はじめに。
仕上げの歯磨きをしながら気になっていたのだが、ナツオ＠小２の歯をじーっと見るとなんとなく逆っ歯っぽい。つまり上の歯よりも下の歯が前に出ている。言われないと気にならない程度だが気になりだすと逆っ歯にしか見えてこない。当初は前歯が完全に生え替われば修正されていくと楽観的に考えていたがそんな様子はない。鉄は早いうちに打てということで歯科医に相談してきた。
知らなかった矯正歯科の世界。
かかりつけの歯科医院に相談して知ったのだが、矯正専門の歯科医は少ないのね。看板には「矯正歯科」も掲げているので気軽に行ったらまさかの回答。
「矯正担当の歯科医は月に２回程度しか来ないんです。」
そんなに少ないのか。だがまずは予約して診てもらうことに。治療行為ではないので自由診療。そんなこともあってか初回は無料だし。
しかし、これから矯正を始めるとしても月に２回しか専門医に診てもらえないとなると予約は争奪戦だし、何かトラブルがあった時に相談できないから不安。並行して他の歯科医院も探してみる。意識しながら歩くと徒歩圏内に10件もの歯科医院があることが判明。そのうちの何件かに問い合わせてみると、歯科矯正に関してはどこも似たような回答。
「矯正担当の歯科医は週に（月に）○日しか来ないんですよ。」
なにこの展開。矯正歯科医って流しなの？フリーランスなの？それともなに。カルテルでも結んでいるの？私たちの知らない矯正歯科の世界がここにありました。
見積金額は総額100万円。
どこも同じようならばということでとりあえずはかかりつけのところで相談。しかし、月に２日というのは思っていたよりつらい。予約の争奪戦が激しい。小学校の下校時間となる夕方は激戦区だった。
なんとか予約を取り、嫌がるナツオを連れて歯科医院へ。そもそも矯正が必要なのかどうか、必要だとしたら時間や費用はどのくらいかかるのかを教えてもらう。
専門医の見立てをまとめると、
- 噛み合わせを考慮すると矯正をしておいた方がベター
- 小さいうちにやっておいた方が負担が少ないので早めに始めた方が良い
- 矯正期間は最大で３年間
- 費用は年間30万円程度なので最大で約100万円
100万円！ワォ！
50万円くらいは覚悟していたがその倍もかかるとは。だいぶ想定外。しかしお金が原因で中止にすると後悔しそうだし、大人になった時にナツオに恨まれてしまいそう。ナツオが道を外した時の言い訳なり当てつけにされてしまいそうでイヤだ。
「オヤジが矯正してくれなかったから、『グレた』『仕事に就けない』『結婚できない』『彼女にフられた』『成功しない』etc」なんてなんでもかんでもこのせいにされて一生言われ続けたらたまったもんじゃない。
とは言っても金額が金額だし、かかりつけの歯科医院なので信頼はしているものの矯正担当医には月に２回しか診てもらえないとなると不安もある。そこでいったんは保留として、他の歯科医院の話も聞くことにしたのだった。
おわりに。
やっぱり困った時はパパママネットワーク。まだ活きている保育園時代のグループLINEに投げるとすぐに情報が集まってくる。矯正専門の歯科医院が近所にあることや矯正治療は高額な為に医療費控除に関わってくるので始めるタイミングもしっかりと考えた方がいいといった有益な情報ばかり。感謝しかない。
私も小学３年生から４年生にかけて矯正をしていた。歯に取り付ける金具の煩わしさは今でもしっかりと覚えている。慣れるまではやたら痛かった。２年間つらかった。もう30年以上前だが治療費は総額50万円だったと母が言っていた。年間25万円と考えると今回の見積もりも納得。ナツオの逆っ歯は私の遺伝かもしれないと思うと簡単に妥協するわけにはいかない。私に原因があるならばしっかりと責任とってあげないと。今こそ給付金を活用する時だ。
まずはセカンドオピニオンとして他の歯科医院を予約。その上でどうするか決めていく。矯正を始めたら長いつき合いになるのだからじっくりと調べてしっかりと納得した上でお願いしていきたい。医療費控除のことを考えるとカレンダーイヤーに合わせての開始となりそうです。
