はじめに。
先日の大雨の時のお話。これが小学校の世界では当たり前だったならば私の勉強不足です。ごめんなさい。ただ、どうしてもモヤッとしてしまった。誰にもどこにも悪意はないのが前提なのでイライラしてしまう私が大人げないのはわかっている。わかっているのだがどうしても???となってしまう。これはよくあることだと思って覚悟しておかなければならないのだろうか。
前日16:30 時間割変更のお知らせ。
九州を中心に西日本で猛威を振るった先日の大雨。その影響は東京にも及んでいた。実被害こそ少なかったがそれはあくまでも結果論。備えあって憂いなし。
「爆弾低気圧が通勤通学時間帯に関東通過か?」と事前にニュースで流れていたこともあり多少は気にしていた。しかしいつも通り「気をつけなきゃな」程度の心づもり。
そんな心づもりでいたら夕方に「ユーガッタメール(You've Got Mail )」と小学校からの連絡メールがスマホに届く。「また不審者でも出たか?」と思いながら開くと「児童の安全な通学の為に明日の始業開始時間を遅らせて3時間目からとします。」とのこと。
気づいたのは終業間際の17時。マジか。登校時間が遅くなったナツオ@小一の相手をする為に翌日の出勤時間を変更するかどうか悩むものの義母が対応してくれるとのことで一安心。急な時間割の変更にバタバタしたものの子ども達の安全の為ならばいたしかたない。通学中に何か事故があったらいたたまれない。時間割変更は学校側も悩んだ上での結論だったのだろう。
我が家はナツオの登校時間までは義母に対応をお願いしたが、夕方に急きょ連絡を受けても対応できない家庭は多い。特に共働き家庭にとっては。こんな時に役立つのは保育園ネットワーク。保育園仲間LINEで情報を共有し、フレックス出勤の家庭を中心に子どもの通学までの一時預かりお願いしあう。困った時はお互い様。我が家もご近所のお友だちを2人を預かることに。ナツオはお友だちと家で2時間遊べることがわかって大喜び。親の心子知らずである。
当日07:45 通常授業へ変更のお知らせ。
ナツオの登校時間が遅くなったので朝の準備時間が少し落ち着いたものの、我が家には生意気盛りのレンタ@二歳がいる。お着替えから食事までまだまだ手がかかる。そんなわけでいつも通りバタバタな朝。
心配していた天気は小雨程度で落ち着いていた。電車も問題なさそう。安心しながらいつもの時間、7時45分にレンタを抱えて保育園へ向かう。レンタを預け、保育園のお支度をしたらそのまま地獄の通勤電車に乗り、おしくらまんじゅうで一汗かきながら会社へ。自分のデスクに着きNYビジネスマンのように朝のコーヒーを優雅にいただく。仕事にとりかかる前にまずはメールチェック。
と、その時にようやく小学校からの連絡メールを受信していたことに気がついた。受信時刻は7時45分になっている。
「天候が回復しているので通常授業とします。ただし、遅れても遅刻扱いにはしませんので焦らずに登校をお願いします。」
まじか!このタイミングで通常登校の連絡か。ナツオの通う小学校は安全の為に校門が開く時間が決まっており、8時10分から8時20分の10分間だけ。それ以外は門を閉めて不審者等の侵入を防いでいる。8時20分以降の登校は遅刻扱いとなり、保護者同伴で裏口から入らなくてはならない。
つまり、7時45分のメール受信と同時に通学準備をしないと間に合わない可能性がある。我が家はメールには気がつかなかったものの、妻の出社直前の8時に保育園仲間LINEがまわってきたようで、急いで準備をして出発させたので通常登校に間に合ったとのこと。我が家で少し預かる予定だったおともだちは何も知らずに我が家に到着し、ちょうど家にあがるタイミングでバタバタと一緒に登校。お友だちは我が家で遊ぶ気満々でいたので、事態がのみ込めずに混乱していたらしい。ナツオと二人して「登校時間変更は本当に本当?ウソじゃないの?」とわめいていたらしい。
安全の為の始業時刻変更は異論なし。
朝からあまりにもドタバタした一日。子ども達の安全の為に夕方に授業時間変更の連絡がくるのはわかる。ナツオ対応の為に出勤時間を遅らせるべきか上司や妻と前日夕方に相談して慌ただしかったが、子ども達の安全が最優先なのでいたしかたない。そこに不満はない。
しかし、それが当日の朝ぎりぎりになって「やっぱり来て!」と変更になるのはつらい。私のメール設定の関係で7時45分に受信しただけで、実際はもう少し早かったのかもしれないし、「朝はもっと余裕を持つように!」という社会からのメッセージなのかもしれないが、ブルジョワジーでもない庶民は朝から優雅にシャンパンとスコーンを楽しんでいる余裕などない。子どもの身支度と自分の準備を分単位で行っている毎日。メールに気がつかない家庭も多いのではないか。それに子どもの学年と家庭環境によっては親が先に出ている鍵っ子だっているだろう。その子達はどうやって気がつくのだろう。遅刻扱いにしないとは言え、遅れてしまうことに変わりはないので遅く登校したら教室に気まずく入っていくしかない。なんで朝から理不尽につらい思いをしなくてはならないんだ。
安全確保の為の始業時間変更には1ミリの異論も反論もない。しかし、一度連絡した以上はどこの家庭も何かと調整をしたわけだからそのスケジュール通りに進めてもらいたいと思ってしまった。
おわりに。
つらつらと愚痴を書いてしまったが、学校側の視点に立てば学習指導時間を確保しなくてはいけないから苦渋の決断だったのだろう。それに子ども達だって家でゴロゴロするよりかは学校に行けた方が友だちと交流できるし、勉強もできるしで有意義な時間になる。よって不平不満を言っているのは私だけと指摘されればそれまで。学校のシステムに文句を言ってすみませんとしか言えない。本当にどうもすみません。
まだ入学して3か月。これが小学校の流儀なのだろうか。まだまだこれから台風や大雪、インフルエンザ等の流行がやってくる。そのことを考えると同様のことがいつ起こるかもわからない。日経新聞や株価をチェックするよりも先に常に天気予報をチェックしておかないと。照る照る坊主は必須です。