前述の通りにスイミング教室は大人気。
アップルストア並みの大行列であっという間に定員が埋まる。
今回のスイミング教室は最初から申し込むつもりはなかったものの、
ナツオのプール熱はなかなかやみそうにない。
どうしたものかと思っていたら、
パパ友から有益な情報をいただく。
「我が家は水泳教室に行かずに私と一緒にプールで泳いでいますよ。」
なんと!
その手があったのか。
コペルニクス的転回。
プールに我々が合わせるのではない。
我々にプールが合わせるのだ。
本気の水泳選手を目指すのではなく、
あくまでも水遊びの延長で今は十分。
ならば、一緒にプールに行けばいいだけであった。
受付で確認すると、
水着、帽子着用で大人が常時一緒にいればOKとのこと。
しかも、小学生未満は無料。
無料!
家計にも優しいではないか。
さすがは公共施設!
そんなわけで、ナツオはアームヘルパーをつけて必死で泳いでいる横で
水中ウォーキングをするイクオ。
ナツオは水泳を楽しみ、イクオは運動を楽しむ。
まさに一石二鳥。
見ると周りも同様の親子が多く、親子専用レーンとなっている。
ナツオはナツオで必死でバタ足で泳いでおり、
それらしく見えてくる。
しかも、本人はいたって真剣な表情。
そして、プールをした後はよく寝てくれる。
なんでもない休日の楽しみがひとつ増えた。
これぞ正しい税金の使いみちだろう。
あのお金でいったいどれほどのプールが造れるというのだ。