立派すぎるホテルで充分に休み、
翌日はいよいよこんぴらさん。
友人知人から階段の大変さにさんざんびびらされてきたので、
入り口ですでに武者震いのイクオ。
見上げる限りの石段。
ここを2歳児と一緒に上ることなどできるのだろうか?
朝からご馳走だったせいかテンション高めのナツオ。
これから始まる難行を前にして無邪気な笑顔。
そして、上り始めること3分。
早くも音をあげるナツオ。
唐突にしゃがみこむ。
早速やってくる御神輿タイム。
ナツオをワッショイワッショイ担ぎ上げていく羽目に。
ただし、こちらももう若くない。
本宮までの785段もお祭気分じゃいられない。
ところどころでなんとかナツオを歩かせる。
うまくそそのかすことで意外と歩いてくれたナツオ。
四分の一は歩いてくれた。
最後の最後、750段から先は強引に下ろして、
ナツオに上らせる。
最後くらいは自分の足で歩け。
そして上りはじめてから80分。
本宮までなんとか上りきった。
本宮からの景色を存分に味わっているとナツオが行方不明に。
あれれ?と探していると、
御本殿の柱の影にちょこんと座っている姿を発見。
疲れきってゼーゼー言っている。
「景色いいからあっち行こうよ。抱っこしてあげるよ。」
と言うと、
「ナツオくん、疲れちゃったからきゅーけいしているの。だからいいの。」
と返されてしまう。
ナツオよ、よくがんばった!
休憩を終えた御本殿周辺を散策していると
おみくじを発見。
一緒にひいてみることに。
ナツオは末吉。
意地悪なイクオがナツオをからかってみる。
「末吉をひくとお化け出てくるよ。大変だ。大吉がいいんだよ。」
すると、駄々をこね出すナツオ。
「お化けやだ!大吉でるまでやりたいの。」
駄々をこねる
↓
暴れ出す
↓
こんぴらさんで疲れている体がさらに疲れる
↓
完全放電
↓
寝出す
電池が切れたように寝てしまったナツオ。
冷たい視線を投げかける妻。
身からでたサビとはこのこと。
さすがはこんぴらさん
神様の罰も抜群の切れ味。
ナツオを抱えて785段を下りる羽目になりましたとさ。