はじめに。
緊急事態宣言下のゴールデンウィーク。Keep staying homeが求められているので今年のGWはおとなしく家で過ごすしかない。外に出るのは家の前の道路でナツオと一緒にリップスティックミニを楽しんだり、近所の公園まで散歩に行く程度。毎年楽しみのゴールデンウィークも非日常が日常となった今ではむしろ仕事に行っていた方が気分転換になるくらい。そんな中で行った唯一のゴールデンウィークイベントはベランダでの家族バーベキュー。毎年この時期はお友だちを招いてガレージでバーベキューを楽しんでいたが今は3密が叫ばれている。今年は誰にもお声かけずに秘密裏に家族だけで楽しんだ。
子どもの日イベントはベランダバーベキュー。
子どもの日はナツオのリクエストでバーベキュー。まずは空いている時間帯を狙って夫婦交代交代でスーパーへお買い物。買い物に行くのは常に一人、これなら知事のお咎めもないだろう。妻には牛肉やウィンナーなどのメインストリームをお願いし、私はお酒とマニアックな内蔵系を購入。バーベキューの時にホルモンがないなんて相模っ子には許されない。そしてバーベキューで地味に忘れちゃいけないのが干物。エビやホタテの王道海鮮ももちろん美味しいが、炭で焼く干物は別格。外で食べているからそう感じるだけかもしれないけれど、肉類で脂っぽくなった口の中に干物の塩気が実に心地よい。よくぞ日本人に生まれけり。
ロータスグリルが大活躍 。
我が家のバーベキューコンロはロータスグリル。昔はカインズで購入したよくあるバーベキューグリルを利用していたが火おこしと掃除が大変だった。そこで弟に勧められてロータスグリルを購入したら一気にバーベキューの概念が変わった。
電池を使用して風を起こすので炭の火おこしがびっくりするくらいに簡単。そしてそれ以上に楽なのが後片付け。これはもう本当にバーベキューの概念が変わるくらい。炭入れの部分だけ外したらあとは台所で洗うだけ。炭入れ部分は水洗いできないものの、非常にコンパクトになっており、そこに炭を入れているのでこちらも片付けが楽。炭が冷めたらひっくり返して捨てるだけ。炭入れがコンパクトなのでこまめに炭を補充する必要があるがまったくもって不満はない。
数年前に4月の超繁忙期にうんざりしてその残業代をパーっと使いたくなった時があった。休日出勤続きだったので子ども達への罪滅ぼしもこめてロータスグリルを購入したが買って大正解のシロモノ。それ以来、冬以外は2カ月に一度のペースでパパ友を誘ってはバーベキューをしている。思い立ったらすぐにバーベキューできるように倉庫に常に炭を常備しているくらい。
地元のクラフトビールでせめてもの帰省気分。
今回のバーベキューのお供は元祖地ビール、サンクトガーレンからお取り寄せしたアマビエIPA。帰省して地元でお金を使うことができないのでその分を貢献。アマビエを体内に入れて免疫力アップと一日も早い終息を願う。IPA はあまり飲まないのだがこのアマビエIPA はとても美味しかった。フルーティーなのにしっかりとビールの苦味がある。絶妙なバランス。IPA 好きはもちろん、飲まず嫌いな人にもお勧めしたいビール。
昔は地元愛などなかったが東京に住むようになってからだんだんと地元愛が出てきた。歳を重ねてきたからなのだろうか。サンクトガーレンのビールは母の見舞いの帰りに地元の駅ビルで購入し、帰りのロマンスカーで味わうのが帰省時のちょっとした楽しみだった。しばらくは見舞いに行くこともできないのでビールを飲んでほんのちょっとだけ帰省気分。母よ、私も息子も元気いっぱいです。
おわりに。
バーベキューとまではいかないものの、思えば私も幼いころから実家時代はよく外で焼き肉をやっていた。ガスコンロを庭に持っていき、蚊にさされながら。幼少期はもちろん、大学生になっても夏に1、2回は家族でやっていたもの。こうして結婚してからも続いているということは完全にライフスタイルになっているということ。一方の妻は超企業戦士だった義父が忙しすぎて一度もなかったらしい。形はどうであれ父親がいないのは同じなんだけどさ。
久々の家族だけのバーベキューだったがナツオもレンタも大喜びしていた。バーベキューというレジャー感を楽しんでもらえたよう。特にレンタがよく走り回り、よくしゃべってテンションアゲアゲ(死語)で楽しんでいた。これだけ喜んでくれるのならば準備やら片付けも苦にならない。
とは言え、やはりみんなでやるバーベキューもまた楽しい。夏こそはお友だち呼んでワイワイバーベキューができますように。