いよいよ第2子誕生まで1ヶ月ちょっと。
2人目は予定日よりもちょっと早いという俗説を信じるともうすぐとなる。
せっかくの機会ということで妻の検診のタイミングでナツオを連れて行くことに。
ナツオを保育園に迎えに行き、指定された時間にクリニックに集合。
人生で初めて入る産婦人科。
入った瞬間に場違いだと感じてしまう。
案内されて診察室に入るとマンガやドラマの世界が目の前に。
仰向けになっている妻の横にはモニターが。
その中に動く生命体が。
マイクを通して心音や羊水?の音も聞こえてくる。
しかし、
「神秘的!」
というよりかは、
「ドラマで見たことある!」
というのが率直な感想。
最新型のエコーのおかげで映像を3D化して立体にしてくれたり、画面をちょこちょこ操作して胎児の大きさを教えてくれる。
メカニカルな仕様に興奮。
「すごいっすね。すごいっすね。今はこんなんなんですね!」
なんて馬鹿みたいな興奮を先生に伝えている。
ふとナツオを振り返ると不思議そうに画面に見入っている。
そして、色々と先生に質問している。
「顔はどこ?手は?この音は何?」
子どもの質問にきちんと優しく答えてくれる先生。
ありがたい。
ひとしきり赤ちゃんを確認した上でようやく実感がわいたのか、色々と話しかけるナツオ。
「おーい、おーい!ナツオだよ。お兄ちゃんだよ。
元気ですか?苦しくないですか?」
そして、反応というよりかはただ動いているだけなのだろうが、ちょっと動くたびに、
「ほら、動いた!僕にお返事しているんだよ。
やった、やった!」
なんて言っては喜んでいる。
実にほほえましい。
ほんの数分前に、「すごいっすね!やばいっすね!」なんて言っていた自分が恥ずかしくなってくる。
やばいのはあんたの頭の中だよ。
ほほえましいやりとりをしていたナツオだが、しょせんは4歳児。
てぃんちてぃんを見ればただのクレヨンしんちゃんとなる。
先生が、「ほら男だよ。弟だね。」なんて言った瞬間に大爆笑。
「てぃんてぃんだ!てぃんてぃんだよ!ほら見て見て!
すごいね~。あかちゃんなのに同じだね。
てぃんてぃんとてぃんてぃんで一緒に遊べるね!」
なんて誤解を招くようなことを言って興奮しだす。
私も妻もただ苦笑いするのみ。
なんだよ、一緒に遊ぶって。
ひとしきり観察し、健康な様子であることを確認。
私とナツオは先に退室しようとしたのだが、
ナツオがまさかのてぃんてぃんアンコール。
「先生最後にもう一度てぃんてぃん見せて。
本当に男か確認したいから。」
なんて偉そうなことを言っている。
そして満足するほど眺めてようやく終了。
私とナツオは先に帰ることに。
ほほえましかったナツオはどこへやら。
帰宅中の話題は終始てぃんてぃんとなる。
とりあえずは対面大成功であったが、これでは先が思いやられてしまうな。