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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

かけっこ教室に参加して餅は餅屋を実感する。

はじめに。

近くの運動公園で開催された「かけっこ&縄跳び教室」にナツオ@小1を参加させてきた。かけっこ教室なるものが世の中に存在することは耳にしていたが、「かけっこなんてただ我武者羅に走るだけだろ。ちびっ子ならば公園走って自分で覚えるだろ。」なんて冷めた態度をとってきた。お金を払ってまで参加させる親の顔が見てみたいなんて偉そうなことまで思っていた。

前言大撤回。私は井の中の蛙でした。すみません。お金払う価値は十分にありました。すみません。参加させて本当に良かったです。また機会がありましたらばよろしくお願い申し上げたい所存です。

前言通り素直になれないこじらせ男子の私。積極的に参加させる気などなかったがナツオが友達に誘われたことをきっかけに参加することに。私はそもそもかけっこ教室に反対派だったのでレンタ@2歳と留守番する気まんまんだったが、電車を乗り換えて行くのがめんどくさくなったに違いない妻から「ナツオを連れて行ってきてくれない?」と株主提案を受けた。大株主の意見は絶対。拒否権はないので従うのみ。さすがは妻。すべてお見通しだたのだろう。私がかけっこ教室に感動して帰ってくることまで。

 

かけっこ&縄跳びを体系的に学ぶ楽しさ。

会場に到着するとインストラクターの多さに驚く。子ども達6、7人に対して1人つくイメージ。これだけでも好感触。かけっこも縄跳びも基本的な指導方法は同じ。それぞれの動きをパーツに分解して体系的に教えてくれる。この方法だとつまずきポイントがわかるからいい。子どもにはこうやって教えていけばいいのかと聞いていて感心してしまった。

ざっくりと縄跳びを分解していくと

  1. 縄だけを回して回し方の練習
  2. ジャンプだけの練習
  3. リズムに合わせてジャンプする練習
  4. 実際に縄を跳ぶ練習

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一連の流れをそれぞれのパーツに分解して何ができて何ができないのかを理解することで集中的に練習することができる。かけっこも同様に手の振りだったり足の歩幅だったりと細かく分解してしどうしてくれていた。


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気合と根性では伝わらない時代。

私が教えようとすると一連の流れを見せた上で「できる」「できない」の二択の評価になってしまう。そして最後は「何でできないの?」とついつい険悪な雰囲気になってしまう。ひたすら汗かいて、転んで怪我してようやく覚えるという気合と根性で育ってきた私にとって今回の指導方法はとても参考になった。分解していけば「全部ダメ」ってことは意外と少なく、どれかしらはできているので部分部分で褒めながら指導していくことができる。楽しい雰囲気大事。

今回のかけっこ教室を見ているとインストラクターが全員が動きの指導をしているというわけではなく、見本をやる人、教える人、子ども達に声をかける人、飽きてきそうになっている子どもやふざけだす子どもをあやす人と役割分担がされていた。指導方法も分解していくとこうなるのだろう。そのおかげで子ども達はみんな楽しそうにやっている。この指導方法及びインストラクター配置がひとつのパッケージになっているのだろう。よくできている。ノウハウが蓄積されていけばいくほどサービスはどんどん立派な商品になっていくのだなと感心していた。

 

餅は餅屋を実感した一日。

今回のお値段はかけっこ教室、縄跳び教室がセットの計2時間で1,000円。ナツオが参加したかけっこや縄跳び以外にもマット運動や投球動作のコースがあり、それぞれに一貫したテーマは「一日でできるようになる!」というもの。主催は地域のスポーツ振興団体だったことを考慮すると補助が出ているかもしれないので実価格はその倍以上かもしれない。ナツオは運動会のリレーの補欠に選ばれるほどなので足は速い方だし、縄跳びも普通に跳べている。行く必要はなかったかと申し込み時には思っていたが、教えてもらっているそばからぐんぐん上達していくのがわかった。いつの間にかフォームがきれいになってそれっぽくなっている。私が教えてもこうはいかない。教え方のメソッドや最適な指導員の配置などはノウハウがなければできない。商売として成り立っているのも納得の満足度だった。やはり餅は餅屋だと実感。

 

おわりに。

今回はプロの技を垣間見ることができる貴重な場だった。小さな子ども達がぐんぐんと上達していくのを見ると体育の授業や部活動においても専門家に委託するのが正解なんじゃないかと思うようになる。今回はかけっこと縄跳びだけだったが、他の種目に関しても機会があれば、いや、機会を見つけて参加させていきたい。子どもは可能性のかたまり。その可能性が広がっていく瞬間に立ち会えるのは嬉しい。