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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

子連れで免許更新に行ってきました。

はじめに。

8月生まれの私。免許更新の時期が5年振りにやってきた。ナツオ@小一はちょうど夏休みの真っただ中。レンタ@2歳には保育園があるがナツオはどうしよう。学童に預けてもいいのだが仲の良いお友だちがこぞってお休み中なので全力で学童を拒否された。学童に強引に連れて行くのも可哀そうだし…。さてどうしようか。悩みに悩んでナツオを連れて免許更新に行ったのだった。

 

ダメもとで子連れで免許更新。

そもそも子連れで免許更新って許されるのだろうか。調べた限りでは明確にOKともNGとも発信されていない。

たどり着けた情報と言えば、「子連れが可能な場合でも子どもをあやす為等で講習中に途中退出した場合はその時間分は再受講。また、他の受講者の迷惑となる場合には別室にて受講をお願いする可能性がある。」という至極もっともなことだけ。探しに探した子連れに関するオフィシャルな回答は「最寄の警察署及び免許更新センターにて確認願います。」なので、現場判断でケースバイケースなのだろう。

まずは連れて行って、混雑具合や他の受講者との兼ね合いでNGと判断されたならばしかたない。断られたら改めて有給取得して一人で再チャレンジしようとダメ元でナツオを連れて行った。ナツオももう小学生。講習の30分くらいならばおとなしくできるはず。

  

あっさりとOK。

ナツオを連れて一緒に警察署へ。免許更新の受付時に確認をする。

「小学生の息子が一緒なのですが更新手続きを受けられますか?」

ここで断られたらしかたない。諦めるのみ。しかしあっさりとOKをもらう。

「小学生ですか。まったく問題ないですよ。最初から最後まで一緒で大丈夫ですよ。」

と笑顔で返答してくれた。

あまりにもすんなりだったのでちょっと驚き。「本当ですか?」と再確認し、「万が一他の方のご迷惑になったらすぐに退出しますから。」と言われてもいないのにこちらから申し出てしまうほどにあっさりとOKをいただけた。

 

結果的に交通ルールについて考える良いきっかけに。

当然ながら初めて免許更新に立ち会うナツオ。視力検査や写真撮影の様子を興味深く見ている。そして「なんで?なんで?」の質問攻め。

「視力がないと見えないから安全運転できずに人やモノにぶつかってしまうよ。免許証の写真がないと本当に運転の勉強をして合格をもらった人なのかたまたま悪い人が拾ってその人になりすましているのかわからないでしょ。」などと説明していく。そのたびに「ふむふむ。」とうなずく息子。免許更新手続きを横で見ているうちに「車を運転するって大変なことなんだね。」と理解してくれた。

事務手続きを終えたら講習会場へ。映像を見ながら交通事故の恐ろしさや安全運転の大切さを学ぶ。大人でも胸にくる内容だけにナツオにとってはとても衝撃的だったよう。主な内容は運転時の注意ポイントとして、運転席からの死角の話やシートベルトの大切さについてと絶対にしてはいけないこととして飲酒運転の恐ろしさについて、再現映像や加害者や被害者の話を基にした構成。

運転席からの死角の多さは意外だったようで映像を見てからは道路を横断する時は今まで以上にしっかりと手を挙げるようになってくれた。そしてナツオにとって衝撃的だったのが飲酒運転の恐ろしさ。映像では「これくらい大丈夫だろう」と思って飲酒運転してしまった中年男性が人身事故を起こしてしまい、被害者は死亡、男性は刑務所に服役することになりそのまま一家離散という悲しい結末を迎える。「イッカリサン」という不思議な響きがナツオの頭に深く刻み込まれ、その意味を知って更に恐ろしくなったよう。この映像を見てからは私がお酒を飲むたびに「今日は運転しないよね?」、運転をする時には「今日はお酒飲んでいないよね?」と毎回確認してくるようになった。ナツオの頭の中では飲酒運転→交通事故→一家離散が一つの式として成り立っているよう。

結局ナツオは講習中に一度もふざけることも飽きることもなく熱心に講師の話を聞き、映像に見入っていた。交通安全について深く考えるきっかけとなったようで、一緒に歩けば道路の標識について質問をしてくるようになったし、交通ルールを守らない歩行者や車を見つけるといちいち私に報告してくるようにもなった。(「そうだよね。危ないよね。」と同意してやることくらいしかできませんが。) 

 

おわりに。

講習会場には子ども連れ用の優先席が最初から設置されていたので、子連れでの参加者はもともと多いのだろう。今回はやむを得ず子連れでの参加となったが、結果として息子が交通ルールについて学ぶいいきっかけになってくれた。小学校に入学して子ども目線での交通安全講習は受けたようだが、運転手からの視点が新鮮だったのだろう。

今回のようにどこの会場でも子連れですんなりと免許更新ができるとは限らないが、やむを得ない場合であればダメ元で相談してみることをおすすめします。