男は黙って、サッポロビール。
のような寡黙で実直な男子を目指していたはずが、
いつの間にかいいわけ王子になってしまったナツオ。
何かにつけて「だってさぁ」と口をとがらせてくる。
しかし、そこは2歳児。
「だってさぁ」の論理的説得力は弱い。
「そろそろお風呂入ろうか?」
↓
「やだ、だってさぁ、お風呂入りたくないんだもん」
「ごはんもっとちょうだい。だってさぁ、ごはん食べたいんだもん」
「まだ起きない。だってさぁ、眠くなったんだもん」
「だってさぁ」+「~だもん」
という、かわいい言葉ランキングで上位間違いなしのコラボレーションに
最初はいちいち萌えていたのは事実。
しかし、最近はいちいちいらっとしてくる。
ついつい、「言い訳するな!」と思ってしまう。
そんな中でも「だってさぁ」の後に続く理由によっては思わず許してしまうのがダメ親。
「だってさぁ、鬼がいるから起きられないんだもん」
「だってさぁ、ここ海だから抱っこしてくれなきゃ駄目なんだもん」
ここまでくると、言い訳ではなくイマジネーションと認定し許すことに。
憎さ余って可愛さ百倍とはよく言ったものだ。