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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

ハロウィンが苦手です。

ハロウィンが苦手です。このテンションが苦手です。誰も見ていないのに自尊心が邪魔をして仮装などできそうにありません。

気分が明るくなるし日本経済にもプラスなのでハロウィンを否定する気は全くない。しかしいつから日本は仮装大国になってしまったのだろう。私の学生時代ハロウィンは英語の教科書の中だけの出来事だった。ハロウィンもクリスマスの七面鳥もアメリカ文化は全てニューホライズンで学んだ。もちろん日本にも仮装の文化があったことは否定しない。私も観るのは嫌いではなかった。仮装の時期は10月末ではなく正月や春先、要するにテレビ番組の改変期だった。そう我々日本人にとっては仮装とはハロウィンではなく欽ちゃんだったはず。それが大和魂だと思っていたのに。いつの間にか誰も彼もハロウィンは仮装するようになっている。恥の文化よ、いずこにである。

 

先週末、誘われて保育園仲間数家族でハロウィンパーティーを行った。いたずらなど返り討ち覚悟で参加を決めるも仮装がまったく思いつかない。ナツオ@5歳にハロウィンの仮装について聞くもおかしを食べることしか頭がまわっていない。こういう時に女の子はいいなと思う。ここぞとばかりにかわいらしい格好をさせられる。保育園ではスカート禁止なこともあり、親子ともども悲願のふりふりのスカートが着せられる。パパ友にヒアリングすると女の子はみんなプリンセスとのこと。男親なのでピンとはこないがプリンセスにも種類があるようでかぶることはあまりないみたい。いつだって女の子はお姫様だ。

問題は我が家。ハロウィンとは無縁な生活なのでまずアイデアが思いつかない。何をどうさせればいいのかがわからない。男はやっぱり仮面ライダーか。変身スーツについて値段を調べる。公式だけあってなかなかの価格。カッコいいのは認めるが年に一回のためにこんな価格は出せないし、すぐにサイズアウトしてしまいそう。困った時はダイソーに行くしかない。日本万歳。素晴らしきハロウィングッズの数々。100円オーバーのものも多数あるが全てが良心的。これならばお財布も痛くない。しかしナツオの反応はいまいち。全く乗り気ではない。「なんでカボチャの格好するの?カボチャは食べるものだよ。食べ物で遊んじゃいけないんだよ。」極めてまっとうな意見。その通りだナツオ、まっすぐ育っている。だが今はそんなこと言っている場合じゃないんだよ。ハロウィンパーティーに呼ばれたんだよ。衣装についてはとりあえず保留することに。

 

衣装決めのモヤモヤが残る中、参考になればとレンタ@8ヶ月と先週半ばに児童館のハロウィンパーティーに参加。もちろんノー仮装の父子は隅っこでひっそりと。時間帯が時間帯なので参加者は幼稚園または幼稚園前の母子ばかり。お仕事の分の時間を子どもに注いでいるのだろう。きらびやかな仮装の数々。ディズニーだったりドラえもんだったりアナ雪だったりウルトラマンだったり絵本まんまのはらぺこあおむしだったり、母子でウォーリーだったり。それはそれはきらびやかな世界。みんなで「カワイイー」と言い合っては写真を撮り合っている。私といえば背景に入らないようにじっとしているだけ。きっとシンデレラも魔法がなければ、灰かぶり姫のままだったらこんな思いをしたのだろう。なんてみすぼらしい格好なのだろうと。やっぱりハロウィンは苦手だ。それでもハロウィンは優しかった。児童館にカボチャの馬車はなかったがジャック・オー・ランタンが私と息子に大乗だよと微笑んでいた気がする。

 

気をとりなおして本気で仮装を考える。ナツオが満足し尚かつお財布にも優しいもの。そんなことを考えていたら答えはAmazonTVの中にあった。NINJA、忍者である。忍者ブームが絶賛到来中のナツオ。ハットリくん好き、忍たま乱太郎好き、ビルドのニンニンコミックフォーム好き。ぼんやりとナツオに「忍者はどう?」と聞くと目を輝かせて答える。「なれるの?」と。「なれるさ!」の答えて忍者のコスプレを探す。困った時のGoogle先生。素晴らしいものが見つかった。黒いTシャツを利用しての忍者コスプレである。大人のTシャツを被らせて後ろを縛る又は留めるだけ。簡単だし費用ゼロ。私のTシャツを裏返すだけである。そして意外とクオリティは高い。ナツオは大満足。小道具は折り紙の手裏剣と新聞紙をまるめて作った刀。お財布にも環境にも優しい。


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そして迎えたハロウィンパーティーで御披露目するとすこぶる好評。特に大人に。お財布に優しいというのはみんなに優しい。まさかの忍者かぶりでもう一人忍者がいた。立派な忍者スーツだったが、数千円の忍者スーツにも負けてない気がする。

とにかくナツオが喜んでいたのが良かった。折り紙の手裏剣なので当たっても痛くない。捨てるのもいたくない。

 

ナツオばかりに恥ずかしい思いをさせるわけにはいかないと思って私も仮装を用意していた。
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仮装というよりは完全な趣味。浅井マスク、つまりウルティモドラゴンである。プロレス観戦の際にサイン欲しさに買ったマスク。妻には「ナツオのハロウィン用だよ」と大儀をつけて購入したもの。一年以上経ってようやく大義名分の機会がきた。初めてのマスクマン。初めての仮装。悪い気はしない。マスクがあれば何でもできる気がする。これが仮装の魅力なのか。

それでもマスクをかぶるのにもだいぶもじもじしてしまった。やっぱりハロウィンは苦手だ。でも嫌いにはならなそうである。来年は私用にこっそりマントを用意するつもりというのはまだ内緒である。

 

※ナツオの忍者コスプレはこちらを参照しました。超絶凄いのでおすすめです。しかも簡単!

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