Call me Iqo.Pls!

月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

余命近々の父にとっての家族。

病院から電話。

「家族に会いたい。

 会いに行く!」

と言ってベッドから出ようとしているとのこと。

いよいよか!

と思ったもののそうではないらしい。

これからだと面会時間内には間に合いそうもないので、

明日行くことにする。

しかし、父から「家族に会いたい」という言葉が出てきたことに考えさせられてしまう。

私が10歳の時には既に別居していた父。

ということは、父は今の私の年齢の時には子ども2人を置いて別のところへ。

3歳児と小学生では可愛さが違うとは思うが、

それでも子どもを置いていくとは。

今にいたるまで離婚はしておらず、

別居中も月に数回はみんなで食事したし、

家族旅行も大学生まで毎年3回は行っていた。

なんとも不思議な家族。

寂しさを感じた記憶はないが、

授業参観での同級生の父親エピソードの時にせつなくなったのは覚えている。

「宿題見てくれたり、キャッチボールしたりはないけれど、

 毎月一回はみんなで焼肉行っているもんね。

 みんなそれぞれ違うんだよな、うん」

なんて自分に言い聞かせていたところを

鮮明に覚えている。

家にいないくせに進学に口出したり、

そのくせ学費は出してくれなかったり、

と徐々にうんざりして疎遠に。

倒れた母への接し方や

ナツオに対する愛情を見て少しは優しくなれたが、

たまに見せる傍若無人な態度にぶつかることもしばしば。

そんな父も今は病院で1ヶ月もひとりぼっち。

見舞いは私と弟だけ。

しかも、行ってもなんだかんだで口論して終了。

結局、父にとって家族ってなんだったのだろう。 

それでも家族に会いたいものなんだろうか。

最期くらいは感謝で終わらせたい。

明日は口論しないように気をつけよう。