2人目ってのは本当に申し訳ないくらいにイベントが投げやり気味になってしまう。
気がつけばレンタも生まれて間もなく4ヶ月。
いつの間にか100日が過ぎていた。
そう言えば生後100日のタイミングで何かしらイベントがあったよな…なんて考えていたら、やはり大切なイベントがあった。
お食い初めである。
しかし、情けないことに我々2人は忘れかけていた。
義母の指摘により思い出した次第である。
そんなわけでお宮参りに続いて義母主導でお食い初めを行った。
私はただ敷かれたレールに乗っかるだけ。
父は他界し、母は施設にいる私にとって、頼れるのは妻一家のみである。
私のスタンスは「実績があればいいんじゃない?」というきわめて後ろ向きなもの。
しかし、やるからにはしっかりとやるのが先方のスタンス。
ナツオの時の写真を探しだし、後々不公平とならないように同じメニューを再現していく。
なので、初孫の時と同様にご馳走が並んでいく。
・鯛のお頭つき
・煮物
・赤飯
・梅干し
そして忘れちゃいけない、歯がため用の石(お寺の副住職に許可を頂いて持ち帰る)。
ここはアウェー。
同居している身。
ただただ従うのみ。
私の役目は記録係。
あくまでも影である。
箸に食べ物をつけてレンタの口にちょんちょん、ちょんちょんとつけていくお食い初めの儀式をひたすら撮影。
義父、義母の楽しそうな様子を眺めながらひたすら撮影。
主役はレンタである。
私ではない。
何とも言えない寂しさを胸に抱きながら、家族の様子を記録に納めていく。
祝いの席なので、というかそういう名目で一杯やりたいところだが、出てないからと言って、自分のお酒を持ってこれる雰囲気でもない。
今日はレンタが主役であり、私は影にすぎない。
しかし、こうして色々とやっていただけるのはやはりありがたい。
ずぼらな夫婦なので2人目はどうしてもおざなりになってしまう。
義母がいなかったらきっと形だけのお食い初めとして、道ばたで砂利を拾い、ししゃもか鮭でやっていたに違いない。
実に恵まれている。
レンタがちやほやされすぎていたのでナツオはちょっと不満気ではあったが、当時の話をすると嬉しそうになり、機嫌を戻してくれた。
ナツオが3ヶ月の時はまだ別居&私も育休中だったのでがっつりと育児をし、予防接種という名のパズルゲームに頭を悩ましていたが、それも今は昔。
気がつけば百日を迎え、予防接種パズルもだんだんとクリアしている。
2人目イベント、次は何が待っているんだっけ。
ハーフバースデー?
やるのだろうか。
レール敷設工事が始まったらただ乗っかるだけである。