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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

マクセル アクアパーク品川でイルカに圧倒される。

はじめに。

三島の老人ホームに入居中の96歳の祖母が遠足で東京にやってくるということでレンタ@2歳を連れて合流してきた。むろん、レンタだけでなく長男ナツオ@小一にも声をかけたのだが「友だちと公園で遊ぶ約束しているから無理」とむなしく却下されてしまった。私ひとりで行ってもいいのだが、祖母にとってはひ孫と交流するせっかくの機会。久々のレンタと二人だけのお出かけとなった。

老人ホームの東京遠足と聞いたのでてっきり浅草界隈やスカイツリーといったザ・東京見物が目的かと思いきや行先はまさかの水族館。しかも、どちらかというとファミリーよりもカップルをターゲットにしている「マクセル アクアパーク品川」。 

www.aqua-park.jp

目的地がまさかのお洒落水族館でちょっとびっくり。冠がマクセルではなくエプソンの時代にデートした社会人になりたての初々しい淡い記憶がよみがえってきた。

 

2歳児にはちょうど良いが6歳児には物足りなさそうな規模でした。

エプソン時代以来およそ十年振りに来館したアクアパーク品川。

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祖母との待ち合わせの為に正面エントランスで待っていると、ベビーカー置き場がものすごいことになっていた。そこそこ広いベビーカー置き場が10時半の段階で満車。少し離れた特設置き場へ誘導するお姉さん。まるで行楽地の駐車場。レンタ連れだったので館内でベビーカーを借りられるか確認しようと思っていたが、みんながベビーカーを置いていく姿を見て「ベビーカーはやめた方がいいのか」と判断。そして大正解だった。

館内は思っていた以上に狭く、小さかった。サンシャイン水族館よりも更に狭く、水槽も小ぶり。水槽が小さくてもたくさんあれば人が分散されるのだが、入場者の数と比較するとどうしても水槽の数が相対的に少ない。よって、小さな水槽に集まる人、人、人。人と魚のどっちがどっちを覗いているのかわからなくなってくるほど。

それでもトンネル型の水槽はとても大きくて見ごたえがあるのだが、大きな水槽はあまりなくこれくらい。よって、記念撮影やらインスタ映えを狙って人が集まるので大きなはずの水槽も狭く感じてしまう。日曜のお昼頃という時間帯がいけなかったのだろうが、とにもかくにも人、人、人であった。

ただし、大人目線では小さな水槽でも2歳児にとってはちょうど良い大きさ。レンタは楽しそう。それぞれの水槽を覗き込んではニコニコしながら楽しそうに見ていた。

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また、館内が狭いとは言ってもそれは比較対象が他の水族館だから。これまた2歳児にとっては目の届く範囲のちょうど良い広さ。レンタが楽しそうに動き回っても全て視界の範囲。安心してレンタの思うままに行動させることができた。ナツオだったらきっと勝手にスタスタ動き回ってあっという間に一周してしまっただろう。

 

入場料は圧巻のイルカショーの為にある。

コンパクトにまとまった都会らしい水族館だと思いながら気軽な気持ちでいるとイルカショーに度胆を抜かれるのでご注意。水族館が全体的に小粒な印象だったので、イルカショーにもあまり期待していなかった。それだけにイルカショーのダイナミックさ、美しさに見事にノックアウトされてしまった。イルカショーではなく「ドルフィンパフォーマンス」の公式表示通り、これはショーではない、パフォーマンスである。

パフォーマンス会場は直径約25mの円形プール。IHIステージアラウンド東京のように360度どこからでも楽しめる。パフォーマンスが始まると水が天井から流れ出し模様をつくりだす(ウォーターカーテンというらしい)。そしてその美しい模様や照明、音楽に合わせて始まるドルフィンパフォーマンス。昭和の水族館名物のいわゆる「お姉さんとイルカの掛け合いショー」とは次元が違う。音楽に合わせてイルカが優雅に跳びまわる様子はただただ美しい。レンタは楽しそうに見ていたが、私は見入っていた。音楽とウォーターカーテンとイルカのトリプルベストマッチ。いや、今風に言えばアクアパークトリニティだろうか。さすがTOKYO。さすが品川。お洒落だ。

と思いきや、ドルフィンパフォーマンスはただのスマートなショーだけではない。前列の観客は防水対策として全員ポンチョをかぶっていた。もちろん事前にアナウンスはあるし、防水用のポンチョも販売している。しかし「都会の水族館だから濡れるというアナウンスはあっても、小雨や霧雨程度だろう。」なんて思いながら冷やかに上段から見下ろしていたらとんでもなかった。濡れるなんてもんじゃない。もうゲリラ豪雨。まるでUSJ。もう容赦ないくらいにイルカが水をかけていく。水しぶきをあげるような大ジャンプはもちろん、頭の良いイルカがヒレを巧みに使い、観客に向かってただ水を浴びせてくる。ただの放水。USJ、ディズニーに続いて品川まで。いつの間にテーマパークは治外法権になったのだろう。優雅なジャンプパフォーマンスとのギャップが激しい。もう気持ちいいくらいに前方から中ほどまではびしょ濡れ。本気で楽しむならばポンチョは必須です。それもゲリラ豪雨にも負けない本格的なやつ。

安くはない入場料はこのショーの為だったのかと思えば納得した。映画を見たと思えば滞在時間分は十分に元がとれる。水族館らしい水槽の数々を期待していくとがっかりしてしまうかもしれないが、このショーを見れば十分に満足できるはず。それくらいに圧巻のドルフィンパフォーマンスだった。ブログを書きながらも早速また見に行きたくなってきたほど。

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ギフトショップもなかなかの見ごたえ。

小ぶりな水族館の割にはギフトショップは広め。坪単価を考慮すると施設側も少しでも回収できるものは回収しておかないといけないだろう。商品は水族館の定番の魚介類のかわいらしい人形から文房具、雑貨、お菓子類と種類も豊富。ただ、広さはあるものの人の割には通路が狭く、祖母の車いす移動がぎりぎりだったので混雑時にはベビーカーだとちょっとつらいだろう。レンタはたくさんの人形やおもちゃに興味津々でとにかく楽しそうだった。そしてそんなひ孫を見守る祖母の優しい眼。やはり連れてきてよかった。「どうしてもレンタに何か買ってあげたい。」と祖母が強く主張したので、お言葉に甘えてイルカの食玩を買ってもらうことに。アマゾンやメルカリもいいけれどリアルな買い物がもつ魅力もまだまだ捨てがたい。もらう人だけでなく買う人がこんなにも笑顔。集合場所に祖母を送り届けるとおじいちゃん、おばあちゃんが大量のお土産を購入してそれぞれ自慢しあっていた。やれTシャツを3枚も買っただの、ハンカチを5枚買っただの、クッキーを2箱買っただの。それぞれが楽しそうに自慢しあっている。買い物の楽しさや力を再認識した。

 

おわりに。

期待していなかった&館内の狭さにちょっとトーンダウンしたものの、ドルフィンパフォーマンスで一気に逆転満塁ホームラン。とても楽しい思い出となった。あのイルカショーは唯一無二のパフォーマンス。水族館はおまけ程度に考えてドルフィンパフォーマンス目当てで行くのも十分にありだと思う。祖母もレンタも私もみんなニコニコの楽しい一日となった。本気で楽しむならばポンチョのご用意を!次は私もずぶずぶに濡れてしまいたい。