたので、それぞれを半年間隔で行っていたことになる。

目薬は最初から2種類。点眼薬は少しずつ変わっていき、今では3種類を朝晩の5回点眼している。点眼してから12年経つが1日も1回も忘れることなくきっちりしっかり。A型人間で良かった。
しかし、目薬にも耐性ができてきたのかこれ以上の眼圧低下は難しいとのことで今回手術をすることになった。
手術するかどうかはここ3年くらいずっと定期健診で話題になっていたが、手術後の生活の質低下の可能性を示唆されていたので私がずっと及び腰だった。しかし、そろそろ限界が近いとのことと、来年からはナツオ@小4の中学受験対応が更に更に忙しくなりそうなのでこのタイミングでの手術を決断。でも、正直なところ不安しかない。

現在の見え方。

左右ともに緑内障であるが見え方というか進行具合は左右で違う。
右目:時計だと7時から9時方向が見えず。全体的にも一部視野欠損がある程度。
左目:ほとんど見えず。中心がふわっと見える程度。また照度も低く暗め。
右目はある程度問題ないので日常生活はそんなに問題ない。ただし、左目はダメ、かつ右目も7時から9時方向が見えないので下方向がだいぶ見えずらい。つまずきやすかったり、下に落ちているものを踏んでしまいがち。パソコン作業は問題ないものの、マウスポインタを見失うことが多いのでそのたびにイライラしてしまう。イライラせずに病気とうまくつきあっていかないと。

今回の手術はほとんど見えていない左目が対象。このままだと左目は数年で完全に失明してしまう可能性が高いとのことで、それを防ぐのが目的。

おわりに。

緑内障の恐ろしいのは、じわじわと視野欠損が進行していくこと。これで終わりならばなんとか平常を保てるが、5年後、10年後、20年後はもっと悪化しているかもしれないと考えると絶望的になってしまう。もちろん。そうならないために点眼治療をしてきたわけだし、今回手術をするわけだし。

手術を含めた入院期間は2週間。入院前の事前検査や退院直後の検査があるので会社には3週間のお休みをいただいている。今回の手術は左目だけなので右目は何もせず。なので落ち着いてきたらとりあえずからだは元気いっぱいのはず。
書いていて気分が滅入ってしまうので緑内障の話題はブログ内で避けてきたものの、ライフログの意味もこめて来週からは入院生活等の緑内障の話題がしばらく続きます。コロナ禍なので家族含めて面会は一切不可なので暇を持て余していそうです。孤独な2週間が始まる。